幸せの青い鳥は・・26
26.
"Time travel タイムスリップ 17"
「あっと……ごめん、交際もしてないのに勝手に先走ったりして。
いきなりプロポーズは無いな! コホン、え~改めて結婚を視野に入れて
お付き合いしてもらえないだろうか、とまちゃんどうだろう?」
とまちゃんが鳩が豆鉄砲を食らったような顔をして、その後
少し恥ずかしそうにご義両親の方を見、大の顔を見、そしてゆっくりと
俺の方に向かって、
「はい、喜んで。よろしくお願いします」とOKの返事をしてくれた。
「大、良かったね」 義母が言った。
こういう時、普通は焦ったりあがったりと、ものすごいプレッシャーを
受けるものなんだろうけど、俺の場合は既に義両親から打診されていたことと
大が望んでいること、自分の方から熱くなってないこと等から落ち着いたもの
だった。
大やとまちゃんの熱に比べて俺の熱量は圧倒的に低かった。
罪悪感を感じるほどに。
だけどプロポーズしたことで腹が決まった。
自分はもう選べる立場にはもうないし、ずっと侘しい独り者の
暮らししかないのなら、これがBestじゃないかと俺はそんな気持ちも
あってとまちやんとの結婚を決意した。
実のところ、とまちゃんとのことに結論を出せないでいたのだが
大の台詞が引き金になり、気がつくとプロポーズしていた。
先に義両親の打診が無ければ、大の願望を聞いたとしても
俺の台詞はまた違っていたかもしれない。
そして大の切っ掛けが無ければまだずっとうじうじ悩んでいただろう
とも思う。
決断する切っ掛けがあったということは、きっととまちゃんと
縁があったということだろう。




