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◇The blue bird of happiness is.. 幸せの青い鳥は・・  作者: 設樂理沙


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幸せの青い鳥は・・76

76.

"Time travel タイムスリップ 25"


            ~ 都眞子のこと18~


 土筆くんに告白された日の2日後、私は久しぶりに大を連れて

義兄の家へ送迎した。


 「とまちゃん、どこか体調でも悪かったの? 」


 暫らくぶりに会う義兄はそう話しかけてきた。


 「あ、そういう訳じゃないんですけどちょっといろいろ

考えることがあって・・大を寝かしつけた後でお話があります」


 「そう、判った。

 じゃあ今日は大を早く寝かしつけないとね」


 ご飯はもうすでに我が家で食べさせていたので

お義兄さんがすぐにお風呂を沸かして大を連れて入った。


 ふたりが楽しそうに入浴している間・・

ひとり取り残された部屋で私は、どんなふうに義兄に話を

持ち出そうか、考えていた。

 


 お義兄さんは私の申し出を聞いてどんな風に反応するだろうか、と

どんどん心臓の鳴る音が大きくなってきて、義兄と対峙することが

怖くなってきた。


 けじめだから、


 両親から断ってもらうという方法もあったけれど、けじめは自分で

つけないとという気持ちが(まさ)っていたので、私は会わないと

決めていた義兄の家へ来たのだった。



76-2.


 大が眠りに就いた後、私たちはテーブルを挟んで向かい合った。


 「で、改まって話って何かな? 」

 

 改まった話って何なのだろう?


 具体的な結婚の話をまだ出していないから、そのことだろうか。


 女性から言わせるなんて、俺はほんとに駄目だなぁ~。

 いつ言おうか、何時切りだそうか、って思いながらズルズルと

今に至ってしまって、ほんとに申し訳ないよなぁ~。


 「えっと・・・」


 「あぁ、その結婚のことだけど・・」


 「お義兄さん、ごめんなさい。

 結婚のお話は無かったことにしてほしいんです。

 白紙に戻していただけませんか? 」


 えっ?

 白紙?

 無かったこと?


 俺は突然のとまちゃんの申し出に狼狽たえてしまった。

 

 結婚の具体的な話をなかなか出さず、俺のあれから後の態度が

煮え切らなかったから?


 とまちゃんは怒ってる?



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