幸せの青い鳥は・・20
20.
"Time travel タイムスリップ 11 "
「いやぁ~俺ンちの愛しの奥さんは気持ちのやさしい女なんだが
見た目はまぁ、少し可愛く見えなくもないっていうレベルだから
死に別れても俺の場合すぐに再婚相手は見つかるだろうなって、思った
ら……なんかっ。
まっ、俺自身も見てくれは威張れたもんじゃないから
お互い様なんだけどな。
だけどだからこそ俺の言葉には真実味がある。
美人でスレンダーじゃなくったって、優しくてぽっちゃりさんも
なかなか抱き心地良くってさぁ、いいもんだぞっ」
はっ、若林に惚気られるとは、なんか腹たってきた。
子供抱えてる40男のチョンガーには
堪えるぜっ。
「お前さ、天にも昇るような結婚をして……む他所で遊んだりも
してなかったようだし、あんまりたくさんの女性と
付き合ったことないだろ?」
「そうだな、学生の時に1人、妻は2人目だった」
「モテそうなのに2人とはこれまた恐れいったね。
そんなだから目の前のごちそうがご馳走に見えないんだよ!」
「……?」
20-2.
「お前、幾つよ?
俺と同い年だから41才だろ? ンでその女性29才なんだっけ?
世間を……若い女子を舐め過ぎなんだよ!
余程のブスじゃないなら、普通の41才のおっさんたちにもしそんな
縁が転がり込んできたら、モロ手を挙げて喜ぶ物件よ?」
「えっ!
そうなのか? よく分からんが……」
「流石に俺も12才も年の離れた年下の女性とは付き合った
ことがないけど、まっ、いろいろな女性と浅くたくさん
付き合った経験から言うとそんなトコかな。
美人の年増と若くてピチピチした普通の容姿の女性とじゃあ、
女性というものをよく知ってる男ならピチピチを取るだろうさ。
分からん奴は一生分からずに終わるかもしれんがな。
若い身体はもう大変よ? 鼻血ブーよ?」
今の俺はどんな風に若林に写っているだろうか。
そう思うほどに俺は若林の反応に面食らってしまうのだった。




