幸せの青い鳥は・・21
21.
"Time travel タイムスリップ 12 "
俺は自分が女性経験のほぼほぼ0に等しい中学や高校生にでも
なったような気がした。
若い身体はそんなに魅力的なのか!
断然魅力があり、値打ちがあるように若林は語る。
おいっ、(冷汗:)確かお前の嫁はお前と2個しか違わなかったか?
お前ぇ~、どこで? いつ? 若い子を抱いてるんだよぉ?
どう転んでも目の前の奴は早くに結婚しているから結婚後の話
じゃないと成立しないんだよなぁ~。
嫁さんのことを惚気た後だけに、心中複雑だわ、ほんと参る。
「話をもどすけどさ、その義妹は地味なのか?
すんごいブスなのか?
救いようのない程性格に何か問題でもあるのか?」
「いや、性格のいい子だよ、それにすんごいブスでもない。
並み? かな……、ま、地味だな」
「俺にその話をしてきたっていうことは、俺ならどうするかって
……もしかして語ってほしかったりするのか?」
「さぁ~、どうだろう。人の反応……知りたかったのかもな」
「ところで、いくら子持ちでも会社の女子社員からその……少しは
口説かれたりはしないのか?」
21-2.
「いくら俺が素敵でも子持ちの男に言い寄ってくる酔狂な奴は
いないさ」
「素敵でもって……ちょっ、お前……」
「ははっ、安心しろ、タラればの話をしただけで自分のことを
素敵なんて1mmも思ってないから」
「おう、ぅぅ……それ聞いて安心したさ。
子持ちで再婚したヤツ知ってるだけに、お前の努力が足りないんじゃ
ないかと俺は思うンだがぁ。
ずっとその義妹が息子の面倒を主になってやってくれていつもお前たちの
っていうか、お前の側にいるからあれだな、お前から寂しいとか女が
欲しいとか恋がしたいとかっていう、そんなオーラが出てくるはずもなく
いやっ、それどころか息子と2人でもマイペースで軽やかに生きてる
オーラ出まくりなんじゃないのか?」
「誰にも言えないしまた言ったこともないけど、俺だって寂しいよ。
正直ひとり寝は寂しいもんがある。
俺も息子もふたりで膝小僧抱えて毎晩眠ってるようなもんだよ?」
「それそのまんまっていうわけじゃなく、比喩だよな?」
「もちろん、実際は息子を胸に寄せて頭撫でたりほっぺた撫でたり
して寝かしつけてるけどな。
だけど分かってしまうんだよ、気持ちは俺も息子も女房を想って
恋しいんだよ」




