幸せの青い鳥は・・22
22.
"Time travel タイムスリップ 13 "
「何の力にもなってやれなくて悪いな!」
「いや、話聞いて貰えるだけでも助かってる。
誰にでも相談できる内容ではないからな」
「ふっふっふ! お前が欲しくなかった答えを答えてやろう。
他に好きな相手でもいるなら別だが、俺ならすぐにプロポーズ
するなっ」
「おまっ……付き合いをぶっ飛ばしてか?」
「知らない仲じゃなし、すぐにプロポーズ、間を開けず結婚してしまうかな
俺なら。
下世話な話で済まないがほれっ、あっちの方だってそういう店に
行ってないんなら、ずっとご無沙汰だろ?
人生は短いんだから善は急げさ!
ははっ。若い肢体かぁ~、羨ましいなぁ~」
「お前、ちょっとキャラ違わなくない?」
「そうだった、俺はこんなキャラではないな。
まぁ、お前がその気になれるようはっちゃけてやった……かな?
大くんにとってもお前にとってもいい話だと思うぞ、俺は。
ま、最終決めるのは本人で本人の自己責任だがな。
結婚前提で付き合ってみろよ、息子も懐いてるんだろ?
お前も息子と一緒にお世話されりゃあいいじゃないか。
22-2.
6才の子がいるそのマイナスの条件なのに一回りも年下の初婚の
娘を勧めてくれる物分かりのいい義両親。
あれだな、どこまでその義妹の気持ちを汲んでお前に娘との
縁談を持ってきたのかは知らんが、娘の気持ちが満更でもないことを
知っているからお前に話を持ってきたんだろうしな。
俺なら……200%受けるよ、その話。
ってか……逆に俺なら焦るかもな」
「……?」
「適齢期過ぎた29才位から女って色気づいて奇麗になんだぞ?
うちの女房もそうだっし、従妹なんかもそうだったよ。
33才の同窓会で再会した女子なんかも奇麗だったよ。
果物や食品じゃないが誰かが言ってたな。
腐る手前が素晴らしくおいしいんだとよ。
今は寿命が延びて皆ビックリするくらい若いよ。
肌だってお袋なんかの時代に比べたら全然違ってるぜ。
いいクリーム使ってるからなぁ。
うちのなんて4900円もするの使ってんだぜ。
そりゃあ、皺もなかなか出てこないわな」
「若林……お前って女にぜんぜん興味ありませんって顔で職場では
過ごしてるのに、すごいすごいよ、その観察眼。参いった。
食べごろの果実をそれとは知らず、捨てるとこだった? 俺? 」
「まぁね。上手くいくといいな」
「いや……まぁ、どうするかなぁ~」




