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Dストアストーリー  作者: knight
1/452

振る



「いらっしゃいませー」

 声が響く。今日も我がドラックストアは営業している。

 ドラックストアの店長になって三ヶ月が過ぎた。

「店長、今日店開ける意味有ります?」

 話しかけてきたこいつは都伊織(みやこ いおり)、うちで働いているバイトだ。俺が店長になった少し前に採用されたらしい。

「確かに暇だが閉めるわけにはいかん。」


「じゃあ、やりたいことがあるんすけど。」

 嫌な予感がする。


「店の炭酸全部メチャクチャ振ってもいいですか?」


「なんで!?。訳わかんねーよ。」

 一体なんの意味があるんだ。


「炭酸振って、売れるじゃないですか 、家で飲もうとすると爆散するじゃないですか 」


「それで?」


「気持ちいいでしょ。」

 こいつは何を言っているんだ。都は仕事はできるのだが性格に多分な問題がある。


「それでやっていいですよね!」


「だめにきまってるだろ」


「やっちゃいますね」

 人の話を聞けよ。もっと交渉してこい。会話のキャッチボールしようぜ。

 

「振らしてくれないと辞めますよ。」

 まて、いまこいつに辞められるのはまずい


「仕方ない、俺のコーラを振ってもいいぞ。だから商品はやめてくれ」

 自分のコーラを犠牲に商品を守る。これも仕事だ。


「振ってくださいって言ってください。」

 足元見やがって新しいバイトが入ったらクビにしてやる。


「是非、このコーラを振ってください。」


「あ!お客様ですよ。いらっしゃいませー・・・

 もう飽きたんでいいです。」


 覚悟してろよ!









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