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学校生活にこんな魔法はいかがですか?  作者: 炎尾
生活魔法で知り合おう。
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ボランティアの出し物の準備をしよう。②

出し物が決まった次の日。現在の進捗を確認するため一同は部室に集まっていた。


「さてみんな集まったようだね。」


そういって桜は全員いることを確認する。


「いやー正直お前たちのアイディアはびっくりしたぜ。なかなか面白いことを考えるんだな。これなら子供たちも喜ぶかもしれんわ。」


そういって佐藤先生がアイディアを褒める。


「ありがとうございます。でもそうでもないですよ。工藤の妹の茜ちゃんの意見を参考に考案されたものですから。」


「まぁなんにせよ工藤の家に行ったのは正解だったわけだな。何も問題は起きなかったようだしな。」


「「・・・・・・」」


その言葉に少し顔を曇らせえる女性陣。


「えっ何か起こしたのか?おいおいシスコンと変態もほどほどにしとけよ?」


「「俺たちは何もしてません!」」


声を揃えて否定する二人。何があったのかを説明した。


「へーなるほど。ブラコンの妹に命を狙われたねぇ。お前は家まで普通じゃないのか・・・」


「なんか俺はナチュラルに普通じゃないと言われてる気がするんですがどういうことでしょう先生?」


「えっ?何言ってんだ?お前が普通なわけないだろ?」


「そうだね。うちの正治といい勝負で普通ではないわね。」


「私も正治君と同様に普通じゃないと思うよ。」


「いやいや。なんで俺もそこで引き合いに出されてんの?俺以上に普通な人間なんていないだろう?」


「「「それはない。」」」


全員の言葉がハモる。


「何故だ!なぁ工藤!俺たちの何処が変だというんだ!」


「さっぱりわからん!なら普通っていったいなんなんだ!」


その言葉に光が答える。


「工藤君。正治君。普通の人は・・・そんなこと聞かないんだよ。」


「「・・・・・・」」


一般人代表である光に諭すような顔で言われ二人は反論ができず押し黙ってしまった。


「さてそんな変な二人はいいとして現在の進捗の確認をしようか。まぁ一日しか経ってないからあんまり進んでないだろうけどね。最初は正治から!」


そういって正治に進捗を話すよう桜は促した。


「うぃーっす。とりあえず魔法自体は完成した。ブラックアウトって魔法である程度の範囲をを暗くできる。」


「えっ!正治君もう完成したの!?早くない?昨日の今日だよ?」


あまりの制作の速さに光が驚く。


「いやぁ。昨日夜に部屋の電気消したら、ああこの感じかってイメージ固まってな。ちょっと夜更かししたらできたわ。それに副産物の魔法も出来た。」


「ええー。しかもほかにも魔法作ったの・・・?」


「光ちゃん。ダメだよ。こいつに一般的な常識を求めちゃ。正治は常識なんて皆無だから。」


「失敬な!とりあえずできた魔法使ってみるから出来を確かめてみてくれ。」


そういって魔法を正治は発動させる。すると部屋の中が暗くなる。


「人工的な光はちゃんと通るようにしたからたぶん大丈夫だぞ。」


そういってスマートフォンの明かりをつけた。


「うん。ちゃんと要望通りで大丈夫そうだね。あとは部屋の大きさによって範囲も変えれる?」


「それはもちろん。範囲は学校の体育館くらいなら大丈夫だ。」


「オーケー。魔法の準備は大丈夫そうだね。もしかしたら準備を進める途中にまた魔法が必要になるかもしれないからその時はよろしくね。」


「オーケーだ姉さん。」


そういって正治は魔法を解除する。


「よし!魔法の準備はひとまず大丈夫だね。そしたら次は工藤君。進捗はどう?」


「はい桜先輩。とりあえず俺も試作品は出来ました。」


「ええー。昨日の今日で工藤君ももう終わってるの?」


正治以外にもあっさり作業を終わらしている工藤にさすがに驚きを禁じ得なかった桜。


「とりあえず試作品がこれだ。材料は家にあったからサクッと作れた。電源を入れるととりあえず赤色の光が出る。んで下についてるボタンを押すと別の色に変わるようにしてみた。色は七色。虹とおんなじ色だ。試してみてくれ。」


