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夜空~星が照らす俺の輝く人生~

作者: レオン

あるナルシストな男の子の物語みたいな?wまぁ、その子の人生物語みたぃなもんです。wwww一応コメディとリア充的な。友達ウケがいいんでよかったら読んでみてくださぃぃぃ キラ*。・+(*゜∀゜*)+・。*キラ


こんちゎ!アメリカ滞在中の中②の女子デース。この物語は私が去年(中①)のときにふざけて書いた話です。☆結構友達のウケが良かったので投稿してみようと思いました。♪♪♪まだ中学生なので話の内容とかめちゃくちゃだし(笑)文法とかも本格的じゃないし、読んでて痛々しい場面もあるかもしれません。(冷汗)でもよかったら読んでみてください!めっちゃ長いんで暇なときがいいと思います。www評価とかコメントしてくれたらめちゃ感謝&カンドーです!^^ぜひ読んでください ↓↓↓↓


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


CHAPTER1 自己紹介


 俺は夜月。13歳で「イケメン男子」と言うあだ名を持っている。夜月は夜の空を表している。俺はB型。父さんがBで母さんがOだからだ。俺は、IQ5000と言う非常に珍しい世界にたった一人としかいない天才だ。でも簡単に言えば、神様よりすごいかもしれない。こんなに頭がいいと言うのは5億万人に1人、いや、もっと少ない確立のうち、一人しか生まれないというのである。でもそれは俺と家族しか知らない事実なのだ。他人に言うと俺は国のために働かなきゃいけなくなり、家族とはもう会えなくなる。


 ストレートAを小学1年生からキープしていて(簡単じゃないか)、後輩からは眼差しの目で見られている。毎日毎日告白ばかりされている俺は、正直、女に飽き飽きしてしまった。まったく、女は何で芸能人や気持ち悪いキャラクターを見て「キャーかわいいー!」などと叫ぶのか理解できない。その上、何か男がすれ違うと急に女の子っぽくふるまっている奴なんか、特に気持ち悪くなる。ぶりっ子と言うのだろうか。そいつらを見ると、「普通でいてくれ」と俺はよく思う。


 俺の外見はかっこいい。眼鏡をかけていて、いつも同じ黒と白のストライプ服を着ている。ズボンはみんなと同じJEANSだがかなり長い。約19cmは折って履かなきゃつまずいてしまう。髪は試しでロン毛にしていたことがあるけれど、同級生の奴にバカにされたからすぐ切った。


 父さんの靴は、赤色だ。小さい頃から同じ奴をずっと履き続けている。「父さんの足は大きくならないのか?」と、よく疑問に思った俺だが、そんなことを気にしない母さんと父さんだった。


 そんな父さんは俺に同じメーカーの黄色い靴を買ってくれた。これも目立つ。でもたったの10ドルだから母さんも喜んで賛成したんだ。


 それはともかく。


 まずは父さんと母さんの出会い方から話を始めたいと思う。

========


 CHAPTER2 出会い

 

 父は大学を卒業すると同時に就職した。子供の頃からなりたがっていた警察にだ。初めてだからいつもビクビクしていたが、今ではかなりナルシストで、案外結構事自己中な警部になっていつもいばっている。


 ある夜、まだ父さんが警察になって間もない頃だった。父さんが夜道をパトロールしていたら女の人の叫び声が聞こえたらしい。


 話によると、それは女神のような悲鳴だったらしい。


 俺はそれを聞いて悲鳴に女神も何もないと思っていたが・・・。


 とにかく父さんは悲鳴のところに駆けつけていった。父さんは、俺に「自分の足は速い」と自慢していたが俺の知っている限り、かなり遅かったと思う。しかも父さんはかなりの方向音痴だ。角を曲がってまっすぐ行けば、現場に着くというのに、父さんはわざわざ町を2周程して悲鳴を出した人のところに着いた。そこには、ある美少女と不良っぽいのが5,6人いた。父さんは「美女と野獣たち見たいな光景だった。」と言っていたが、そんなことを不良たちの顔の前で言ったら多分警察というのにも関わらず殺されていただろう。ともかく、その美少女は18歳ぐらいらしく、きれいな長い、金髪の髪を持っていた。真っ白いドレスを着ていたから父さんは一瞬本物の天使だと思ったらしい。


 女神じゃなかったのか?


 とにかく、その不良たちはその少女を囲んでいた。本当に不良だったのかと言う実際のところは知らない。だが父さんが不良だと思うには理由があった。ピアスを4つ程つけていて(耳に2つ、鼻に1つ、舌に1つ)髪がスパイキーで、服が全部真っ黒で夜に見分け辛かったらしい。銀のベルトが電灯の光に反射してジャラジャラ鳴っていたらしい。その上、あの少女は不良たち(っぽい奴ら)を今にも殺されてしまう、と言う目つきで見上げていたのだ。


 父さんは「お前たち!!何をしてるんだ!」と近所を全員起こさせるような大声を出した・・・はずだったのだがさすがに初対面で不良を相手にしたのだ。ふるえて仕方が無かったらしい。声はネズミの声の大きさと同じくらいだった。


 不良たちはゆっくり振り向いて父さんを見つめた。


 やろうと思えばコテンパに殴り倒せたかもしれない。だがその不良たちは案外聞き分けはよかった育ちだったのか、それとも父さんが弱いと気がつかなかったのか、「チッ」と舌打ちをして地面に落ちていた空き缶を力強く蹴った。そしてぞろぞろと帰って行った。


 父さんは少女の所へ駆けつけていった。


「大丈夫ですか?」


 心配そうな声をかけて父さんは少女を立ち上がらせた。18歳ぐらいの少女にしては背がとても小さく、父さんの胸元までにしか届かなかった。少女はなぜこんな夜に危ない夜道を渡っていたのか、どうやって不良たちにあったのか、そしてなぜ白いドレスを着ていたのかという疑問をすべて言わなかった。父さんも何も聞かなかった。少女の美しさに虜になってしまったらしい。少女は、立ち上がると少女は父さんににっこりと笑いかけ(その笑顔はまるで天女のようだったらしい)ドレスのゴミを掃った。


