7 王の憔悴と騎士の訓練
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聖炎刀 幻想級ファンタズマ 物攻+20
備考:幻想級ファンタズマ 選ばれしもの以外使うことのできない、最強格の剣。この世に現存する剣の中では最高級。
付与:聖属性効力上昇。剣技上昇。後光。聖なる一撃。
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物攻、、、43(20)
物防、、、18
魔攻、、、132
魔防、、、128
魔力総量、、、∞
適応属性、、、生産系属性
スキル、、、魔力総量無限・鑑定
聖炎刀 幻想級ファンタズマ
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「ふむ」
その紙を渡された、ペレチア王は独りごちる。
そして、読み進める内に眉間に皺を寄せ、こめかみを抑える。
そして、静かに目を瞑り……そのまま……
「ダメですよ!現実逃避は!苦労を私一人に押し付ける気ですかっ!?」
聖炎刀を片手に持ち、鑑定をしてもらった結果、王と宰相が駆けずり回る一大事に陥ったのだ。
何せ、失われた古代の遺物ロストテクノロジーである、光輝金剛石オリハルコンを生み出し、それを更に加工してしまったのだから。
「はあ、件くだんのバケモノ事件も片付いてはいないと言うのにやらかしおって……」
「彼奴も暫くは大人しくしてて欲しいですな。我が身が持ちませんぞ」
「物攻+20など国宝級アーティファクトだぞ?馬鹿どもが押収するべきだとか何とか騒ぎおるが、アレは継続して生み出されるこの国の宝にもなることができる逸材ぞ?何故に処分できよう、いや、出来まい」
「いやはや、困ったものでありますな。しかし、えてして一つ国に納める代わりに爵位の上昇で男爵にするのは?今は領地の無い名誉男爵ですが、王都に近い土地を与えれば後々にも有利になってゆきますぞ」
今後の展望を語りながらも、大量の書類の処理を行なっている。
所謂、マルチタスクと言う奴だ。
「教皇、フレスト家に加え、ブライアント家までがあのレ……、いや、ローランドに婚約を申し込んでいるそうだ。本当に彼奴は頭痛の種をよく持ってくるわい。胃がキリキリするわ」
「そうですな、奴が収まり切ることなどあるのやら」
そう言うと、両者は両腕を挙げて伸びをする。
「はあ、久しぶりに寝れない夜が到来しそうですな」
「スタートダッシュにスパートかけていこうぞ!」
そう言い、また作業に己を使って行くのだった。
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「今日から騎士の訓練です。半人前には育っているようですが、一人前と胸を張って呼べるようにしますよ!」
少し大きな背丈の男に言われた為、大きな違和感があった。
「敬語は必要ないですよ、教官。あなたは私に教える立場なのです。教鞭の場に己の位は持ってきません」
俺は断言した。
何せ、今必要な個人の武力を手に入れる為にも遠慮は要らないのだから。
「ふん、坊ちゃんと聞いていたから期待して無かったが思ったより骨があんじゃねえか?期待してるぜ?」
舐めるように全身を見て、試すような視線を送る。
何かが背中で蠢く感覚が芽生える。
これは……不快感?
「始めましょう」
「ふん!」
…
……
………いつ始まるんだ?
かれこれ1分は経ったぞ?
「それで?何から始めるんですか?」
俺から切り込むしかないな。
「ふん、これだからせっかちは!」
憤懣やるかたないと言った様子で文句を口にする?
……口が開けば文句ばかりだ。
俺を誰だと思っているんだ?
一応王女殿下の婚約者でもあり、男爵家に叙爵されるかもしれないんだぞ?
そんな奴にこんな異常な態度をとって許されるはずがないだろう?
まあ、俺は権力を振り翳す事はしたくない。
そんなプライドと実力が合っているのかも判らない奴に稽古されろって言うのかよ……
まあ、いい。
何か学ぶものもあるかもしれないしな。
「構えと型を叩き込む。体力作りはその後だ。それができてないと話にもならん」
成程、ある程度は理にかなっているこというんだな。
「天剣術というのは知っているだろう?我が騎士団ではそれを主に教えているのだ。圧倒的な技量と力押し、それこそが天剣術の真髄なのだ」
胸を張っているが、それ、常識だよ?
言ったらこの教官から教えてもらえなくなるから言わないけどね。
「わかりやすいおしえありがとうございます」
思わず棒読みなってしまった。
いやまあね?
仕方ないよあれは……うん!
「ふむ、言いたい事はあるがまずは素振りをせよ!100回!」
こうして、俺の修行は始まった。
素振り用の剣を握り締める。
結論から言おう。
教官は有能だった。
普通に有能だったのだ。
俺の立場が現状平民であることから、厳しくして王女殿下を守れるくらいの強さに仕上げようと思っていたとか何とか。
そんな彼に言いたいことがある。
おれは王女様を守った側だぞ!
だから、そこまで厳しいのは要らないんだって!
以上、俺からの愚痴でした。
天剣術はある程度上達した。
まずは、先手を取る為の抜剣だ。普通にこの技が優秀でなんだかんだ言って俺の手助けになるだろう。
ただ、使い切りの技で、戦闘中には一度しか使えない為か、訓練に割く時間はそこまで多くは無かった。
次は、速剣だ。
これは身体の魔力を剣と足に集中させる事で、地を抉るほど早く走れるようになる……が、俺は無理やりできるので気にする事はないだろう。
案外これらの剣術は優秀だった。
てゆうか、教官が普通に優秀だった。
今では最初の態度とは打って変わったような態度だ。
どれくらい変わったかっていうと、聖人君主が酒と女に溺れたレベルの大変化である。
最初からそれであれと思う俺の心は最初から無視されていたようだ。
悲しい。




