表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
彩色の魔女  作者: 唄海
2章 英国の闘い
39/115

ゴキゲンな従者

総合評価が100を超えていました。皆様ありがとうございます、嬉しい限りです。

「よし、じゃあ真ん中の魔法陣に立て。そこに溜まってる魔力を使ってテメェのアニマを作成する」

「こうか」


 ガルに言われるがまま、部屋の中央の魔法陣の上に立つ。


「…………? 何も変わんねーぞ?」


 もっとこう、魔力が溢れてブワーっとかなるかと勝手に思っていた。


「そんな事になったらお前、死ぬぞ」

「なにそれこわい」

「魔力の逆流が起きると、内側から破裂して死ぬのよ。まぁ、普通そんな事起こらないだろうけど」

「なんだ、よかった」

「破裂すれば良かったのに」

「…………」


 相変わらずお元気なライヴだった。なんでコイツこんなに俺に厳しいんだ?


「難しい話なんだが、簡単に言えば相乗効果だ。テメェの魔力をこの魔法陣の魔力で増やして、そいつをアニマの体に回す。だから、逆流が起こることはねーよ」

「あーなるほどね、完全に理解した」


 要は二個付きだな! 同調してくれなくて苦労しそう。


「え、それって魔法使い同士で出来るの?」

「無理」

「無理」


 二人に同時に否定された。まるで、俺がこの質問をする事を分かってるようなタイミングだ。


「そのへんの理論は詳しいヤツに聞いてくれ。俺は知らん」

「アタシも」

「あ、そっすか……」


 そんないい加減な感じで大丈夫なのだろうか。まぁ、全身麻酔もなんで効くか判明してないらしいし大丈夫か。


「よし、理論も多分わかった事だしいよいよ始めるとするか!」


 気を取り直し、魔法陣の上にしっかりと構える。


「準備OKだガル。この後の手順は?」

「最初に魔法陣を出せ」

「こうか!」


 左手を前に突き出し、魔法陣をイメージする。すると、突き出した手のすぐ前の空中に魔法陣が出現する。相変わらず真っ黒い魔法陣だ。


「後はひたすら魔力をブチ込め。イメージとしてはその魔法陣を核にする感じで」

「こ、こうか?」


 右手で左手を掴み、支えるようにしながら魔法陣に意識を集中させる。


「魔力をブチ込む……魔力をブチ込む……」


 自分の体の中にある力を、目の前の魔法陣へと流し込むイメージで。


「いい加減じゃない?」

「あぁ、やりやがる」


 ガルとライヴは脇で俺の作業を見ている。どうやら俺は上手くいってるみたいだ。

 少しだけ視線を落とす。足元の魔法陣が、綺麗な虹色に光り輝いていた。おそらくは俺の魔力を増幅している証拠だろう。


「これで……どうだ!」


 思い切り力を込めて、更に手を突き出す。すると、魔法陣が怪しく光り始めた。

「おぉ、来たんじゃねこれ!」

「……早い」


 はしゃぐ俺の横で、ライヴは不思議そうに呟く。だが、そんな呟きも気にならないほどの光が、視界を覆い尽くした。


「うぉっ?!」


 思わず目を背ける。目を閉じてもなお、光が目に入ってくる。


「目が!目がぁー!」

「うるせぇ3分間待ってろ!」

「何の話よ!」


 そんなアホな会話をしてるうちに、光が収まった。


「…………?」


 うっすら目を開ける。目の前には、俺と同じくらいの身長の人が立っている。


「え?」


 おかしい。ガルとライヴは俺の横にいるはずだ。なのになんで──


「問おう。と言うか問わせてください。あぁもう問わなきゃいけない気がします」


 声が聞こえる。綺麗な、という感じではない。いかにも元気そうな、そんな声だ。


「問おう、貴方が私のご主人様(マスター)ですか?!」

「は……?」


 目をゆっくりと開ける。目の前には───


「俺の……アニマ……?」


 目の前には白い髪をツインテールに結った、黒目の少女が自慢げに立っていた。



────しかも全裸で。








真「アニマ作成失敗例って話を思いついた」

ガル「どんな」

真「俺の左足とガルの全身が持って行かれる」

ガル「なんか今回ネタ多くねぇ?!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