「ありがとうございました。私の名前は夕美と申します。あなたは・・・?」


「俺・・・じゃなくて、私は青広と言います。」


 それが2人の幸せな出会いだった(らしい)・・・。

==========


 CHAPTER3 結ばれた赤い糸


 その後から、2人は付き合い始めた。告白してきたのはあの事件から2ヵ月後、父さんからだった。あの事件の後から2人は何度か連絡を取っていたらしい。いつ携帯番号を交換していたのかは知らないが。


 とにかく2人は付き合い始めた。


 母さんは女神のようなきれいな声だった。昔、オペラ歌手だったらしい。そして天使のような体つきで、天女のような優しい笑顔を持っていた。美しい母さんは誰でも自分の物にできるような人だったのに、寄りによってなぜ父さんのようなみすぼらしい男を選んだのか知らない。っていうか知るのは少し怖い。


 とにかく母さんは父さんを選んだ。


 2人の初デートスポットはSTARBUCKSだったらしい。(俺はそれを聞いて「なんてロマンがない奴らだ」と思った。)父さんが母さんに初めてプレゼントしたのは2人が付き合い始めてからちょうど1ヶ月目だった。


 それはバラの花だった。たったの1本だけ。


 バラの花を1本とはなんてけちくさいんだ親父。と俺は思った。それにバラの花の数は多ければ多いほど相手の恋愛度を教えてくれるのだ。1本とは・・・父さんが母さんに示してる恋愛度はかなり低いらしい。とにかく母は当時バラが嫌いだった。けれど、父さんからもらった赤いバラをもらってからトコトン、バラに無我夢中になった。よほど大事だったのか、13年たった今でもそのバラをしおりにして大切に持っている。本物のバラだったからそれは、とてもひからびていた。花びらは10枚のうち7枚は落ちて、約75%の部分が茶色になっていた。それでも母さんは、自分の子供のように大切に持っていた。


 2人は付き合い始めた4ヵ月後、父さんは母さんを超最高級レストランに呼んだ。安月給だったから、父さんはそんな高級レストランに行くのだ初めてだった。とまどって、値段も味も分からないくせにキャビアを3皿くらい頼んだらしい。おかげで帰るときは、クレジットカードの全額を使い果たし、その上緊急でしか使わないカードも、入ってる額を約半分は払ってしまったらしい。そのときの父さんの全財産は犬も買えない程貧乏だった。


 ともかく2人は食事したあと、父さんはデザートを頼んだ。世界で一番高級といわれるデザート、「THE FORTRESS AQUAMARINE」(ザ・フォートレス)と言うやついを1つ頼んだ。本当のアクアマリンで作られて、台座はチョコレートという地球がひっくり返るようなバカ高い金額だった。かっこつけたかったのか、父さんはその中に$800万もしたダイヤの指輪を入れたらしい。


 しかし・・・世にも最悪な事件が起こった。


 母さんはダイヤの指輪ごと、飲み込んでしまったのだ。


 幸い、小さい指輪だったので体に異常はなかったが、全財産が残りわずかだったので父さんにはもう1つはとても買えないのだ。仕方なく、約$2で売ってる子供用のプラスチック指輪をあげた。母さんはダイヤの指輪のほうがよかったが、自分が飲んでしまったので、これは自分のせいだと気づき、プラスチックの指輪をエンゲージメント・リングとして受け取った。


 そして2人は結婚した。そして3ヵ月後。


 9月10日、1997年。


 俺が生まれた。

==========


 CHAPTER4 恐怖


 親の話も終わったところだしこれから俺の話をもっとすることにする。まず始めに。


 俺には誰にも言ったことのない恐怖が2つだけある。


 1つは・・・黒い猫である。


 俺は誰に似たのか知らないが、かなり信念深い性格である。特に黒猫に関しては・・・だ。こんな何もしなさそうな猫が嫌いな理由は1つ・・・小さいときに襲われたのだ。


 5歳ぐらいだったろうか。俺は当時、黒い猫は世界一かっこいい動物だと思っていた。しかし、俺のそんな思いやりある考えに反して、その黒猫は俺に飛び掛ってきた。そして俺の顔に3つ、ひっかき傷をくれた。今はもう見えないが、俺の顔を近くに寄ってみるとかすかに見える。俺の顔のひっかき傷は重症ではなかった。でも5歳の俺だ。痛かった。っと言っても、俺は猫に襲われるようなことをした覚えがない。猫は直感的に俺を嫌いだと判断したのだろうか。


 それっきり、俺は猫に恐怖心をもらった。今では黒い猫の写真を見るだけ怖いのだ。


 2つ目の怖いものは・・・フランス人形だ。


 俺の父さんは前、会社の人からもらったという理由でフランス人形を持ってきた。と、言ってもこれは多分嘘だと思う。フランス人形の後ろにはまだ値段のシールがくっついていたからだ。多分、父さんはかわいいと思って母さんに買ってきたのだろう。でも母さんが人形が嫌いだということを思い出して、嘘を言ってまで無理矢理、俺にあげたかったのだろう。$58もしたやつだったしな。


 当時、俺は4歳のときだった。男の子っぽい車とかの方が好きだったが、そんな俺はフランス人形を見て一目惚れをした。金髪の長い髪はウェイビーでサラサラしていた。とても人形の髪とは思えない。青い目は水晶のように光って、長い赤いヒラヒラドレスは眩しいほど輝いていた。俺は喜んで父さんからもらった。そして夜にも一緒に寝て、風呂に入るときも連れてって(濡らしてはいけなかったのだが)、暇なときは一緒におままごとをして楽しんだ。俺は男の子だったけど、この人形と一緒にいるときは女の子のようになった。


 そんなある夜、俺はいつものようにフランス人形を持って寝た。夏だったからとても暑くて、俺は布団を全部跳ね飛ばした。そして涼しくなった俺はようやく眠りに落ちた。寝返りを何度かしながらも、俺は人形を抱きしめた。けど、真夜中、俺は苦しくなって汗を流しながら起きた。首に何か巻かれている。そっと触ってみると毛のようなものだった。引っ張って見て俺は悲鳴をあげた。