そういって工藤は試作品を机に置いた。


「正治。さっきの魔法もう一回お願い。」


「はいよ。姉さん。」


桜に言われ正治は魔法を発動させる。そして桜はレーザーポインタを試す。ボタンを押すごとに色が切り替わり好きな色を使えるという先ほど工藤が言っていたことを試す。


「あはは。こりゃ文句のつけようがないね。いい仕事するわ工藤君。」


「色も鮮やかでキレイですね。」


「そりゃどうも。まぁこれでいいならこのレーザーポインタで行きましょう。」


「うんそうだね。これを本番に使わせてもらうよ。ああ。正治、魔法は解除してもいいよ。」


「はいよ姉さん。」


そういって正治は二度目のブラックアウトを解除した。


「ふぅ。まさか昨日役割を振って今日にはもう二人とも終わってるとは思わなかった。」


「それなんですがさっき茜から連絡があって教材を借りることに成功したみたいですよ。」


「ええ!茜ちゃんも!早くない!?」


驚く光。実際やることを決めて役割を振ったのは昨日なのに半分以上がその役割を終えているのだ。あまりの高スペックさに驚きを隠せなかった。


「まぁ茜なので。なんか地域の人とのコミュニティがあるみたいで。正直なにか秘密が茜にバレれば近くの住人全員が知ってる可能性がありますよ。」


「何ソレ怖い。」


茜の予想以上の手際の良さに戦慄する光。


「とりあえず俺は今日から作成に入ります。材料等も家にあるので心配はいりません。」


そう工藤は言う。


「材料はあるって言ってもそこまでお願いするのもねぇ。」


「とはいってもこの部活部費がないんでしょう?ならしょうがないですよ。実際俺にとって趣味の領域でもありますし家に置く分にもなかなか良いものが出来そうなんで大丈夫です。」


「そっそう。じゃあお願いするよ。」


「はい桜先輩。お任せください。ただ一つ気になることがあるんですが。」


「ん?何か気になることがあるの?」


「ええ。作るうえでどの程度の大きさで作ればいいかが分からないんです。いかんせん孤児院の大きさを知らないもので。」


工藤は設計するうえで確実に重要となる点の質問をする。


「ああ。それなら大丈夫だよ。孤児院にもいくつか部屋があってね、工藤君の家の地下と同じくらいの大きさの部屋もあるから自分の家の地下に合わせて作れば大丈夫。」


「そうですか。ならその大きさで作りますね。」


そういって工藤は安心した様子を見せた。


「そしたら残る作業があるのは私と光ちゃんだね。」


「そうですね桜先輩。科学館の定休日は木曜日みたいなのでこれから行きますよね?」


「そうだね。そしたらこれから行こうか。」


「はい!」


「そしたら今日は解散だね!工藤君と正治はこれからどうする?」


二人に桜はこれからどうするのかをを聞く。


「俺はこれから家に帰って先ほど言ってた教材を使って準備をします。たぶん科学館の定休日である木曜には作成できそうなのでその時に家に来て比較してみてください。」


「わかったわ。そしたらそっちの準備の方はよろしくお願いするね。」


「はい桜先輩。」


「それで正治はどうする?」


「俺はすることないし二人についてくよ。すぐ魔法が必要になればいた方がいいだろ?」


「そうだね。正治君がいたら必要になりそうであればすぐに頼りに出来るから有難いよ。」


そういいながら全員が帰る準備を始める。


「よし。俺がいなくても大丈夫そうで安心した。あとは頑張れよ。」


そこで全員がキョトンとして今発言した人物の方を向く。


「あれ?先生いたんですか?」


「すっかり忘れてた。」


「しゃべらないからいないものだと・・・」


「驚きすぎて完全に忘れてました!」


「おまえらひどくない!?一応顧問の先生だよ?ずっと話聞いてたんだよ?」


少し涙目になりながら訴える佐藤先生。


「いやぁ。正直正治君や工藤君、茜ちゃんの高スペックぶりに私も頑張らなきゃと思ってたらホントに忘れてしまって・・・。申し訳ありません。」


光がそういって謝罪する。


「いや。確かに高スペックすぎる。俺の個性が目立たない。」


「えっ先生に個性なんてありましたっけ?」


そして止めとなる発言を光がした瞬間佐藤先生は崩れ落ちた。


「光ちゃんまた止めを刺したね。」


「おーこわ。俺も工藤もああなること割とあるから怖いわ。」


「それもそうだな。」


そういいながらも正治は佐藤先生に近づく。


「先生起きてください。」


「おお正治お前は俺の味方でいてくれるのか!?」


「いえ、これからこの部活は準備で忙しいので先生は家で魔力使い切るまで魔法の練習してください。ボランティアが終わったらみんなと同じく練度を確かめるのでよろしくお願いします。」


「お前たちなんて嫌いだ!」


そういって先生は部室から出ていく。


「よし俺たちも行くとするか。」


「正治君はやっぱり鬼畜だよね。」


「それは褒め言葉だ。」


「褒めてないんだけどなぁ。」


そういって一同は部室をあとにしたのだった。



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