新学期スタート・消費税について
今日から新学期が始まります。(9月3日)
雨です。割と今年は早く冬が来そうな気配です。すでに紅葉、始まってる木も見られるし。
先日、娘と二人で学校に必要なものを買いに行きました。
大手の文房具屋はいつもより混雑していました。みんな、学校のモノを買いに来ていました。
特に小学校は6月の終わりに、次の学年に必要な物のリストが配られて、夏休み中にそれを揃えなければなりません。
色鉛筆、クレヨンの一本づつにすべて名前を書き入れます。
私も息子、娘が小学校の時は早めに揃えていました。ノートも細かく指示されて、早めに行かないと品切れになってしまうこともあるからです。
ラインのひいてあるノートが何冊で、半分までラインが何冊、鉛筆12本、色鉛筆最低12色まで、センチメートル表示の定規(こちらではアメリカで作られている定規も売られていて、そちらはインチだけのため)、スティックのり3本・・・・・・などなど。すごく細かく書いてあるのです。
一度は、鉛筆はなるべくメイド・イン・カナダのモノを買うようにとの注釈まで書いてあって驚きました。
日本から買ってきたポケモンの鉛筆などがあったため、それを息子に持たせたら、当時、小学校のボランティアで生徒の世話をしていた日本人のお母さんから貴重なアドバイスを受けました。
「そういう日本のかわいい文房具は持ってこない方がいい。他の子供もほしいと思うはずだし、そういうことがつい、誰かにもっていかれたなどの事件につながるから」と。
なるほどと思いました。見せない、刺激をしないこともお互いのため。日本の鉛筆、ノート類は自宅のみで使うことになりました。
そして、小学生は新学期が始まっても前の学年の先生のクラスへ行きます。夏休み中は学校のオフィスも閉まっているため、編入してきた生徒のクラスを決めるため、まず一週間は新しいクラス、先生が発表されません。
息子と娘も学校が違うのに(別に引っ越したわけではありません。息子の通っていた小学校は、彼の卒業した翌年から閉鎖されました)同じことをしているから、こちらののんびりとした一種の行事なんだと思っています。
クラスがやっと決まると、リストに載っていた学校用の文房具を全部持っていきます。ものすごい重さです。息子のバックパックが壊れたこともありました。
それらを先生がクラスの奥にある棚に、生徒一人一人の文房具を保管しておくのです。先生が様子を見て、新しいノートが必要ならそれを生徒に渡す、というやり方をしています。もし、六月までに赤い色鉛筆がなくなったら、先生から買ってこいと言う指示をうけ、親はそれだけを買いに行きます。
これなら、だれだれがもっていないとか、買い忘れたとかの余計なことが改善されます。六月の終わりに、使用しなかったものなどもすべて返されます。
中学、高校になるとそこまでの細かい指定はありません。大きなバインダーとノート、数学用の計算機など。
今日は初日から、全校集会があるのみです。入学式なんかありません。
殆どの学校が9時から11時半まで。明日からは3時まで、一日授業が行われます。たとえ、キンダークラスでも半日で帰すことはありません。
そんなことをしたら、働いている親がベビーシッターの手配をしなければならないからです。
あと、消費税について。
日本でも消費税を上げるかどうかの議論をされているらしいですが、こちらは一般的な消費税(GST)5%、州の消費税7%があります。
人間が食べなければ生きていけない穀物、野菜、肉、果物などは消費税はつきません。
嗜好品(お菓子、炭酸系の飲み物)などは5%だけ付きます。雑貨類は両方、12%がつきます。
ただし、子供の衣料品、学校のもの、クスリ、自転車、ガソリンなどは5%だけになります。
私はこれを最初に知った時、カナダはなんて人道的な国なんだろうと思いました。ぜいたく品?にはタックスが付き、きちんと選んで買い物をし、暮らしていけば、それほどタックスを支払う必要がないんです。
昨年まで三年間、ちょっと投げやりな政権をとっていたトップが、その消費税を二つに分けないで、12%をとっていたこともありました。でも、今はそのトップが変わり、今年の四月からまた分けています。
日本も基本的な食品には消費税を付けない方法、できないのでしょうか。
子供の洋服も、成長するため、買い替えるのは仕方のない事です。
これはよくて、これは消費税が付くという分け方も大変なのは事実です。
文房具を買いに行ったとき、娘がペンケースに入れる小さな鉛筆削りを買いました。明らかに学校で使用するもの、それにだけ消費税12%がついていました。他のお母さんも学校で使用するはさみについていたと言ってました。その店の設定によって、つく、つかないが決まるのかもしれません。ちょっと面白かったので。