 それは金髪の毛で何回も俺の首に巻かれていた。俺は床を見てまた悲鳴をあげた。


 床には髪がちぎれて13本ぐらいしかない長い、金髪の髪が人形の回りに散らばっていて、肝心の人形は、ハゲだった。おまけに俺の汗でぬれた赤い服は、汗を通して、血の色になっていた。更にもっと怖いことは、俺が昨日、紙を切るときに使っていたハサミが人形の手から3,4cm程しか離れていなかった。俺は、前見た人形のホラー映画を思い出してこの人形が俺を(なぜか)殺しに来たのかと思った。俺は悲鳴を上げ続けた。ドアが力強く開き、父さんと母さんが入ってきた。俺の悲鳴、首のまわり、そして死んだようにいる人形を見ると2人はすぐ事情を理解したようだった。父さんは、すぐに人形を拾うとそれを窓から放り投げ、母さんは俺を抱きしめた。


 今考えてみれば人形に悪いことをしたと思う。


 しかし、それは俺にとって最初で最後の最強ホラーだった。

==========


 CHAPTER5 親友


 俺には親友が1人いる。そいつの名前はロン。ロンは俺の次に学校一モテる。そいつはハーフなんだ。もちろん、クールだ。頭はよく(俺ほどではないが)、スポーツもできる(これも俺ほどではないが)。そんな、俺が、俺の2位みたいなやつと親友になった理由は簡単。


 それは・・・俺は小学4年生の頃だった。俺は、メキシコから転校して、ある日本語学校に通った。俺は早速、喧嘩を売りまくった。4年生の男子は全員活発だったが、女子は女々しくて苛々する性格でいっぱいだった。それはともかく、俺は男子に喧嘩をふった。


「お前ばっかじゃねーの?」とか、「うわっ。お前超だせー。やばっ。」などと言った。多分父さんから受け継いだ性格なのだろう。俺は負けず嫌いで喧嘩腰を持っていた。バカな男子は喧嘩にのってきて、俺に次々と飛び掛ってきた。


 俺は次々に倒されていった。


 痛かった。


 でも俺は4年生なのだ。肉体的に筋肉がまだ発達していなくて弱い。黒いアザが腕や足にいっぱ出来て鼻血も出た。何人だったのだろうか・・・多分14人だったと思う。これで男子は全員か?と、俺は思って少し痛いのを我慢しながら立ち上がった。すると1人の男子が目に止まった。ハーフだった。女の子の目は俺にではなく、全員そいつに注がれていた。俺は苛立ってそこら辺にいた男子を一人ひっぱった。


「誰だあの憎たらしい顔の奴は。」


 男の子は俺が指を指している方向を見て笑った。


「あー、あいつか?あいつはロンだよ。学校一モテモテな奴で超頭がいいんだよ。先生にも可愛がられてる。しかも明るいし、人気者なのに差別とかしないから男子に好かれてるんだよ。」


 俺は目を回した。くだらない。


 そんな完璧な奴がこの世にいる訳ないじゃないか。俺以外。多分喧嘩は弱いのだろう。俺はそう思ってロンって言う奴に近寄った。近くに行くと、ロンって言う奴はかなりのイケメンだった。(俺ほどではない)クールにそこに立っている姿が自然とかっこいいオーラを出している。だけど俺はあいつをかっこいいと言わない。それを言うと、俺が負けたような感じがするからだ。

 

 とにかく、俺はロンの前に立った。ロンは突然の出来事にびっくしたようだ。だが、すぐ冷静さを取り戻して俺のことを見くびるような目で見下ろしてきた。


「君が転入生か。夜月だね。よろしく。」


 声も雰囲気的にもめちゃめちゃ心がこもった優しい響きだったが、俺の名前を呼び捨てにした上、俺のことを上から目線で見るとは。俺はカチンと頭に来た。


「おいてめー!モテるんだか、かっこいいんだかしらねーけど俺はお前みたいなきっもちわりー奴、だいっっっきらいなんだよ!」


 俺はロンの前で拳を振り上げた。後ろから女たちの驚いた声と怒りが俺に向かってくる。男たちは俺たちを囲んで面白そうな顔をしていた。だが、ロンは少しもひるまなかった。


「フッ。ごめんよ夜月君。俺、どうやって下から目線するのか分かんないんだ。」


 俺はぶち切れした。いやっ、マジで切れた。とても嫌味としか聞こえなかった。上から目線を下から目線に変える問題か!俺は反射的にロンの顔をめがけて拳を振り落とした。しかし、驚いたことに、ロンは手をポケットに入れたまま、ヒョイっと身をかました。と、同時にベルが鳴って休み時間の終わりを告げた。俺たちはぞろぞろを教室に戻った。

 

 俺はそのとき、世界で一番憎い奴は、ロンだと思った。


 教室に戻ると先生は俺を、あの憎たらしいロンの後ろに置いた。復讐だ!俺はそう思ってロンをじゃましてやろうと心に誓った。


 が、次の瞬間、ロンは俺に手を差し伸べて飴玉をくれた。


「はい。あげるよ。さっきはごめんな。」


 俺は、間をおいてから飴玉を受け取って礼を言った。


 ロンって言う奴はそんな悪くないのかもしれない。俺たちは、そのあと、大親友になった。

=========


 CHAPTER6 好きだった女子たち


 俺は今までたったの5人しか女の子を好きにならなかった。


 初恋はシーザーという24歳の女性だった。床屋さんで働いていて、俺はシーザーに会うためにわざわざカツラをかぶってそれを切ってもらったりした。しかしシーザーは27歳の男性を婚約して、俺の初恋は半年で無残に消えてしまった。


 2人目はジョアナ。15歳の女の子だった。当時の俺は6歳だったからちょっと年上すぎたかもしれない。でもシーザーのときは俺4歳だったし。まぁ、とにかく俺はジョアナと図書館で会った。俺が取ろうとした本を苦なくとって俺に渡してくれたのだ。一目惚れだった。しかし次の日、彼女がある女性といちゃいちゃしてたのを見てゲイだと気づいた。(6歳の俺でもゲイを知ってるぐらい、この都会にはゲイがいっぱいいたのだ。)この恋は、悲しいことに、1日も続かなかった。


