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学校生活にこんな魔法はいかがですか?  作者: 炎尾
生活魔法で知り合おう。
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自己紹介③

設定説明回です。ギャグが入らないね・・・

「それで?二階堂さんはいったい何を聞きたいんだ?今なら俺の身長、体重、好きなものに嫌いなもの、スリーサイズまで教えちゃうぜ!」


「ただキモイだけだからやめとけ。そんな濃いキャラ二階堂さんが困るだろ?」


「ええと。ちょっと反応に困るかな?」


なかなかに辛辣なツッコミである。


「ですよねー。まぁ冗談は置いといて聞きたいことはさっきの魔法についてか?」


「うん。さっきの魔法のこと。どうやったらあんな魔法使えるのか知りたくて。」


「二階堂さんは真面目だなぁ。いいよ。教えたげる。あのドラムロールは録音の魔法陣で・・・」


「ううん。聞きたいのはそっちじゃなくて顔を変えた方の魔法の方だよ。」


「あれ?そっちだったの?」


「ドラムロールなんて録音、再生の生活魔法使えば誰でもできるだろ。」


「それもそうだな。さっきの魔法は・・・うん。昨日作った魔法だよ。」


少し言いづらそうにする正治。それを聞いて目を見開く二階堂。


「えっ?いや。作ったって確かにあんな魔法聞いたことないけど魔法なんて簡単に作れるものじゃないでしょ。ホントはどっかで売ってた魔法陣を使ってるんじゃないの?」


「昨日聞き逃したが俺もそれは思った。あんな魔法は簡単に作れるとは思えん。どっかに魔法陣持ってるんだろ?」


昨日の入学式での話の時には軽く流されたが工藤はこのタイミングで昨日の話の追求をする。


「そんなの必要ないよ。理論と魔力コントロールさえあればある程度は簡単に作れるようになるから。」


「「魔力コントロール?」」


聞きなれない言葉に首を傾ける二人。まぁそうだよな・・・と微妙な顔をする正治。


「んーどこまで説明してもいいもんかな?二人とも魔法の発動ってどうやってやるかは知ってる?」


「紙とかに書いてある魔法陣を使用するのと、何も使わずに魔法名だけを唱える、または念じることで発動する二つだよね。」


「それらを使うためには魔力が必要なんだよな。」


「うんうん。二人共の回答は間違いではないね。」


この回答に対して歯に物が詰まったような言い方をする正治。さらに工藤は問いかける。


「間違いじゃない?どういうことだ?」


「魔力を使うだけじゃなくて魔力をコントロールして発動してるんだよ魔法って。」


「えっ魔力ってコントロール出来るの?」


聞いたことのない話を始める正治に二階堂は驚きを隠せず質問する。


「二人は魔法を使う際にさっきのどっちを使って魔法を発動させるんだ?」


「私は大体は魔法陣を使うかな。何もなしじゃうまく発動できなくて。」


「俺も似たようなものだな。」


そう答える二人。正治は魔法のことが話せるのが嬉しいのか少し得意げになりながら話を進める。


「魔法陣で使えるなら大抵は問題ないけどあれって簡単に魔法を使えるように補助してくれる役割を持ったものなんだよね。いわゆる自転車についてる補助輪みたいな。ほら自転車でも補助輪がなくても走れるだろ?それが魔法陣のない魔法なんだ。」


たとえ話でうまいこと話しをまとめる正治。そう魔法陣はあくまで補助の枠割でしかないのだ。しかしそのことは実は一般的には知られてはいない。


「なるほど。私の魔法が上手く発動しない理由は補助輪の役目を持たないと発動できないくらい魔力コントロールが下手なのかぁ。」


「てかどうやったら魔力コントロールなんて上手くなるんだ?」


「使いたい魔法を魔法陣なしで使えるようにするだけなら魔法陣を使って同じ魔法を何度も発動すれば出来るようになるよ。補助輪を外すためには補助輪つけて基本を練習するのが一番だ。」


