表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
◇The blue bird of happiness is.. 幸せの青い鳥は・・  作者: 設樂理沙


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

93/111

幸せの青い鳥は・・93

93.

" The present time-現在 4 "


~ 都眞子、結婚後 4 ~



 「そんな・・コト..」


 「若林さん! 捨てたなんて、私が義兄を捨てたなんて・・そんなこと

言わないでください。


 この話は両親にも話したことありませんけど、私はもうずっと前から

義兄のことを好いていました。


 姉の存命中は憧れの人でした。

 亡くなった後はずっと片思いしてました。


 だから、そんな私が自ら好んで義兄との別れを選ぶはずありません。


 私だって辛かったんです。

 結婚しようって言ってくれているのだからと

それで良しとはできませんでした」


 「知らなかったとはいえ、すみません。

 酷い言い方をしてしまいました。

 遅ればせながら、ご結婚おめでとうございます。


 ほんとに不躾なことを言ってすみませんでした。

 では、これで失礼します」


 若林さんはそう言い残して私の側を足早に離れて行った。


 少し離れた場所(ところ)で時間潰しをしていた夫が私の側に

戻って来た。


 「だいじょうぶ? 」


 そう言って私の涙を指でそっと拭ってくれた。

 夫は私に何も尋ねてこなかった。


 すでに決めかけていた家具をもう一度ふたりで座ったり

テーブルの上下する調整を確認したりして、私たちはそのテーブルと

ソファベッドをorderし、その店を出たのだった。


 お義兄さんはずっと私たちのことを若林さんに何も話して

なかったンだ・・。

 若林さん、私とのこと知らなかったものね。


 義兄の同僚に会ったことで、私はこれまで努めて考えないようにしてきた

義兄のことをフトどうしているだろうかと思った。


 あの時、義兄は私の申し出をあっさりと受け入れた。


 私の存在意義は・・

 義兄にとって私の存在なんてそれだけのものだったのだから、私の

あの時の選択は間違ってなかったと思う・・と、そう思いたかった。


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