11 子爵になっちゃった件
「普通にあっても領地持ち男爵くらいだったんだけどなぁ?」
いや、マジで本当に分からん。
分からないが、嬉しい!
そも、冒険者の集いの青輝石級以上は皆子爵以上の爵位を持っている為、例外を作らなかったとの事だ。
俺の存在は遠くまで聞こえてこなかったらしい。
冒険者の集いの登録者が特殊個体Zを討伐したらしい、程度だ。
まあ、これもこれで重要な問題だが一番はそこじゃ無い。
フレスト家とブライアント家が婚約を迫ってきたのだ!
「フレスト領での依頼が終わった際にはこちらから指名依頼を出させていただきます。何卒、宜しくお願いしますね?」
つ、強かった。
語尾が強調され過ぎてた。
死の危険を感じて、臆病なまま無理やり説得しにきたのか!?っていうくらい酷かった。
そして、帰宅を促して、帰らせた。
強 制 帰 還
兎にも角にも内容が濃い総決算でした。
「ふふふ」
そう言いながら、上気した顔で俺を見つめてくる。
酒のせいか、雰囲気のせいかは分からないが顔は赤い。
頰が朱に染まっている。
その状態で、少し動いたら見えてしまいそうのキワキワのネグリジェを見に纏っている。
それがなんとも扇情的な雰囲気を醸し出していた。
「昨日、王と話したの。子爵に臣籍降下するのはどうなのか?って。そしたら、過去に前例があるのだから良い……って言ってくれたのね。本当に苦々しい顔だったけど。つまり貴方と私にもう立場の壁なんて存在しないのよ。実らない恋愛をほど美しいとは言うけど、本人達は熟れた恋愛というきのみを食したい気持ちでいっぱい。そして私達は性欲が盛っている年齢。間違って子供を作っても許されるのよ」
その後もつらつらと言い訳を並べて行くうちに俺の方から覆い被さっていた。
次の朝は非常に爽快な気分で目が覚めたということだけは言っておこう。
◇◆◇◆◇◆
「最高」
何をとは言わないが卒業できたのだ。
爛れた性活を送るつもりは毛頭無い。
……万に一つはあるかもな。(^v^)
「ふふふ」
フロスも起きたのか、俺の横に寄りかかりながら抱きしめてくる。
俺達は現在、一糸纏わぬ姿となっているので、さっさと服を着なければならない。
「明日からフレスト領に行くのよね?」
最終確認と言ったふうに聞いてくる。
や、何回も言っているだろう?
「行くに決まってる!」
なんせこの世界に来た目的、知ってるか?
ゲスくてゲスくてゲスい、ハーレムを作る為なんだぜ!
チョロインを大量に捕まえる必要があるわけだ!
いや、流石にゲスすぎるかな?
そんなに増やすのもなんか違う気もする。
後、最近充実してて気づいたこともある。
・邪属性、、、魔族が扱う属性。
・邪を治める者、、、聖属性以外の属性に1・5倍の威力の魔法を放てる。聖属性には攻撃無効。
この二つだ。
これは恐らく魔王と呼ばれるものが持つ力のはずでもある。
そして、この世界には何処からか試練の様に魔族が現れる。
前回はギルマスと赤輝石級の全員で何とか討伐したそうだ。
何でも邪属性魔法がえげつない威力だったそうだ。
あの時は後3発受けたら死んでいたと思うとも言っている。
ただ、ここで疑問なのが、本当にそうなのか?と言うことだ。
本人は気づいていない様だが、彼の物防は相当高水準で並みのタンクじゃ横に並び立つことすら敵わないほどだ。
なら、定数ダメージ、割合ダメージなどで物防値の参照を無視したんじゃ無いか?