「ふーん。そうすれば魔法陣なしでも魔法発動できるんだね。私魔法だけが苦手だったの。これはいい話聞けたかな。」


「それは何より。ただなぁ正直学校で教える生活魔法ってさっき二人が言ったことと使いどころの便利な魔法のことしか教えてくれないんだよな。」


ぽつりとつぶやいた正治の言葉に工藤が反応する。


「ん?なんで学校で教えるのが便利な魔法なだけなんだ?」


「それは姉さんから聞いたんだ。学校でこのコントロールを習うことはないって。知らない先生がいたくらいらしいし。」


「そうなんだ。ってなんで正治君が先生も知らないようなこと知ってるの?」


工藤もそれもそうだなと二階堂の質問に頷きながら正治に答えを促す。


「それは企業秘密。もう少し仲良くなったら教えてあげなくもなくもない。」


「いや。どっちだよ。」


「うーん。それならいいよ。それで最初に戻るんだけどあの顔を変える魔法はどうやって作ったの?」


この発言に正治は苦虫を嚙みつぶしたような顔をする。


「あの魔法ね。名前を付けるならインスタントチェンジって感じなんだけどこれも秘密にしていいか?」


「作ったとか頭おかしいこと言っといてそこは秘密にすんだな。」


「こっちにも事情があんだよ。魔法は簡単に作れるんだがそれを知ると悪用する奴が出てくるから基本的には教えないんだ。少なくとも二人には内緒にしておいて欲しいんだが。」


あまり一般的ではないことを話しているため正治は二人に口止めをお願いする。


「私は別にいいけど。」


「俺も別にいいが、魔法が簡単に作れるとかまた頭おかしいこと平然と言ってんな。」


「そこに突っ込むな。さて俺の講義はこれくらいにしとこう。それで俺も二階堂さんに質問あるんだけどいいかい?」


「うん。大概のことならなんでも聞いてよ。」


「オーケー。それなら遠慮なく!二階堂さんの名前は?」


「二階堂光だよ。というより正治君は自己紹介の時なにも聞いてなかったんだね?」


その疑問に正治は自信満々に答え始める。


「大丈夫だ。自己紹介を聞いてなかったのは俺だけではない。隣にいる工藤もだ!」


「ふっ。何言ってるんだ?俺は覚えていたに決まってるだろう。お前のようなポンコツな頭と一緒にするな。」


「ほう。それだけ自信があるならばこのクラスにいる俺と二階堂さん以外の苗字と名前が言えるやついるんだな?


「当たり前だこのポンコツ。耳の穴かっぽじいてよく聞いとけよ。佐藤花子だ。絶対いただろ!」


工藤が言った人名は居そうな苗字と適当な名前を並べただけの酷いものであった。


「いや?私の記憶が正しければそんな人いなかったよ?」


「なん・・・だと・・・!?」


「二人ともほんとに自己紹介の時何してたの・・・?」


「「そんなのこいつを嵌めることを考えていたに決まっているだろ?」」


二人は指を指し、ハモりながら答える。

そしてすぐに「そんなこと考えていやがったのか」とまた喧嘩を始める。


「とにかく二人とも似た者同士なんだね。」


「おいおい、勘弁してくれよこいつと一緒なんてだってこいつはシスコン野郎なんだぜ?」


「なんだとてめぇ!てかその件まだ聞いてねぇぞ。俺のロボットに何しやがった!」


この喧嘩を見ながら二階堂光はため息を一つつく。


「二人とも?そろそろ体育館に行かないと部活動紹介間に合わなくなるよ?」


「先に行っててくれ。俺はこの変態に落とし前をつけなくてはならん。」


「上等だシスコンいくらでもその喧嘩買ってやるよ!」


「これはダメそうだね。私は先に行ってるよ。」


そういって教室を出る二階堂。廊下を歩きながら光はあの二人の事を考えながらこれからの学生生活に思いをはせる。


「あの二人といると退屈しなさそうで面白そう!」


一人笑いながら体育館への道を歩くのだった。


「それにしてもあの口喧嘩の変態ってなにがあったんだろ?」



生活魔法インスタントチェンジ

正治が作り出した顔を変える魔法。顔の設定を細かく設定すればするほど時間も短くなり消費する魔力も多くなる。入学式に出た時は顔の指定が少し女性よりに変ええるだけだったためそれなりの時間変身していることが出来た。


便利なためちょくちょく話のお世話になる魔法です(笑)


次回からまた馬鹿な感じに戻ります。

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