カナダのバレンタインデー
カナダでは、一般的に男性が女性に花を贈ったり、好きなものをプレゼントしたりするようです。
うちでも毎年、花束とチョコレートをもらいました。
だいたいのカップルはレストランで食事をするそうです。今朝のラジオでも言っていましたが、今からレストランを予約するのは無理とのこと。
そういえば、何年か前に知り合ったカップル。男性はカナダ人、女性は日本人です。
男性は付き合い始めたばかりの彼女のために、高級レストランを予約、当日はスーツ、ネクタイ姿の正装で真っ赤なバラの花束を(たぶん20本以上)プレゼントしたそうです。
私はその大げさな演出に驚きました。
「レストランはいいけど、そんなにたくさんのバラの花束って、プロポーズするみたい」
と、言ってしまったほど。
彼は、私の言葉に意外そうに言いました。
「だって、バレンタインデーなんだよ。普通はこのくらいのことをするよ。前の彼女にもそうしたし」
彼女の方の反応は、同じ日本人として理解できました。
「ものすごい花束をもらって、シェアハウスにいるから花瓶もなく、バケツに入れてある。すっごくびっくりした」
とのこと。
このカップルは、もう日本とカナダで遠距離なため・・・・・たぶんもういい思い出として残っているだろうと思います。
この時期、大学、カレッジではバレンタインデーに、不用意な妊娠を避けるため、無料のコンドームを配っていたそうです。誰でも5個はもらえるとあって、私の友人が興味しんしんで行ってきました。
なんと、真っ赤なものだったらしいです。派手~。
こちらの小学校では、当日、クラスメイトに小さなバレンタインデーカードを贈ります。これがキンダークラス(小学校には幼稚園クラスがくっついている)から行われます。
先生からも、一人にカードを贈るならクラスメイト全員に贈ること。もし、贈りたくないのなら誰にも贈らないでとの注意を受けました。
もらえなかった子供の心は傷つくからと。しかも、バレンタインデーの2,3日前から全員の名前のリストも配られます。それを見て、カードに名前を書くからです。
うちは息子と娘。息子の場合は大変でした。書くのに飽きるから。なだめすかし、なんとか当日持っていかせました。娘は書くことが好きだから、他の先生にも書く余裕がありました。
今でも学校で、カードの交換をしています。




