幸せの青い鳥は・・74
74.
" Time travel タイムスリップ 65 "
~ 都眞子のこと16~
土筆くんが聞き上手なのでいつしか私は、義兄と付き合っていた
けれど、ある事情で止めることにしたことなどを、まんま全部
赤裸々に話したりしなかったけど、掻い摘んで話し、それでその問題に
ついて憂いていることを話した。
流石土筆くんだった。
私が掻い摘んで話した内容に鋭くメスを入れてきた。
きゃあ~、止めてぇ~。
「そんなにその、ご両親からの提案が先だったことに抵抗が
あるんだ? 」
「そこ? そこ突っ込んでくるの、土筆くん」
「だって交際を申し込んできたっていうことは、結婚の意思が
あったからなはずだし。あんまり難しく考えなくていいんじゃない? 」
「私にはそこっ、そここそが重要なのよ!」
「ご両親の提案がなかったら良かったんだ。
提案なく、お義兄さんから申し込みがあれば良かったんだ? 」
私は取り敢えず、頷いた。
本当は相手からちゃんと好かれてたっていう確証が欲しかったのだ。
けど恥ずかし過ぎて、とても異性の土筆くんに話すなんてこと
できなかった。
「私、前から義兄のこと好きだったの」
「フへぇ~」 やけに白けた声音で土筆くんが呟いた。
もう土筆くんったら、私が真剣な話してるのに・・フへぇ~だって。
「だからね、結婚前提の交際を申し込まれてすごく嬉しかった」
「・・」
惚気かよ、参ったぜ!
何熱くなってんのお前?
彼女は別れるって言ってたじゃないか。
落ちついてちゃんと話を聞けよ。
「だからこそ、変に周りのプレッシャーを受けて、私とのことを
決めたのかと思うと居たたまれないの」
「お義兄さんと、そのこと、ちゃんと話合ったの? 」
「とてもそんなこと話し合いなんて・・無理っ」
「そっか! 長山さんの事情が分かったからこの際ここしばらく
俺の胸に暖めていた気持ちを話すことにするよ」




