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◇The blue bird of happiness is.. 幸せの青い鳥は・・  作者: 設樂理沙


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75/111

幸せの青い鳥は・・75

75.

" Time travel タイムスリップ 66 "


            ~ 都眞子のこと17~


 土筆くんは何を言ってるんだろうと思った。

 今は私の悩みを聞いてくれる時間のはずでしょ?


参るわぁ~、あなたの悩み事は次にしてほしいわぁ~。

 

「俺、長山さんのことが好きだ。

 お義兄さんとの交際を止めるって決めてるようだから、俺と

付き合ってください」


 「えっ? 」


 「え~とですね、えっ? ではなくて、ちゃんとした返事をくださいよっ、と」


 「きゅ・・急なお話なので考えさせてください」


 「駄目です。

 今ここで決めてください。

 俺返事待つなんてできないよ。

 死んでしまうぅ~」


「「あははははは~」」


 「ふふふっ、死んでしまうって・・おかしいっ」


 「はははっ、ちょっとオーバーだな」


  「でもでもだっての状態の今の私でもいいの?

 まだ義兄にも正式にお断りしてない状況なんだけど」


 「待ってるよ、お義兄さんとのことに決着が付くまで・・さ」


 「ありがとう」


75-2.


 その日の土筆くんが私にくれた好きだの3文字は、私のハートを

どキュンと射抜いたのだった。

 だって、正に今私が欲していた、ど真ん中な言葉だったから。


 それが義兄からではなく、土筆くんからだったなんて。


 この時、この言葉をくれたのがお義兄さんなら良かったのに・・


 なんていう思いが少しでも浮かんでいたら、私は土筆くんの

申し込みを断っていたと思う。


 不思議とそんな風には思わず、土屋くんからの好意をうれしいと

感じたのだ。


 土筆くんからの告白が数日前だったなら、迷いなく断って

いただろうと思う。


 土筆くんはすごいと思う。

 好機を絶対逃さないタイプだね。


 こういう前向きでタイミングを外さない人とだったら、幸せになれそうな

気がする。


 ものすごい義兄のことで悩んでいたというのに、新しくパートナーに

なるかもしれない人が出来たせいか、随分と気持ちが楽になったような

気がする。


 どんな理由で断わればいいのか、っていう点でも悩んで

いたのだけれど、これで正当な理由もできたことだし

案外私に断られてお義兄さんもほっとするかもしれないし。



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