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◇The blue bird of happiness is.. 幸せの青い鳥は・・  作者: 設樂理沙


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66/111

幸せの青い鳥は・・66

66.

" Time travel タイムスリップ 57 "


            ~ 都眞子のこと8 ~


 なんか、奇麗になる為のアドバイスというか道しるべというか

そんな話からとんでもない方向に話がぶっ飛んじゃってしまった

ものの、そのことが私と土筆くんとの距離をすごく縮めてくれた

ように思う。


 聞き上手なんだよね、土筆くんって。

 ある意味油断大敵な人物だわ。


 気が付くと何でもしゃべってしまったりして。

 気をつけないと、って何故か思ってしまった。


 そんな人に認定してしまってごめんね、土筆くん。


 -そうは思うものの、化粧やおしゃれ関連の話から、今までよりも

ずっと土筆眞と距離が近くなったことを心のどこかで

嬉しいと感じてもいる都眞子だった。-

 

 でも今まで姉に対して持っていたっていうか、自分の中でも

吐き出しちゃあいけないモノとして封印してきた心情をまさか・・

よもや・・親友でもなく、まして同性でもない単なる職場の同僚で

異性の土筆くんに、吐き出そうと意図的に話したわけではなかったけれど

気がつくと自然の流れで話していたのだ。


 話している間、不思議なほど自分はとてもリラックスしていた。

 土筆くんはセラピストに向いている人なんじゃないだろうか。

 そんなふうに、ふと思った。



66-2.


 自分以外の誰かに、姉に対して感じていた言うにいわれぬ感情を

吐露したことで、私は何だかチクリと胸に刺さっていた棘が1本

抜けてスッキリした気分にもなっていた。


 私が患者で、土筆くんがセラピストの役回りで。


 この辺りまでいろいろ考えているうちに、ふと私は今更なことに

考えがちらっと及んだ。


 土屋くんから見て、私ってどんなふうに映っているんだろう? と。


・・・



 

 眼鏡をはずしたんだって思ったら、またとまちゃんは眼鏡を

掛け始めた。


 外していた時の方が断然いい感じなんだけど、言うタイミングが

難しいな。


 ひとつ間違えると今の俺たちの関係では大変なことに

ならないとも限らない。


 結婚したら、アドバイスしてみることにしよう。


 そんな風に思っていたら、しばらくしてまた眼鏡を取ったとまちゃん。


 以前眼鏡を外した時にも、可愛いと感じたけれど今回は更に

可愛さが増した気がした。


 好きになると可愛さが増して見えるものなんだろうか。

 可愛くて愛しくてたまらない。


 自分で心の中とはいえ、こんなこと感じることが恥ずかし過ぎるな。


 何か最近益々、とまちゃんが洗練されてきているような気がする。

 俺の為のおしゃれだとしたら素直にうれしい。


 身体の相性もいいが、話してみると性格的にも相性がいいのが

分ってきて、いつの間にか結婚に対する不安は消えてなくなって

いた。


 俺の中でとまちゃんに対する気持ちがはっきりと固まったわけで

 後はいつ、再度の・・本当の意味でのプロポーズをいつにするかだな。


 具体的な結婚の時期なんかも早く決めないと・・だ。


 

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