幸せの青い鳥は・・98
98.
" The present time-現在 9 "
~ 都眞子、結婚後 9 ~
土筆くんと結婚したって大の母親代わりを止めようなんて思ってなかった
私は、所謂寿退社することにしていたのだけれど、大が私と距離をとって
いることで、考えを改めて子供を授かるまでは、共働きをすることに
決めたのだった。
結婚してからも私は夫のことを下の名前で呼ぶことができないで
今も土筆くんって呼んでいる。
結婚して共働きをしていても、世間ではなかなか家事を手伝ってくれる
人は少ないと聞く。
まして、女子同士のシェア同居のようにまるっと半分
家のことをする男性なんてそうそういないらしい。
私は職場の人たちから、長山さんはいいお買い物をしたわね、って
言われている。
私の姓は土筆なんだけど、会社の人たちからは旧姓で
呼んでもらってる。
どちらもすごく疲れてる日は帰りの時間を合わせて食べて帰るように
している。
平日のおうちごはん朝食はものすごく簡単にすましてる。
卵かけごはんとみそ汁と野菜サラダ。
or
パンにチーズ乗せとコーヒー&紅茶と野菜サラダ。
or
野菜入りシャケ茶漬け
or ウイナーと目玉焼きと野菜サラダ
後、シラスや豆腐が付いたりするが、ふたりで台所に立つと
10分足らずでチヤチヤっと出来るものばかりだ。
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少し凝った食事は社食や帰りがけのディナーで摂取するのだから
と夜のおうちごはんもほんとうに手間のかからないメニューに
なってる。
とにかくお手軽なメニューでもちょっぴり凝ったメニューでも
とにかくふたりで台所に立つのが我が家の日課になっていて
食事作りに関してはそれほど頭を悩まされることもなく
結婚生活はかなり充実していて順風満帆だ。
お義母さんは土屋くんや華さんが手を離れてからは、趣味の陶芸や
手芸の創作活動に邁進していて、お嫁さんに意地悪する・・じゃなかった
構う暇もないほど忙しく、私と土筆くんは大切なふたりの時間をたっぷりと
満喫して過ごしている。
私の両親は大の相手というか、私が担っていた役割まで背負ったので
私の新婚家庭に構う余裕はなく、こんなに放りっぱなしで自由な新婚生活
を送っている新婚夫婦も珍しいかもだと思う。
まっ、寿退社せず相変わらず働いているから、土日をゆっくり誰にも
邪魔されず過ごすことができるって本当に有難い。




