18 戦いの後に
ていうか、前回の電導王国の件で作品設定にダンジョンがあるのを忘れてて、入れに行こうとしたら既に入っていた。
俺の過去の行動に拍手を!
パチパチと火花が散る音が辺りに響く。
それもそうだ。
魔龍咆哮の威力は並大抵のものじゃない。
電導王国を滅ぼしてしまうことができるレベルだ。
しかしちゃんと討伐できたからか、脱力感が凄い。
何だろうな、この感じ。
超越者ってつえーな。
これじゃ魔王を超えてしまってるみたいじゃないか?
火力が凄い威力を放っているな。
バフ系統の能力をオールマイティ系のキャラが持つって割とゲーム性が崩壊しないか?
サブアタッカーが補助、回復、バフ系統の能力を持つのは分かるがな。
俺の場合は盛りに盛って盛りまくって、チートキャラにしすぎたせいで1ヶ月くらい人権キャラだったのに速攻ナーフが来た悲しみのキャラに近い感じがする。
盛ってる方が有利だろこれみたいなのも多そう。
下らない話は兎も角、俺は五体投地で焦げ切った草の上に居る。
息も絶え絶えで立ち上がることができる自信がない。
まあ、取り敢えずは
「寝るか……」
疲れ切った俺は取り敢えず全てをほっぽり出して惰眠を貪るのであった。
◇◆◇◆◇◆
「_____、___!___!」
何だ何だ?何かあったのか?
うーん、微妙に聞こえない。
「ロ___ド、起き_!__て!」
うるさいな。
頭に響くだろ?
あー、ストップストップこれ以上は死ぬ。
「ローランド、起きて!起きて!」
ようやく明瞭に聞こえたな。
これはフレスの声か?
瞼が重いな。
何だか手を握られてる気がする。
俺も少しは握り返そうか。
「あっ、ローランドっ!起きなさいよお!」
「なんだよなぁこれ。疲れ切った体に堪えるからこれ以上はやめてくれ」
「うわああああああん」
「ねえ、これどう言う状況?」
強いて言うなら、混沌かな。
それ以外の言葉が見当たらないのは俺だけなのだろうか?いや、無い。(二重否定)
フレスはヒステリックしてるし、フレス以外居ないし、兎も角フレスをあやさないと。
「よしよし」
「すぅ〜」
あ、寝ちゃったか……
でもどう言う状況かを知りたいな?
「ふふふ、君の心の声を聞いて現れたよ?」
「く、クランマスター!」
流石に災龍の発生を感知していたのかな?国は。
まあ、そうじゃ無いと株の価値が爆落ちだったな。
5割減のレベルじゃねーぞ。
「まず君は、名誉伯爵に弊爵した。まあ、災龍を討伐したんだ。妥当な決断だよね」
あーマジか。準伯爵ってなると領地無しでも年俸が貰えるんだよなぁ。いらんけど
後、専用バッチも貰えるしね。
子爵の専用バッチは、青輝石の宝石を胸につけてたから代用できてたみたいなものだけど、準伯爵以降は専用の何かもいるしねぇ。
「まあ、その前に俺は君がぶっ倒れてるところと災龍の死体を見つけたんだ。そこで助けた。近くに叫んでいた第二王女様もいたことだしね。全く……君はどんなことをしたんだい?本当に死屍累々って様だ。僕は濁流使いじゃ無かったらわりかし危なかったよ?いくらなんでも対岸の火事って立ち回りは僕のポリシーにも反するわけでもあるしね。」
濁流使いって二属性使いか。
普通に優秀な能力持ってるじゃん。
「ここの復興には時間がかかるだろう。フレスト領は相当ピンチになるだろう。暫く魔物が多く現れる事なるのだろう。しかし、被害は最小限に抑えられた。次の年末では弊爵される事だろう」
まあそうだろうな。
もはや一国を救った勇者扱いだ。
すごくいい扱いを受けている気がしなくもなくもなくも無い。
「ま、何だ。フレスト領に行くと英雄扱いだ。喜べ。王都より向こうの方が近いから、フレスト領で英気を養ってこい」
ふあああ……
疲れた俺の身に沁みる言葉だぜ。
出発は取り敢えず……
「フレスが起きてからかな……」
俺の膝の上ですやすやと寝息を立てている王女を見ながら俺は苦笑するのであった。
◇◆◇◆◇◆
「しっかしまあ、これは今夜の夕飯にするとして、どうやって持ち運ぶかが最大の問題ではあるんだよな」
災龍の巨体を見上げながらこめかみに手を当て頭を抱える。
「切るか」
聖炎刀を片手に災龍の鱗を剥いでいく。
“べリッベリッ”
鱗が肉から離れる音が聞こえる。
その後、災龍から肉を切り出し、取り敢えず、弱火じっくり焼く。
塩でも掛けるか。
そう思いながら馬車の方向へ行き、馬車の荷台を確認する。
準備を怠ってる。
詰めが甘いと自分でも感じてしまう。
塩と……
純度100%のリンゴジュース!
肥料は飼っている魔物のフンで作られたそうだ。ばっちい
まあ、そんなことは関係なくめちゃくちゃ美味しいんだが。
㊙︎特製の肥料ってすごいよな。
果実の質がめっちゃ上昇するらしい。
その100%ジュースだ。
一杯銀貨8枚するんだとか。
日本円換算で8000円だぜ?
送料込みとはいえバカ高いよな。
その分美味しいのが何ともいえなくなっちゃうけどね。
そう思いながら災龍の肉塊に塩を振りかける。
パシャパシャと音が鳴る。
現代にある画期的な知識もちゃんと利用されているな。
わりかし便利だ。
ジュースの濃度もバクってるしね。
そう思いながら肉に鉄串を刺す。
その焼いた肉にかぶりつく。
「うっま!」
うっそだろ!
なにこれまじ美味い。
何だろう。この感覚。
語彙力が死んでいく。
黒毛和牛みたいな味が出るな。
口の中で涎が溢れ始める。
男子からすれば垂涎ものだ。
「ジュースも美味いし最高だろ!」
そして、こっそり晩餐会(一人)は終了したのであった。
その後起きたフレスと美味しくいただきましたとさ。
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別作、影ノ宮の主の英雄譚も見ていってください
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