2体以上で来られるとほぼ勝ち目がないと思われる。
ただ、ここで出て来るのが聖属性魔法だ。
邪教徒などは居るが、人間に魔王はいない。
魔族の血を引かなければならなくなるはずだからだ。
だから俺の選択欄にも出てこなかったのだろう。
「そう考えると異様に厄介に聞こえるんだが……サンクトシリアがいる限り人間側が負けることはないだろう」
「ん?何の事?」
「ああ、魔王の存在について考えていたんだ。レッターが勇者ならば魔族にも魔王が生まれていても何ら不思議はない」
「それはそうね。物語でも勇者と魔王は輪廻が回転する限り同時に生まれると言う事で有名よね」
ものすごくかっこいいよな、それ……
まあ、明らか厨二病が書いているんだろう。
「なら、俺達の旅の目的としては魔王を探し出す事なんじゃ無いかって思ったんだ」
「え?今まで魔族側から直接来てたんじゃ無いの?」
「いや、今回に限ってそれは無いだろう。何せこちらにサンクトシリアが居るからな。突っ込んできたら勝手に死ぬ」
「まあ、それはそうね」
となるとブライアント=クローネも仲間に引き入れた方が良いのは火を見るより明らかだろう。
なんせ魔族特攻としか思えない聖剣属性を持っているんだからな。
百芸簡単習得で天剣術を全てマスターしている様だし。
「唯一の可能性として俺たちがいない街が襲われることか……」
「そうなると可能な限り早く連絡できる連絡網は必須ね。しかし、意味の無かった私たちの旅が色付いていくわね。こっちの方が明確な目的がある分、楽しめそうな気がするわ」
「はは、ああ、そうだなぁ」
異常な程接近の仕方が強過ぎたがこれでも純粋無垢な恋愛素人なんだぜ?
や、俺もそんな体験した事ないから分からないけどな……
でも、昨日の夜までは……
って言う注釈が付く。
「そう言えば、お前の炎魔法って現状何が使えるのか?一応俺たちはパーティーを組む前提だしな。俺の魔力で撃つ攻撃よりお前が撃つ攻撃の方が単発の威力が高いから、強襲の殲滅力が上だったするしな」
「ええ、そうね。今は地獄門炎禍が限界ね」
「えっぐ……」
地獄門炎禍と言えば、Aランクモンスターを一撃で屠ると聞く。
しかも魔力撃倍化がある限り、もっと高火力になるんじゃ無いか?
「まあ、弱点としては森の中で使えないくらいかしら?」
「何を当たり前の事を」
百に一瞬でもその可能性が頭に過ぎったって事だろ?
何この子怖い。
因みに俺の現ステータスはこんな感じだ。
____________________________
聖炎刀 幻想級 物攻+20
備考:幻想級 選ばれしもの以外使うことのできない、最強格の剣。この世に現存する剣の中では最高級。
付与:聖属性効力上昇。剣技上昇。後光。聖なる一撃。
____________________________
____________________________
物攻、、、48(20)
物防、、、23
魔攻、、、168
魔防、、、149
魔力総量、、、∞
適応属性、、、生産系属性
スキル、、、魔力総量無限・鑑定
聖炎刀 幻想級
____________________________
という風に、めちゃ強い。
これで魔法を乱用できるんだろ?
馬鹿になるわ、こんなん……
「やっぱ俺のステータスバグってるよな……」
「私の見る?」
「じゃ、鑑定させてもらうぜ?」
____________________________
ペレチア=フローレンス
物攻、、、9
物防、、、11
魔攻、、、198
魔防、、、132
魔力総量、、、3300/3300
適応属性、、、炎
スキル、、、魔力撃倍化
ロッド 効果、魔法発動時間短縮
____________________________
「ふーん、めっちゃ強いやん。これなら賢者って呼ばれてても違和感ねーよ。炎熱の賢者?」
「や、辞めてよ、て、照れるじゃ無い……」
そして、その後もしばらく雑談をし、王城を出る。
暫く見ないであろう王城を目に焼き付けながら馬車に乗り込むのであった。
ブクマと⭐︎5評価何卒お願いします!
これにて一章は終わりです!
予想以上に伸びてて、本当に嬉しいです!
今後ともよろしくお願いします!
10000pvを目標に日々邁進して参ります!
これより1週間ほどお休みに入るのでよろしく!
溜めまくるぞ!




