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“For the winter snow.”

作者: 零音

数多の別離と 数多の出会いを 

見届けた奇麗な桜の花


小さな蕾から 枯れ果てる時まで

膨大な時間を 過ごして 来たのでしょう。


多くの人の 笑い声と泣き声を

小さな花の中に 隠しているのでしょう。


救い上げた 桜の花弁を どう詠えばいいんだろう?


子供の笑い声と 蝉のざわめく声

家路を急ぐ 幼い子等に 続いてみたくもなる…


蝉にだって 10年の知られざる物語がある

幼子にだって 此れ迄の半生がある


そんな音の断片を どう詠えばいいんだろう?


また 今年も雪降る季節が訪れる…

でも、もう君の姿は見えなくて…


嗚呼、今年も雪は降ってくれるのだろうか?


嗚呼 去年の雪を何て詠えば良いんだろう?

それは 白くて 柔らかくて 冷たいだけじゃ歌えないよ…

そう まるで 真綿の様で…


二人で遊んだ《銀世界》 魔法の扉

何時迄も降り続く雪の花びら は 魔法の鍵


嗚呼 今年の雪は何て詠えば良いんだろう?

それは 痛くて 冷た過ぎて 去年の雪が幻想の様に…

そう まるで 嵐の様で…


一人流離う凍える街で 浮かぶ笑顔

忙しなく流れる人の流れに 君を捜す


嗚呼 最近流行りのカフェを見つけたよ…

少し 入ろうか 暖まろうか 君と一緒に来たかったな…

嗚呼 きっと 楽しいだろう…


一人傾ける紅茶のカップ 頬を伝う涙

冷たい涙と温かい紅茶が 口に残った


“For the winter snow.”

(追加部分 2013/11/23)


変わらないのはこの街の雪で…

微笑んだのは君の面影…


笑い合った雪も… 溶けては消える… そんな巡り合わせに…

夕焼けの空も… 散り行く桜の花も… この降り積もる雪も…


美し過ぎて—— 言葉に詰まるよ…


嗚呼、僕達は何を詠えば良いんだろ?


“For the Next songs… and …… ⇒ ‘次の歌へ…

⇒ the winter snow.” ’冬の雪へ’


I Want say See you for you… if meet again…

’もし、また会えたなら… “さよなら”とだけ言いたい’


⇒This story was not end… “Our clocks” is not moved never… ⇒

’⇒物語は終わらず、二人の時計の針は止まったまま⇒’


雪降る街で 君の幸せを”願った”…

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