幸せの青い鳥は・・30
30.
"Time travel タイムスリップ 21"
あ~、どうしよっか! 困ったわ。
もう小娘という年齢でもないのだし、知らない間柄でもなし
婚約者みたいなものだから、遅くなるようだったら泊まってこいと
じゃなかった、正確には泊まってきてもいいのよ?と母親から言われてる。
結婚前の娘に言う台詞じゃないよね?
決まってるってったって、正式に婚約しているわけでもなく
また、私自身義兄さんから愛情を向けられている自信も無いなかで
それはどうなんだろうと思うところがあるわ。
なのにこのまま帰るのもなんか野暮な気がして。
何も両親の思惑に乗っかかる必要なんて無いはずなのに
このまま・・お義兄さんとの間に何も進展しないまま帰るのが癪な
ような気もする。
あたしってバカ?
帰るのか、残るのか?
残るなら何て言って残るのさっ・・なんて、いろいろと心の中で
逡巡していたら。
「とまちゃん、今日はもう遅いから泊まっていけばいいよ」
と、義兄から言われた。そして兄はお先に、と言い風呂場へ消えた。
はぃぃ~っ? お泊り決定?
私の心の逡巡を聞き取ったようなタイミングの良さだった。
一応勝負下着で来ていて良かったと胸を撫でおろしたのだった。
しかしなぁ~、この年で未経験なのが痛い。
けど、相手は元既婚者なわけで年齢差もあることだし、未経験を
恥ずかしがらなくてもいいよね?
私はお義兄さんがお風呂に入っている間、未経験について
あれこれ思いを馳せた。
よく見聞きしてきたのが早い子で17~18才で、大体は20才前後で
経験するって話なんだけど、もしこの話か現実的に過半数を占めるとすると
私は異次元ワールドの住人なのかもしれない。
そしてこれから今夜どうなるのか分からないけれど今のいままで
その住人だったってこと!