 3人目は晶という9歳の女の子。当時の俺も9歳だったから今までの中で一番可能性が高かったのかもしれない。晶とはある本屋でたまたま会った。学校が同じだったけど、ただの顔見知りの2人だった。俺と晶は、本屋で同じ欲しい本があり(哲学の本だった)、ちょうど同時に手を伸ばして指と指が触れ合ったのだ。ドキン!として、俺は恋に落ちてしまった。(本は結局晶にあげたが)友達までは行った。が、晶のペンを許可なしに借りて、腕を折られてから嫌いになってしまった。恋は4ヶ月続いた。


 4人目は秋。初めて会ったときは、25歳だったがすごく若く見えて16歳かと思った。この人は母さんの友人だった。俺はその夏、秋と初めて温泉に行った。俺の後についてきてくる秋を見て「俺のこの心配してくれてるんだ」と喜びつつ、男湯まで入ってきた秋を見てさすがに不思議に思った。が、次の瞬間、色々見た俺は秋がおかまだと知った。当時11歳で1年半も好きだった秋もいなくなってしまった。


 そして5人目だ。お前ら、耳の穴をかっぽじってよーーーく聞け。

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 CHAPTER7 好きな人(現在)


 彼女の名前は光。


 名前どおり、俺の「夜月」と言う名に光を与えてくれた。


 彼女は俺と同じ日本語学校に通ってて、俺と同じ13歳だ。


 きれいな黒い長い髪を持っていて、一日中見てても飽きないぐらい美しい瞳。


 そして誰にも分からない謎を抱えていた少女だった。

 

 俺は光のことを3年前から知ってたのだが、今年、初めて好きになった。


 理由は簡単だ。ロンが俺にやってくれたように、俺に飴玉をくれたんだ。


 そのとき飴玉をくれた理由は、学校で起きた。俺が走ってるときにたまたま光が足を突き出していて、俺がそれに引っかかって転んだのだ。体育館だったからよかったものの、力強く地面に足を叩きつけて俺の骨はずれてしまった。


 それは、半年ほどかかって直った。


 とにかく光がくれたその飴玉は、ソーダ味で俺の大好物だったんだ。


 俺は一目惚れした。(また)


 俺たちは友達。友達より以上かも知れない。以下かも知れない。分からない。


 何がどうにしろ、俺は光が好きだった。


===========

 CHAPTER8 ロンのせいだ


 幸せなことが起きるとすぐ災難が続いてやってくる。以下がその例だ。


 それは冬で雪が降り始めた頃だった。俺とロンは窓に寄りかかって流し目の練習をしていた。そしたら光の親友、麗奈が走ってきた。


「呼んでるわよ」


 ロンのことだと思って俺はそっぽ向いた。どうせ、いつものことだ。


 しかし麗奈はロンをはらって、「違うわ。あんたよ。」と言って俺を指差した。ロンはびっくりしていた。もちろん、俺もだ。呼ばれる目的はいつもロンだった。なのに今日は俺だったのだ。正直嬉しかった。


 小走りで進む麗奈に着いて行って、俺は音楽室に入った。中には光がいた。


 麗奈は俺と光を2人っきりにしてドアを閉めた。俺たち気まずい海の中を泳いでいた。


「あ・・・あの、なんか用?」


 俺はロンに教えられたように出来るだけクールに聞いた。が、声は震えてた。


「う・・・うん、あの・・・」


 光の声も同じくらい震えていた。


「これを!」


 光はそういって俺に手紙を差し出した。


 封筒にハートシールが貼ってある。こ・・・これってもしかして・・・?俺は幸せだった。


「ロン君に渡してください!」


 やっぱり!ラブレターだ!俺に・・・・・・・・・・・え?


「ロ・・・ロンって言った・・・?」


 光はうなづいて逃げた。俺は一体・・・。


 なぜロンなんだ。俺はロンが嫌いになった。だが、飴玉をくれたことを思い出して首をふった。だけど・・・ロンのせいだ!あいつがあんなにかっこいいからだ。くそっ!俺のほうがかっこいいのに!何であいつはあんなにもてるんだ!光も光だ!何であんな奴を好きになったんだ!しかもなぜ寄りによって俺を通してラブレターを・・・・。心で泣いて、外では無表情。ベルが鳴って5、6人男子が入ってきた。そいつらは俺を見るとすぐ止まった。俺はそのとき人からどう見えたのだろう?ハートシールが付いた手紙を持って、棒のように立ちながら無表情な俺・・・。なんてさびしい男なんだ、俺。


==========


 CHAPTER9 クリスマス


 話を少し変えよう。俺はクリスマスが嫌いだ。


 母さんと父さんは毎年クリスマスにホテルに行ってるから家にいない。


 でもプレゼントはちゃんと買っといてくれる。


 俺は前、新品のママチャリをもらった。早速乗りに行ってたら、タイヤに穴が開いて、すぐ使い物にならなくなってしまった。あるときは、ITOUCHをもらった。ひそかに喜んで自分の名前やゲームなどを足してたら母さんに取り上げられてしまった。ITOUCHをIPODだと思ってたから、曲以外のものがあることに怒ったらしい。


 この前は車をもらった。でも俺は11歳だったから車の免許を持ってない。つまり意味がないのだ。AUDI2010年の新品な車だったが俺はそれをEBAYで売った。何ドルもらったのか知らない。お金は全部父さんに取られてしまったのだ。


 そして今年。今年は・・・なんと・・・俺が今までもらった中で一番嬉しいものをもらった。○○○店で期間限定30名様へのプレゼント、特売チョコケーキだ!30名しか年に食べられないと言う幻のケーキ。午前7時から始まるのだが前の日の午後12時から並んで待つ人も珍しくないらしい。そのぐらい美味いのだ。午前7時に始まっても1分で売れきれる$50もする最高なチョコケーキ。そんな店の前を母さんが通っていたら、あまりにも美人だから、と、その店の店員がただでくれたらしい。


 美人も得をするんだな。とにかく、俺はそれをもらったとき心から喜んだ。


「今すぐ食べてはもったいない・・・」


 俺はそう思って冷蔵庫の置くにしまった。そしてシャワーを浴びた。ぽかぽかしてすっきりした俺はシャワーの後、ケーキを食べようとキッチンに戻った。上で音がするから親は帰ってきてるらしい。


 冷蔵庫を開けた。


 ない。


 ケーキのあった場所が空気になっていた。蒸発したのか!?まさか。


 もしかして誰かが先に・・・??俺はダイニングテーブルに走っていった。


 やはり、そこには汚れた皿が2つあった。2つともチョコらしいのがくっついている。


 母さんと父さんが食べたのか。俺にくれたプレゼントじゃなかったのか・・・?


