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スライムだって胸パッドにはなるし  作者: 垂直わーるど
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紙魔法

「もひとつ悪いことを教えてやろうか? あのチビにはきっと乙女狩り事務局から招待状が届いたと思うんだけど、それにはきっとたぶん間違いなく魔法がかかってて、当事者の入れ替えはできないと思う」

 そういう書類仕事っていうか、紙魔法が得意なやつを数人知っている。

 その中の誰かがきっと関係していることは容易に想像がつくし、その中でも特に所業の悪いヤツの仕事に当たった日には命の保証もできない。

 潔癖症的に下手な小細工は許さないというか、不正を許せないというか、融通が利かないっていうか……決められた規則に反する行動を取ることを徹底的に許せないっていうヤツもいるのだ。オレの気の合わない知り合いの一人だったけど。

 なんとなく雰囲気――ヤツの魔法がからんでいるような気もする。

 ほんのり自由度(乙女狩りの通知から召集まで”逃げるための策を練る”時間の余裕)を与えつつ、いざ相手が(あくまでヤツの中の正義に対しての)不正を行った場合には徹底的に痛めつける。そんな罠のにおいがする。

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