幸せの青い鳥は・・104
104.
" The present time-現在 15 "
~ 都眞子、離婚後 4 ~
翌日義兄に会いに行った先で私は、義兄から当時の本当の気持ちを
聞かされた。
ランチを食べてコーヒータイムになり・・。
青天の霹靂? っていうヤツね。
「とまちゃんがこっちへ戻ってくることがなければ永遠に封印
しておかなくちゃならない気持ちだったけど、土筆くんと離婚したって
聞いたらどうしても言っておかなくちゃって思って」
ここで義兄は一息つき、コーヒーに口をつけじっくりと堪能した。
しようがないので、私もコーヒーに口をつけた。
「とまちゃんに好きな人ができたって言われて、俺すぐに
身を引いてしまったこと、長い間後悔してたんだ・・実は」
「お義兄さん・・」
「そんな俺を見て、とまちゃんますます俺の本心が見えなくなってた
んじゃないかってね。
俺、とまちゃんにプロポーズした時はまるで大の尻馬に乗ったような
形だったし、ご両親公認をいいことにとまちゃんに
ちゃんと言葉で好きだって言ったことなかったし。
そういう手を抜いた付き合いをしてたんだなってことに気がついて
すごく反省した。
言葉足らずでとまちやんに不信感与えてしまってん
じゃないかってね。
手抜きをせずにちゃんと自分の気持ちを伝えていれば、例えライバルが
出現しても負けなかったかもしれなかったのにって。
だって俺には最強の大っていうおまけがついてるんだもんな。
それなのにパッと出の土筆くんに負けたんだから
もうこれは完全に自分の努力不足以外の何ものでもないなぁ~ってね。
とまちゃんが結婚してからも、ずっと後悔してたんだ。
今も俺はとまちゃんが好きだ。
離婚して間のないとまちゃんに、またプロポーズするなんて
って思うけどさ、今度こそ誰かに取られたくないんだよ。
返事は先でもいいんだ、とにかく自分の気持ちを伝えておきたくてね。
俺との結婚もう一度考えてみてくれないだろうか」




