幸せの青い鳥は・・49
49.
"Time travel タイムスリップ 40"
~ 職場の人6 ~
土筆くんってすごいな。
私は自分が冴えなくて異性にモテない喪女なんだと告白というか
そんな風に話を切り出したんだけど、結局それだけ。
それでどうしたいとかどうなりたいとか、力になってもらいたいだとか
は語ってなくて相談事にもなってないような、一方的な垂れ流し的な話を
しただけなのに。
土筆くんは私が発した喪女という単語を引き受けて、話を繋いでくれて
気が付けば粗方私が気にしていたことは今、解消する方向に向かってる。
すごい人だなぁ。
私は土筆くんと別れて電車に飛び乗ってからもドキドキが・・
興奮が・・止まらなかった。
だって今より数段奇麗になれるかもしれないんだもん。
整形無で。
整形手術しないで奇麗になれるっていう点がミソだよ。
今の私は本当にきれいになれるかどうかよりも、今この時
奇麗になれるかもしれないという希望が目の前にぶら下っている
幸せに酔っていたかった。
49-2.
自宅に帰るとすぐにYoutubeを開いた。
世の中には勇気のある女性がいるものだと妙にこっちのことに
感心した。
だって本当にBefore/Afterの落差が半端なくすごいんだもの。
だまってたら、この女性はAfterの顔が本来の姿として過ごせるのに
Before顔を晒してるんだもん。凄すぎるよ。
今や細いテープを瞼に貼り付けて二重瞼にするのなんて当たり前なのか?
奇麗にお化粧してると、貼り付けたテープの存在はほとんど
分からない。
私は奥二重なんだけど、眼鏡してると一重にしか見えないのよねぇ~。
これでも眼鏡外すと、小さな二重瞼って分かるんだけど。
検索してみたらアイテープって書いてある。
めんどくさいのはヤだな!
でも奇麗になるには、そんなこと言ってられないやっ。
ひとまず私はコンタクトにチャレンジしてみることにした。
これだけでも、少しは変身できそうな予感がした。
・・・
何となく、コンタクトにっていうのはあったんだけど
眼鏡を外さずにきてしまったのは、姉へのコンプレックスが大きかったの
かも。
どうせ、姉のように奇麗になれるわけでもないしって感じでね。




