あなたが犯人です!
「それはそれとして、ごにょごにょ。」
「なにも小さい声で言わなくても、お安い御用です。」・・「と言うよりも、【貴族】になられるのですから、ロイヤルスィートルームにお泊りいただかなくてはなりません。階級は生活環境のみに影響いたします。戦闘等には無関係です。なお宿賃などの生活費は本人負担となるのですが今回は無料とさせていただきます。」
「「はい。」」
「では閉廷します。」
・・・・・・・
「階級変更と詳細説明をさせていただきますのでこちらへどうぞ。」
わたしとチュンさんは、事務服を着た小太りのおばさんに案内されて、
「こちらへおかけください。どうぞ。」
何も無かった小さな部屋に、椅子と、湯気のたったコーヒーカップを載せたテーブルを出すおばさん。
「あらいやだ。ふつうにイベントリーから出しただけですよ。ただこうやってさっと手を引くと魔法みたいでしょ?」
にこにこしながら動作を繰り返すおばさんにチュンさんはたずねた。
「もしかして”小太りのおばさん”ってGMさん?”小太りのおばさん”ってどう考えてもへんです。」
ボワヮン。「蓬だんごろうと申します。今はバランス調整担当しております。どうぞよろしく。」緑色の狸が一礼した。「ステータスは部屋に入ったところで変更させていただきました。少々お聞きしたいことと、お願いしたいことがありまして、少しお時間をいただきます。」
「はい。」
・・・・
ブラインド越しに窓の外の夕日を見つめていた狸がいきなり振り返って、ビシッと指差す。
「チュンさん。犯人はあなただ。」
「えぇ!?「ふっふっふ、よくわかったわね、狸君。」」椅子からとびずさるわたしと腕を組んで笑うチュンさん。
・・・
「関西人ですね?」
「「関西人です」」・・・アイデンティティーの確認は重要です。たぶん。
黙って椅子に座りなおす3人。
「チュンさんあなた自分から飛び込んで巻き込まれましたね?なぜですか?」
「おもしろそう。だったからですわ。気が付かないうちに行動アシストはされています。初期では全員が走る速度さえ同じです。転ぶなんてありえません。NPCがふたり反応しかけましたので、おもわず飛び込みました。」
「ま、想定外というのもこちらの落ち度です。申し訳ありませんでした。それと、チュンさんが184184に同調しなければ関係者一同逮捕されるところでした。いやぁあぶないあぶない。」
「どういうこと?」
「同調しますか?ってシステムメッセージ出たときに、Yes押したの。だから無理やり押し倒されたんじゃないって判定されたわけ。でなければね。」
「Yesって面白そうだから押したんですよね?」
「そ。」
・・・・・・・
「おふたりの残りのパーティーメンバーは今一緒にゴブリン洞窟を探査されているんですよね?」
「そうなんですか?」「はい。」
「先ほどアニーから連絡がありました。ボスのすぐ手前で折り返したそうです。明日はマインさんも合流できるから、楽しみだって言ってました。」
「やはりここから連絡が取れるんですよね?」
「距離とか関係ないですから、もうご存知だと思いますけど。」
「よく動けるもんだと技術者一同感心しております。さすがです。」
「規約違反じゃないですよね?」
「はい。非常に珍しい事象です。できれば近くで観察したいのですが。6人ちょうどなのが残念です。そうでなければ無理やりでも・・・」
「あ、兵士に転職しますから、1人空きができますよ?」
「ぜ、ぜひお願いします?」
********夜です*********
すっごい豪華なお部屋です。
「あ~いいお湯だった。」ドカンとソファに座ったのは、私,舞だったりする。お風呂に入る前から心臓がドッキンドッキン、【エウロシア男性の常識】のアシストが無かったら死んでたかも、ううんきっと死んでた。・・・・今のうちに攻略情報みなくっちゃ・・・・・
まだまだ初日が終わりません。
書き残しを少し挿入しました。不必要な部分が入ったり、必要な部分が抜けたりで、書くのは難しいです。汗