 俺は怒りながらもくっついているチョコを舐めた。ほんのり甘く、一瞬天国に行ったような気がした。


 幸せだった。


 が、小さい粒だったのでその味はすぐなくなった。


 最高なプレゼントをもらった俺だったが・・・


 続けて起きた災難がクリスマスをぶち壊した。


 俺はこういうことがいつもあるからクリスマスを嫌いになったのだ。


==========

 CHAPTER10 空


 俺は空が大好きだ。これも多分親から受け継いだ血の中にある好みの1つなのだろう。


 昼も夕方も大好きだ。だが一番すきなのは夜の空なんだ。俺の名前が「夜月」だからだと思う。母さんは俺の名前を「夜星」にしようと言ってたらしい。でも父さんは反対してくれた。よかった。「夜星」って言う名前・・・何か「梅干」に似てるから嫌なんだ。とにかく、俺は夜の空が好きだ。ところどころ米粒みたいな空がでっかい空に散らばって輝いている。月も減っては増えて、なくなる日もあることを知ったとき俺は、月のウサギが全部死んでしまったのかと思って泣いた。


 俺はある夜、家の屋根の上にのって、空を見上げたことがある。3階建てだったが1階の屋根にのって星の数を数えてた。そしたら、俺、滑ったんだ。前の日に雨降ってたからつるつるしてて、俺、屋根から落下したんだ。結果的に俺は、足と腕を1本ずつ折った。


 空に天国があるというのはありえないと思う。父さんにも話してみたが、父さんも小さい頃同じことを思ったらしい。俺は度々、雲の上に乗ってみたいと思う。そしたら父さんに、「雲はただの空気だから地球に落下するよ。それに空気が届かないから息できないよ。」と論理的に言われた。せっかくいい気分で夢を見ていたのに父さんのせいでぶち壊れた。


 俺は時々思ってた。空は何で青いのだろう。6歳だった俺は疑問に思っていたが、「多分ペンキで塗ったんだ!神様ってすごいやーー。」と自分自身に適当な説明をしていた。そしたら父さんがまた論理を使って説明し始めた。その間の約4時間、俺は寝ないように必死でがんばった。おかげでまたもや夢を壊された上、神様の存在に信じなくなってしまった俺なのだった・・・。


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 CHAPTER11 ピーナッツ


 俺の一番好きなお菓子はピーナッツだ。あのしょっぱい上、硬い殻がなんと言ってもたまらない!しかも口の中で2つに割れると言う事実が面白くてたまらないのだ。学校で授業中にピーナッツをボリボリ食べる。うまくて最高だ!だけど先生に怒られる。


 俺はピーナッツのために1年間約40万ドルは余裕で使っている。何しろ300個入りのやつは1パック$2で売ってて、俺はそれを毎日最低でも4つは食べているからだ。もしかしたら俺の先祖は象だったのかもしれない。もし一日分のピーナッツを食べられなかったら道に落ちてたのや踏み潰されたのもすべて文句なし、喜んで食べる俺だ。


 母さんは、「そんなに食べているとそのうち、ピーナッツになるわよ。」と言う。


 だが、もしそうなったらそれはそれで嬉しいだろう。


 多分、俺、自分をかじり始めるかもしんない。


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 CHAPTER12 趣味


 俺は人の家を覗くのが大好きだ。変わった趣味かもしれない。変態っぽいかもしれない。


 でも父さんは人の話を盗み聞きするのが好きだし、母さんは人の話に頭を突っ込んで口出しをするのが好きなんだ。俺の趣味はそう変わってはいないはずだ。夜、暗くなると、俺は自分の部屋の電気を消してばらばらの望遠鏡を物置から引っ張り出す。そしてそれを慎重に組み立て、近所に電気が付いててカーテンが開いてる家があるか探す。見つけたらそこを中心にして飽きるまでずっと観察する。


 4歳のときからやっているから、人がこっちを見たらさっとカーテンを閉めて自分の身を隠すことをするのも得意だ。はっきりと言うとプロ並みだ。


 そしてまたじーーーーっと観察する。大体の場合、人がご飯を作ってる姿や新聞を読みながらラジオを聴いてるという普通の日常しか見ない。でもときには喧嘩をしている親たちや、2人の男女がベッドで何かしているところを目撃したことが何度かある。そういうときは数少ないが、あったらあったで見てて暇つぶしになる。前なんてどっかの日本人が最新ドラマを買って来て見てたから俺も一緒になって毎週同じ時間にその人の家に望遠鏡を回し、一緒に見ていたこともある。おかげで自分のお金を使ってまでドラマを見ることをしなくてすんだ。


 あるときはどっかの短気はおじさんが誰かを叩いたり、蹴ったりしているところを目撃したことがある。急いで110番を押して住所を教え、警察がやってくるのを待った。警察は来たけれど、俺に教えてくれたことは、おじさんが乱暴をしていたのはただのぬいぐるみだった、ということだった。がっかりした俺だったが(正義の味方になれると思ったのに・・・)、警察にどうやってこのことを知ったのか問い詰められて、言い訳を考えるのに苦労をした。


 そんなときもあるが、やはり面白いのでやめられないと思う俺だった・・・。


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 CHAPTER13 置いてきぼり


 2歳ごろだっただろうか。俺は母さんとダウンタウンに行った。ファッション好きな母さんは服のための1ヶ月分の費用をあればあるだけ使う。その分だけあげる父さんも父さんだが、いっぱい買いすぎて俺の部屋を含めてキッチンやトイレにまで服を置いといておくあげく、それっきり忘れたままにする母さんはもっと悪い。


