幸せの青い鳥は・・59
59.
" Time travel タイムスリップ50 "
~ 都眞子のこと1 ~
「都眞子さん、都眞子さんはずっと今まで眼鏡のままで、お洋服も
割とシックな感じのものをメインで着てたようだけど、今回いろいろ変身
っていうか眼鏡をはずしたり、化粧方法とかお肌のお手入れのことだとか
洋服のことなんかも兄から聞いて勧められたとはいえ、私にアドバイスを
求めてきたわけなんだけれど、心境の変化に至った理由何かがあるんですか?
って聞いたの」
「お前、よくそんなこと会ったばかりの相手に聞けたねぇ・・っていうか
閃くよなぁ~そんな具体的な質問。恐れ入るよ。やっぱ俺、女子には
叶わないっつうか、付いてけないわっ」
「引っぱってやっから、付いて来いっ・・なんちゃって」(ダハハッ)
「それで長山さんは何て?」
「それが、ちょっと詰まった後で心境の変化・・かな、だって。
私が思うにぃ、この心境の変化ってぇ、たぶん恋人の存在かぁ、もしくは
誰かに恋をしているかだと思う。好きな人(男)がいるね、ありゃぁ」
「はぁーっ、よくもまぁ、心境の変化っていう説明をそこまで拡げて
考えられますことっ、恐れ入るよ、華には」
59-2.
「いやいやいやぁ~、当たらずとも遠からじだと私は思うよぉ~。
だけど不思議なのよね。普通恋してなくたって、周りの女子たちが
お化粧なんかしちゃってお洒落して奇麗になっていくのを見ていたら
自ずと自分同じように美容とかお化粧とか、服装にだって目覚めて
いくもんなのよ年頃になるとね女子は。
でも彼女はあまりそういうものに対して興味を持ってなかったって
いうことだからさ、何かその辺訳ありなのかしら、なんて
気になったりしてしまったわ。
まっ、微妙なラインの話ではあるから全くの私の考え過ぎ?なのかも
しれないけれどね」
ほんとっ、妹凄いわっ。
俺には想像もつかない話だなっ。
妹の華の思考回路の話を、奇天烈とまではいかないまでも、なんじゃ
それって感じで俺は聞いていた。
けど、突然ふっと俺は閃いてしまった。
確か彼女、すごく奇麗なお姉さんがいたっていうようなこと
言ってたような。
しかし、閃いた気になっただけ・・
彼女が以前話していた台詞を思い出しただけで・・
終わってしまった。
閃くところまで悲しいかな俺の脳は働かなかった。
だけどだ、何かその辺に何か事情がありそうだと不確かな輪郭として
何となく、頭に過った。




