怖い話
「店長。恐い話して下さい。」
今日も都と一緒だ。豊田さんも一緒だ。キングのことを話したら自分のことの様に喜んでいた。可愛い。
「何だいきなり。」
突然怖い話をしろといわれてもな…
「いや〜なんか聞きたくなっちゃって。」
んーなんかあったかな?。豊田さんも期待した目でこちらを見ている。よし、
「少し前の話なんだが、あるおとこがいたんだ。その男は普通に生活を送るしていたはずなのに、その男の家族の元に警察から電話がはいったんだ。」
「おたくの息子さんに死亡の疑いがある。」
「ごく……。」
誰かがつばを飲み込む。
「というのも一ヶ月の間住んでいるアパートに帰っていなかったんだ。」
「家族は当然慌てた。」
「どうなっちゃったんでしょう。」
豊田さんの顔が引きつっている。そんな顔も可愛い。
さてそろそろオチを話してやるか。
「そして家族が連絡を取ると息子は普通に電話に出たんだ。」
「男が勤めていた会社はブラック企業というやつで一ヶ月間会社で寝泊まりしていたんだ。」
「そのせいでアパートの管理人が警察に連絡したんだ。
現代的な怖い話だろ。」
どうだ、怖いだろ。実際にあった話らしいからな。
「店長。確かに怖いですけど、俺がして欲しいのは恐い話です。」
「ホントにそんな話があるんですね。気をつけます。」
豊田さん…気をつけるって言ってるけど、それはブラック企業に気をつけるってことだよね。先にアパートに連絡をして一ヶ月働くってことじゅないよね。俺心配だよ。
「じゃ次は俺がします。」
続く。