 とにかく、2歳ぐらいのときから母さんは、俺を引きずってダウンタウンまで服を買いに来ることは何度かあった。○○○と言う超高級店だけどブランド品が全てそろっていると言う店で、入った俺は、あまりのつまらさのため、乳母車の中でウトウトしてしまった。2時間ぐらいたっただろうか。俺は、はっと起きて辺りを見回した。すぐそばに母さんが約30着程のドレスと5足ぐらいのハイヒールを持って駆け回っていた。2歳の俺でも知ってる最高級のブランド品だ。そんなことはとにかく、母さんが近くにいることを知って安心した俺はもうしばらくウトウトした。


 4時間程たったと思う。午後3時に来たけど外を見たら真っ暗になっていた。


 俺は母さんを探した。まだ店の中にいた俺だが、母さんはどこにもいなかった。


 あせった俺は大声で泣き出した。すると店員が走ってきて俺をあやし、迷子のお知らせを店の中でした。多分いないと思ってる俺だが、店員のあまりの真剣さに感動し、何も言わなかった。っと言うより、言葉がまだ分かんなかったので何も言えなかった。30分後、母さんが最近買ったシルバーのポルシェに乗って飛んできた。「ごめんね。」俺にそう呟いて店員に礼を言い、俺を抱いたまま車で帰った。母さんの話によると、服をあまりにも買いすぎたため、車が溢れたらしくて家に置いてきてからまた来ようと思ったらしい。そして、俺がその下にいるのかと思って帰ったらしい。


 安心したのはいいが、そんなに服を買って俺がその下にいたら窒息して死んでたと思う。ともかく、母さんが家に帰って服を退けると、俺がどこにも見当たらない。あわてて戻ってきて見たら、俺が店員と一緒にいたところを見つけたのだ。


 なんて無責任な母さんなんだ。


 俺はそう思ったが、赤ちゃんビスケットをもらってとりあえず機嫌を直した。


==========


 CHAPTER14 睡眠


 俺が言うのも何だかだか、俺は、朝に弱い。時計は約4個使わなきゃそう簡単に目覚めないし。


 更にちゃんと体を起こすまで最低でも7個はいる。


 朝起こされると一日中怒ってる。学校日は起こされても平気だが(しぶしぶして起きなきゃこっちが怒られるからな)。でも、日曜日になるとぶち切れする。日曜日の平均睡眠は最低でも19時間ではなくちゃいけないと言う俺のルール。土曜日の夕方の6時くらいから日曜日の昼の2時までぐっすり寝る。


 だからその間にもしも、誰かがドアを開けたり、もしくは叩いたり、それに窓やカーテンが少しでも開いて光が入ると俺は怒り狂うと言う珍しい体質を持ってるのだ。


「寝かせローーー!!!」


 と、声が嗄れるまで叫び続け、寝れなかった分を昼寝する。


 睡眠は俺にとってご飯も欠かすほど、大切なものなのだ。


===========


 CHAPTER15 親友の秘密


 話は俺が今でも大好きな光に戻ろう。


 俺は愛する光に頼まれたラブレターをロンに渡すときは、正直絶望と悲しみでいっぱいだった。でも俺の恋の相手のためだ。俺はラブレターを破りたいのを、そしてロンの顔を引っかきまくりたいのを必死で我慢してラブレターを渡しておいた。ロンは俺が光のことを好きだと知ってる。だから・・・。


 期待を胸に込めた。ロンは今まで誰とも付き合ったことがない。


 だから光も大丈夫だ!!!!俺はそう思ってロンがラブレターを開けて読むのを待った。


 するとロンは急に涙を流し始めた。


「う・・・ううう・・・う・・・う・・・」


 俺はめちゃくちゃ驚いた。俺はロンを無表情でクールな面しか見たことがない。一瞬、ラブレターに何か悪いことが書いてあるのかと思った。すると、ロンは俺の手を握った。


「そうか、夜月。お前・・・俺のことを・・・・・・う・・・う・・・俺もだ!」


 俺は気味が悪くなった。何のことだ?ラブレターには何が書いてあるのだ?それとも何かを勘違いしてるのか?俺がロンのことを・・・なんだ?っていうか何が「俺もだ」なんだ?怖い。なんかロン、怖いよ、君。そしたらロンのやつ、俺を抱きしめやがった。


 人がじろじろ見てる。


「やめろよ、気持ちわりーな。何の冗談だよ。やめろって。」


 俺は光がロンに告白したショックと、ロンの気持ち悪い感情の表し方に苛付いて怒り始め、ロンを自分から突き飛ばした。周りの人たちが、なんかの喧嘩だと思って見て見ぬフリをしている。突き飛ばされたロンは「へ・・・?」という感じで俺を見た。まだグスングスン泣いてる。すると、ロンはラブレターを俺に見せた。


「だ・・・だってお前・・・これ・・・」


 俺はラブレター(封筒つき)をつかんだ。ロンは違うやつのをもらったのか?いや、このハートシール。確かに光のだ。

 ロンはまだ泣いてた。


「おいロン・・・あのさ、気分ぶち壊しにするのも悪いんだけどさ、これ光からだよ。」


 ロンは泣くのを急に止めた。


「え?」


 そして涙を急いで拭いた。


「あ・・・そう。」


 するとクールなオーラが再びロンからただよって来た。ロンはあのラブレターが俺からだと思ったのか?でも・・・でもさっき・・・確かに「俺もだ」って言ったよな。クールな格好をしているロンを見て俺は光が ふられるとすぐ分かった。だってロンって、人をふるとき必ず思いふけてるような格好をして窓の外を眺めるんだ。俺は光がロンに取られないという安心感でいっぱいだった。


 が、それをきっかけに大事な友人の最大な秘密を知るはめになった・・・。


 ロンは、ゲイだったんだ。そして親友の俺のことが好きなんだ。だから誰とも付き合わないんだ。


 俺は改めて気づいたのだった・・・。


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 CHAPTER16 夢


 俺は将来の夢がある。父さんと同じ大統領になりたい。


 今まで13年間、父さんは俺にいっぱい話をしてくれた。その一部がこれだった。


「父さんが14歳ぐらいのときだ・・・アメリカ大統領になってくれって頼まれてな。たったの4年間だったが父さんはりっぱな大統領になれたんだ。オバマの前でな。でも14歳だから大統領になるってことはアメリカのルールを反してるから父さんは歴史の本にも、大統領自身以外の誰にも知られてないんだ。でも父さんは本当にちゃんとした大統領だったんだぞ。GEORGE W.BUSHに直接頼まれんだ。土下座までしてくれたぞ。」


