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虚崇世界  作者: 塵埃
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表題

ピクシブの方に投稿してた作品を再投稿してます。

基本的な内容は同じですが多少省いたところもあるので詳細が気になる方はピクシブで探してください。

ページ0「標題」


透明な布越しに見える青空は歪んで…酷く、忌々しいほどにお似合いだ

これからどうなるのか、そんな事はどうでも良かった

全てコワれてしまえばいい

憎悪と呪詛が延々と続く

あの子は復讐なんて望んではいない

悪いのは全部『よわい』自分のせいだと…

そう言うだろう


だからこそ許せなかった


あの子を追い詰めたヒトが許せなかった

死にたいといったあの子を嗤ったヒトが許せなかった

なんでも決めつけて押し付けてくるヒトが許せなかった

相談しても真面目に聞かなかったヒトが許せなかった

『まだ、大丈夫』といったあの子が許せなかった

何でもかんでも自分のせいにしたあの子が許せなかった

自信を持てなかったあの子が許せなかった

好きなものを嫌いだと言ったあの子が許せなかった

心を殺して生きていたあの子が許せなかった

誰も信じられなくなったあの子が許せなかった

何も書くことが無いとぼくに笑いかけたあの子が許せなかった

ただ謝り続けて泣き続けたあの子が許せなかった

帰ってこなかったあの子が許せなかった


なにもできなかったぼくが赦せなかった


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