幸せの青い鳥は・・79
79.
"Time travel タイムスリップ 28"
~ 都眞子のこと21~
私はそれからまた自宅へと向け車を走らせた。
「ただいま!」
「あらっ、久しぶりに義仁さんに会ったっていうのに
帰ってきちゃったの? 義仁さん寂しがってなかった? 」
「お母さん、お父さん、私・・お義兄さんとの結婚はやめる! 」
「都眞子ぉ、どうしちゃったのぉ~」
「義仁くんと喧嘩でもしたのか? 」
「そういうんじゃないわ。
好いてもいない女と結婚しなきゃならないお義兄さんが
気の毒だからよっ」
「いきなり、何言い出すかと思ったら。
義仁さんは、好きだからあなたにプロポーズしたんでしょ? 」
「お母さんは心から本当にそう思ってるの? 違うでしょ?
お母さんが一番それ、分ってるんじゃないの? 」
「・・」
「何が言いたいんだ? 都眞子」
「お父さんだって分かってる癖に! 」
「・・」
「都眞子、なんでまた急にそんなこと・・相談も無しに」
「理由はね、さっきも言ったようにお義兄さんと私とお互いの未来の
為に、よ。
お母さんたちは隠す通すつもりだったみたいだけど、私は
知ってしまったのよ。
この話には私には知らされてなかった事実があるってことをね。
私に交際を申し込んでくれたお義兄さんの気持ちの中に、純粋に
お義兄さんの気持ちだけじゃなかったってことをね。
先にお母さんとお父さんからこの話をお義兄さんに持って行ったって
ことをね。
私に黙って・・そしてその後もずっとそのことを私には言わなかった、
何でなの? って聞きたいのは私のほうなんだけどね。
きっと、私の為なんだよ、とでも言うのでしょうね。
とにかくお義兄さんにはちゃんと正式にお断りしてきたから」
これ以上話すと両親をもっと責めてしまいそうになりそうだったので
私は話を切り上げて自室に逃げ込んだ。