 母さんはこれを聞いて、「あら、あなた。14歳から18歳のときって船長になって世界中を回ったんじゃなかったの?変ねー。あたしには、そう言ったはずよ。」と、言っていた・・・。


 ともかく、俺は父さんを心から尊敬した。たったの4年間だが14歳から18歳まで国のために働いてたのか。だから今はこんなに平和なのか。すごい。本に載っていないのも、父さんのことを知らない人がいることにもアメリカルール違反だから納得できる。


 やっぱ父さんってすごい。だから俺は大統領になりたい。


 そして世界の人・・・いやっ、この宇宙の中にいる全生物を俺の奴隷にする!そして世界最大の俺専用テーマパークを造ってやる!名づけて「俺様ワールド」だ!!たとえこの世の人が全員1文なしになってもだ。そして朝、昼、晩、ジェットコースターに乗って乗って、乗りまくり、死ぬまでスリルを楽しむのだ!!!入場券は5億ドル。俺専用でもこれを払える金持ちもウェルカムだ!!ディズニーランドと俺様ワールドを比べたら月とスッポンさ。笑っちゃうぜ!あははははは。

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 CHAPTER17 浮気


 俺の母さんは浮気してる。多分相手は平吉おっさんだ。この人は60歳ぐらいで俺の家の前に住んでる。いつも怒っていて鬼のような険しい目で俺を睨んで来る。歯は5本ぐらい欠けているようなしゃべり方をしてて、俺は今まで一度も平吉おっさんが笑ってる姿を見たことがない。


 母さんが平吉おっさんと浮気しているのはただの俺の勘に過ぎない。でもそれにはそれなりの理由があるんだ。母さんは俺が平吉おっさんの名前を口にすると小さくだが、確かにびくっ、とする。更に、俺が悪口を言い始めると、「夜月。やめなさい。平吉おじさまは年が少し入ってるだけよ。本当は寂しいのね。」と、分かりきったようなことを言いながら俺を怒る。


 そしてめったに焼かないチョコクッキーを1週間に3回作って、平吉おっさんの家に持ってくのだ。本当は焼きたくないのだが、多分それは俺が、母さんはなぜいつも用がないのに平吉おっさんの家に行くのだろう、と疑問に思わないための考えだろう。


 とにかく怪しい。


 その上、母さんは人の家に何か食べ物を持ってくときは、必ずそのときに相手の家にお邪魔しないを言う変な習慣を持ってる。と、それに関わらず、母さんは平吉おっさんの家にズカズカと遠慮なしに入ってく姿を俺は何度も見たことがある。いつもカーテンが閉まってるから何をしてるのか分からないが、大体想像はつく。それに、母さんは父さんが帰ってくる1時間前に必ず幸せそうな顔をして戻ってくる。


 ますます怪しい。


 そこで俺が何をしてたのか聞くとドキッをしてソワソワし始める。そしてやっと口を開いたかと思うと、言い訳をしないでそのまま話を違う話題に逸らす。


 とてつもなく怪しい。


 ま、浮気をするかしないかは母さんの勝手だが、父さんの鈍さには少々苛付いてくる。


 そんなある日、父さんが会社から早めに帰ってきた。


「ただいま~・・・あれ?母さんは?」


 俺は、「まずい」と、思った。そして急いで嘘をでっち上げて、「えっと・・・何か買い物して来るって言ってたよ。」と、とっさに答えた。


 今思えば、なぜ母さんをかばったのだろうを思う。


 父さんは納得して、「そうか。」と、うなずいた。1時間後、母さんはまた幸せそうな顔をして帰ってきた。これから始まるかもしれない喧嘩に加わらないように俺は階段から2人を見守っていた。


「あ・・・あなた!」


 母さんは玄関の前に立って絶叫した。なぜ絶叫されたのか分からない父さんは混乱した顔で母さんを見つめた。父さんは、バニラのアイスクリームをスプーンを持っていてちょうど一口食べようとしていた格好だった。


「ん?{モグモグ}買い物してきたんじゃないのか?」


 父さんはアイスクリームを食べながら母さんの空っぽの手に目を寄せた。母さんはあせって、「あ、そ・・・そうなのよ!オホホホホ!で・・・でもいいやつがなくて・・・!」と、言い訳し始めた。


 いつもながら下手な言い訳である。


 が、父さんは、「そうか。」と、答えて椅子に腰を下ろし、アイスクリームをまた食べ始めた。


 あまりの単純さに母さんと俺は安心感と絶望感を味わった。そうして父さんは母さんの浮気を知らないままになった。が、それっきり、母さんは嘘をつくのが面倒くさくなって、それっきり平吉おっさんのところにクッキーを持っていかなくなった。


 何か平吉おっさんに申し訳ないと思った俺だったのだ・・・。と、言っても次の日、平吉おっさんに怒鳴られてその同情も長くは続かなかったのだが。

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 CHAPTER18 好きなキャラ


 俺は好きなキャラがいる。


 ちびまる子だ。


 男として、いやっ、13歳として今だにちびまる子が好きだと言うことはかなり変らしい。でも俺はあのおかっぱ髪、あのしゃべり方、そしてあのワン・パターンの服に惚れてしまった。


 わがままで少しツンデレなまる子は俺の彼女としてぴったりだ。


 かっこよくて全ての問題に解決策を与える俺。

 

 そして、どんなことにでも単純に同意して話を進めようとするまる子。理想的なカップルじゃないか。


 最もあの父親がどうにもならんアホだがな。


 俺の父さんにそっくりだ!


