都伊織
「すいません。薬について聞きたいんですけど」
この質問が一番多い。日用品なども置いているが、やはり薬がメインである。
「この薬どちらが効きますか?」
この質問も多いがはっきり言って値段が高いやつが効くに決まっている。
「店長ホントにわかってるんですか?」
今日も都と一緒だ。
「わかってるにきまってるだろ。ぶっ飛ばすぞ。」
そりゃたまにはわからなくて内藤さんに電話することもあるが8割は分かる。
「すいません。処方箋お願いします」
都としゃべっている間に新しい客が来たようだ。だが、、、
「申し訳ありません。処方箋は薬剤師のいる時のみとなっております。」
よく勘違いされるのだがドラックストアにいる白い服の人はほとんど薬剤師ではない。登録販売者と言って市販薬の説明しかできない。ちなみによく電話をする内藤さんは薬剤師だ。大変頼りになる。
「あーあ 店長のせいでお客様帰っちゃったじゃないすか。」
都が絡んでくる。今のは仕方ないだろ。
「店長が薬剤師だったらなー。」
もし薬剤師だったら、こんな奴の相手をしなくていいのに。基本的に薬剤師さんのいる調剤コーナーは少し離れたところにある。
「俺が薬剤師になったら、店長よりいい給料もらって残業もしないです。」
確かに薬剤師は同じ月労働時間で給料がいい。しかしそんなことより、、、
「お前薬学部なのか?」
こんな奴が薬剤師でいいのか
「そうですよ。履歴書見てないんすか?」
自分が来る前からいる従業員の履歴書なんてみないだろ。
そうかー こいつが薬剤師候補なのか〜ヤバイな
「俺が薬剤師になったら飲みに連れてってあげますよ。
もちろん俺の奢りで」
色々いいたいことはあるが
まぁまぁ楽しみだな。




