幸せの青い鳥は・・61
61.
" Time travel タイムスリップ 52 "
~ 都眞子のこと3 ~
「今までにもお洒落してもっと身ぎれいにっていうか、レベルup
して奇麗になろうっていうチャンスがあったはずなんだけど・・何で
今回はその気になったのかなって・・」
「う~んとね、詳しく全部は話せないけど、土筆くんの魔法かな」
「えーっ、オレ?」
「土筆くんが私に話してくれた華さんのことを聞いて、心から
本当にこんな私でも奇麗になれるのかもしれないって。土筆くんが
思わせてくれたから・・わたし」
「そこだよっ、それそれっ!」
「?」
「華も言ってたけど、君はなかなか顔立ちもきれいで肌も申し分が
無くて、くっきり二重じゃなくても・・元のままでも十分美しいのに
自分は平凡だからとお洒落をするでなく、流行の服装等からは離れた
生活をしてきてたようだけどさ。問題はね、どうして君が自分に対して
そんなに評価が低いのかってこと。俺ね、華からちらっとそんな風な
意見を聞いて、長山さんにどうしても聞きたくなったんだ」
61-2.
「私がどうしてそんな風に自分のことを思ってるかってこと? 」
「そう! 何かきっかけがあったんじゃないかってね。
思い出してみて! 確かお姉さんが奇麗な人だったって以前聞いた
ように記憶してるんだけど、お姉さんが奇麗だったことが原因? 」
「どんなに頑張っても姉のようにはなれないとかって?
あぁ、そうかもしれない。
う~んとね、実をいうと今回コンタクトにする時にね、そういう自分の
気持ちに気付いたのよね。
どうして今までコンタクトにしなかったのか? と自分に問いかけて
みたら、って感じかな。
今までは潜在的にはコンプレックスがあったけれど、考えてもしようが
ないから臭いものには蓋じゃないけど、気にしないようにしていたかも。
どうせ、そんなことしても・・到底姉のようにきれいにはなれないのに
っていうのあるんだと思う。うん、やっぱり姉の存在が原因なのかなぁ」
そうぶつぶつ言いながら長山さんは少し考え込んだようだった。




