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◇The blue bird of happiness is.. 幸せの青い鳥は・・  作者: 設樂理沙


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101/111

幸せの青い鳥は・・101

101.

 " The present time-現在 12 "


~ 都眞子、離婚後 1 ~



 輝くばかりの私たちの・・私の未来は、あっけなく(つい)えた。


 更に驚いたのは、土筆くんが離婚した後すぐに退職したこと。


 そうだよね、不倫を周りから責められ元嫁の勤める会社なんて

いられないわよね、やっぱり。


 彼のそんな用意周到な行動は私をほっとさせるやら、悲しませるやらで

本当に辛かった。


 いいよね、自分はさっさと辞めて大好きな彼女と新生活できて。


 ふっきらなきゃ、と自分を励まし励まし、私は会社にそのまま居座った。

 周りに恵まれたっていうのかな。


 皆、最初は驚ていたようだったけれど、すぐに離婚の件については

知らんぷりを決め込んでくれて、有難かった。


 大好きだった人、愛しく感じていた人、私は離婚した後も土筆くんを

嫌いにはなれなかった。


 よく考えてみれば結婚して間もない新妻がいながら、陰で不倫なんか

してた男だよ?

 もっと心の中で罵倒すればいいのにって思うけど

私には出来なかった。



101-2.


  たった10か月の生活だったけど、紛れもなくあの幸せは土筆くんが

くれたものなんだ。


 お義兄さんのことだって彼がいたから乗り越えられたんだもん。


 あの時の苦しみを取り除いてくれるっていうのがきっと土筆くんの

お役目だったのかもしれない、そんなふうに私はネガティブな考えから

離れ、ポジティブな考え方ができるようになっていった。


 私に女性としての、そして人間としての喜びをたくさんくれた人。


 そんな土筆くんを魅了した女性はきっと私など比べものにならないくらい

素敵な人なのだろうと思う。


  ふっきらなきゃってそう思うけれど、人間なかなかそんな神業が

できるはずもなく。


 ふっきるにはかなりの時間を要さなければならないことは

自分が一番分かってる。


 無理しないで、毎日を丁寧に過ごしていけばいつの日か笑える日が

来る、そう自分に言い聞かせて、仕事に邁進した。


そして更には、気分転換に私はホットヨガにも通うことにしたのだった。



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