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【詩集】Shangri-La

星屑の子

作者: 野鶴善明


 名前のない星が砕けて

 はらはらと飛び散った

 星のかけらが

 さらさら降りそそぎ

 はねて

 転げて

 命になった

 ぼくらはみんな

 星屑の子なんだ


 流れる夜空は

 僕らのふるさと

 もやもやして

 闇にただよっていた

 わくわくして

 なにかを期待してた

 はやく命になりたいと

 またたいていた

 ここから見える星明りは

 生まれたいって

 はしゃいでいるのさ


 ぼくらの胸には

 清らな光がある

 だって星屑の子だもの

 輝いているのさ

 この光は

 だれにも消せない

 だれにも奪えない

 命が終わるように見えても

 また星になって

 それからしばらくして

 ここへ戻ってくるだけ


 ひとつだけ大切なこと

 胸にきらきらする

 自分の光を愛すること

 たぶん

 それをやめたとき

 ぼくらは

 美しさを忘れる

 だれとも

 肩をよせあえなくなる


 せっかく

 命になったのだから

 ぴかぴかにときめいて

 輝いていたいよね

 なんといっても

 ぼくらはみんな

 星屑の子なんだ



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― 新着の感想 ―
[良い点] 素敵な詩ですね。命がキラキラと輝いて。 背景の色、文字の色もかえられるのですね。 はじめたばかりで、使い方がまだまだわからず勉強になります。
[一言] 星屑の子。 いいですね。 胸の中に一つだけの光。 我らの集光性。
[一言] 初めまして。 内容は勿論ですが、レイアウトにも心を奪われました。
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