フラワーカウントの週
私の住む街はカナダでも温暖なところで、今日からフラワーカウントという週に入りました。
フラワーカウントとは?
自分の家の庭に咲く花の一輪一輪を数えるものです。ウエブサイトには満開の花の数え方など参考にする数字も設けてあります。
カナダで一番先に春を告げるというイベントですね。東の方はまだまだ雪に覆われていたり、マイナス何十度という極冬のさなかです。
その昔、まだ寒い州に水仙の花を届けて、春はもうすぐやってくるということを告げたそうです。
うちの庭にはクロッカスの花がばらばらと咲いているくらいです。
でも、もうすぐ日本のサクラに似た花をつけるプラムのつぼみがかなりふくらんでいます。たぶん、今週末には咲き始めるかと思います。
こちらにもソメイヨシノはあります。
日系人がその昔、ビクトリアデーパレードで入賞し、その賞金で日本からソメイヨシノの苗を取り寄せたのが始まりだそうです。今は、いろいろな人たちが移植したりして増えています。
車で走っていても、目を引く花の多さ。やっぱり日本のサクラは美しいです。
今年はうちの街では雪は一度も降りませんでした。子供たちは残念がっていますが、大人たちには安堵。
ここでは一度雪が降ると、日本のように交通渋滞が起きます。雪に慣れていないからです。中には雪の深い州から来た人もいるけど、まわりが慣れていないので、危ない。
バスの運転手も同じく。重い車両だからと積っているところへどんどん入り込んでいくから、動けなくなって乗客を降ろし、別のバスに乗せることもしばしば。
ルートも勝手に変更し、降りるのにとんでもない遠回りを強いられることもありました。しかたがないのですが。
仕事場で、日本からきた男の子と話をしました。彼のお父さんは某有名便器の会社勤め。
こちらではウォシュレットなどあまり見ないから、営業のチャンスと言っていたそうです。
ウォシュレットなら売れるかもしれませんが、便座が温かくなる機能はどうかと議論をしました。
なぜならば、こちらの家は暖房がトイレにもあります。設定温度を15度にすれば、ずっと15度を保ってくれます。
家中に温風を送るシステムのものは、誰もいない部屋までもまんべんなく暖めてくれます。
各部屋に電気の暖房がついているものは、使わない部屋は設定温度を下げておけます。うちはこのタイプなので、便利で経済的。
それにこちらのトイレにはお風呂、シャワーも一緒なので、日本の家のトイレのようには冷えこんでいません。
そのように説明してみました。一応、納得してくれました。
日本に住んだことのある外国人はこのウォシュレットを購入して帰る人が多いそうです。




