幸せの青い鳥は・・62
62.
" Time travel タイムスリップ 53 "
~ 都眞子のこと4 ~
「どうしようっ、私、とんでもないこと思い出しちゃったわ。
どうしよう、こんなこと誰にも言えない」
「話して、長山さん。
俺を信用して話して、思い出したこと全部」
俺は今何を言っちゃってんの?
肉親でも親友でもなくて、まして恋人でもない人に・・
踏み込まなくてもいい、プライベートな部分に踏み込もうとしてる
何故なんだ?
自問自答した。
あーっ、どうしよう長山さん、俺もとんでもない自分の気持ちに
気付いてしまった。
長山さんの口から出て来た言葉・・
どうしよう、こんなこと誰にも言えない、が
もろシンクロしてるじゃないか。
参ったなぁ~。
俺はたぶん長山さんのことを好きになってしまったンだ。
そして、今のおしゃれをしてより一層奇麗になった長山さんの
ことは勿論、おしゃれを諦めてた頃の地味子さんだった頃の
長山さんのことも知らず知らず好意を持っていたんだろうって
ことも分かってしまった。
きゃぁ、いやんっ、恥ずかし過ぎる。
いや、ここは私情を捨ててだ・・ひとまず、長山さんの隠れていた
トラウマを追及しないと。
自分の気持ちを落ち着けつつ、長山さんの話を待った。
「今まで忘れてしまっていたっていうか、意識したことも
なかったのに、土筆くんの問いかけがきっかけになって
姉から言われた言葉を思い出しちゃった」
「誰にも話せないような内容だったみたいだけど、それなのに?」
イママデ ワスレテタッテ イウノ?
「たぶん、私はあまりに悲し過ぎて、姉からのその言葉を封印
してしまっていたのだと思うわ。あれは確か私が中学生に
なったばかりの頃だったと思う。こう言われたの・・」




