幸せの青い鳥は・・25
25.
"Time travel タイムスリップ 16"
「あのね、"とまちゃん"だよ? 僕のお母さんになってる
とまちゃん。サンタさん、持ってきてくれるかなぁ~。
とまちゃんは重いから他の子のプレゼントが運べなくなるかも
しれないけど……僕っ、ずっとお願いしてるから絶対絶対
おかあさんになってるとまちゃん、欲しぃんだぁ~。ふふっ♪」
「大っ……サンタさんが持って来なくってもとまちゃんは大の
お母さんでいるよ? お母さんになるっ、約束するっ」
とまちゃんがうれしい言葉をかけたのに、大はぶー垂れた。
「僕、寝る時も起きた時もいっつでも側にいてくれるお母さんが
欲しいんだよ? お母さんになってくれるって言ったけど
いつから一緒に住めるの?」
一瞬俺もとまちゃんも義両親もフリーズした……と思う。
……少なくとも俺は。
そんな中、気まずそうな義両親の顔と、戸惑って困惑顔のとまちやんの顔が
視界に入ってきた。
俺はこの大のひと言で腹を決めた。
「大、もう少し先に本当になるよ」と、大に言った。
そして義両親に向けて『先走ったことを今から都眞子さんに言いますが
お許しください』と告げた。
それはあくまでも自発的な発言であることを敢えて強調する風を
装う為に。
「とまちゃん、少し前からこういうの考えてたっていうか、その……
大の言葉に押されるような形で申し込むようなものじゃないと思うし
2人きりの時に言うべきなんだろうけど、僕と大の家族になってほしいンだ。
返事はすぐじゃなくていいから、考えてみてくれないだろうか?」
◇ ◇ ◇ ◇
思わぬ大からの告白だけでもショッキングなのに
もっと思わぬ人からの告白に、私は恥ずかしさとうれしさとで
思わず側にいる両親を見てしまった。
両親は同意を表した嬉しそうな表情で見返してくれ、大は愛くるしい瞳で
私の返事を待っていた。




