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呼び方
その日突然やってきた。
…
……
「伊織さん。これどうしたらいいですか?」
今日は豊田さんと都と一緒だ。可愛い。
「あーマミちゃんそれはこっちに入れといて。」
……ん?なんだ何ががおかしい。違和感があるが何がおかしいか分からない。
「店長。そんな顔してないで仕事してください。」
考えていたら都に怒られた。さっきの都の発言か?
「都さっき豊田さんになんて言ったんだ?」
そこにこのモヤモヤの答えがあるはずだ。
「え、納品の場所を教えただけですけど。」
んー内容は関係ないようだな。
「言った言葉そのままで!」
「あーマミちゃんそれはこっちに入れといて。」
……。マミちゃん?これかー。
「おいマミちゃんってなんだよ。」
前までお前も豊田さんって呼んでただろ。
「いやー豊田さんにマミちゃんに呼んでくれってゆわれたんで。」
俺は言われてねーぞ。
「なんだよ。俺も下の名前で呼びてーよ。」
「そんなこと言われても……。」
「店長さん。……。」
うお、いつの間に。
「店長さんも下の名前で呼んでください。」
神が舞い降りた瞬間だ。
「わ、分かった。マミさんと呼ぶことにするよ。」
記念日として俺の魂に刻み込んでおこう。