 だが、多分家庭のために毎日忙しく働いているのだろう・・・と、言いたいところだが、俺がテレビで見たところ、父親が仕事に行く場面やスーツを着ている場面、何か重要な行事に出勤するようなところを今まで一度たりとも見たことがない。


 それはそうと、まる子は素敵だ。いつも元気で活発だ。にこにこしてわがままを母親に言いまくって。


 でも何度も叱られて・・・同情してしまう。けれどやっぱりかわいい。


 俺はこの前、ちびまる子のファン10名様にプレゼントするまる子グッズに応募してみた。はがきを30枚出してまだかまだかと待った。そしたら何と!10名のプレゼントが全てあたってしまった!喜びながらも何かの間違いだと思って会社に電話してみると、「他に応募してきたお客様がいなかったので、全てお客様にお届けしました。」と言う。


 他の客がいなかったことを残念に思った俺だったが、やはり10個もでかいグッズをもらったので嬉しかった。他にも、ちびまる子のはがきを20枚、壁紙ポスターを4枚、ファンにしかくれない秘密の漫画全80巻、そしてファンだけもらえるメンバーカードをもらった。


 日が経つにつれ、俺はどんどんちびまる子が好きになる。あの赤と白の服がかわいい。


 だが毎日繰り返し同じテレビを見てるとさすがに疑問点が増えた。


 なぜいつもおかっぱなのだ?


 なんで赤と白の服をいつまでも変えないのだ?


 あのかわいい、黄色い帽子はどこに売ってるのだ?


 何でいつまでも5年生なのだ?


 いつになったら小学校を卒業するのだ?


 いろいろ考えながらも恋をしてしまう原因のまる子。


 俺はどうやら二又してるらしい。

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 CHAPTER19 部屋


 俺の部屋を今まで見たことがある奴は数少ない。


 男は2人だけ。(父さんとロン)


 女は1人。(母さん)


 連れて来れる女がまだ俺の身近にいないからだ。母さんと父さんはともかく、ロンが俺の部屋に入ってから、その後、2週間ずっと俺を知らない人みたいに見てた。最も俺の部屋に入るなり、「おい。お前姉ちゃんか妹いたっけ?いなかったらここ母さんの部屋だろ?お前の部屋どこだよ?ちゃんと案内しろよ。」と、突っついて来た。俺は苛立って、「ここは俺の部屋だよ、バーカ。」と、答えた。


 俺の部屋は最強だ。


 壁も天井も全てピンク色で染まってる。テーブルは茶色だが、椅子やベッドのシーツも全部ピンクだ。スリッパはピンク色で机の電気スタンドも燃えるようなピンクだ。壁は3枚のちびまる子ポスターが貼ってあり、最後の1つの壁にはでかいハートの形をしたフレームに飾ってある家族写真がある。そのとなりには更にでかい二重のハートで囲まれたフレームの中に光の写真がある。俺の部屋はピンクすぎて気持ち悪くなるかもしれない。最も、ロンはそうなっていたが。それに母さんの香水の匂いもプンプンするから入ると女の子の部屋かと言うかもしれない。


 だが、ピンクは男の色でもあるのだ。それに俺の部屋は父さんのと比べてはるかにマシだ。


 だって父さんの部屋はオタク用なんだ。セーラームーンの模型が何十個もあって、セーラームーンの壁紙は8枚。おまけにカーテンもじゅうたんもセーラームーンがのってる。ベッドはセーラームーンの色でコーディネートされている。


 それに母さんも部屋中真っ黒にしてる。ベッド、カーテン、床、机、椅子、全て黒くて何も見えない。窓やカーテンはいつも閉まってるから100°Fぐらい暑い。その上、暗くて闇の世界に落ちたような怖さがあるのだ。


 俺たちの家でまともな部屋と言えばお客さんが来るとき主に見る台所やトイレ、そして居間なのだ。恥ずかしくはないが、俺は父さんと母さんの間に生まれてきたのだから変な趣味を持っていても全然おかしくない。最も自分の部屋のことで精一杯だから他の部屋に文句を付ける暇などないのだがな。

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 CHAPTER20 思い出


 俺は今まで海に行ったことがあると言う思い出がたった1つしかない。

 

 それは俺が3歳になったある夏だった・・・。


 初めての海に連れてってくれた母さんと父さんはラブホテルに泊まった。が、着くなり俺を部屋から追い出して2人っきりで部屋を占用した。当時3歳の俺だったが、よく分からない変な声を聞いて、「ここにはいちゃいけない」っと察した俺はホテルからすぐ飛び出した。ホテルは海に近かった。俺は持ってきた黒い海パンをトイレの中で着替え、砂浜を走りまくった。貝殻を集めたり。お城を建てたり。楽しかった。


 するとふと、人が近寄らない岩の辺りに注目した。なぜ誰もそこに行かないのか。好奇心の塊の俺は岩の方の走っていった。そこは流れが急で、「危険」という看板が立ててあった。しかし3歳の俺だ。どんなに頭がいいと言ってもさすがに漢字は読めなかった。だから岩の上に上って海を見下ろした。高かった。


 すると岩と岩の間に這っていたカニを見つけた。食べたことはあるが、実際に動いてるところを見たことがない。俺は目をキラキラさせて近寄った。


 するとそのカニはいきなりハサミを動かしたかと思うと俺の鼻にかぶりついた。俺は驚きを痛みの悲鳴をあげ、鼻をおさえた。すると、どこから来たのか、今度はもう一匹大きなカニは現れ、俺に近づいていく。しかし俺はそんなことお構いなしだ。血は出てなかったが鼻が痛い。そのカニは俺の方に進んだ。


 進む。


 進む。


 そして俺が、いやっ、男にとって一番痛い足の間にある急所をハサミではさんだ。


 俺は絶叫した。泣きながらカニをつかむとハサミを折って丸ごと海に放り投げた。


 不幸と言うのは2度あれば必ず3度ある。


 俺は泣いてたせいと痛みのせいで集中できなかった。そして、岩から落ちた。頭が打たなかったから幸いだったが、気絶をした。なぜこう不幸が俺に続いて起きたのか・・・。

 

 気がついたときは病院にいた。急所と鼻には包帯がまかれていて、足にはギブスをはめられていた。


 父さんと母さんは横でマックのハンバーガーを食べていた。どうやら足を骨折したらしく、気ずつしている俺をある少年が見つけてくれたそうだ。名前も知らないし、誰だったのかも知らない。神様だったかもしれない。そこら辺の子供だったかもしれない。


 詳しいことは知らないが、海の思い出はこれしかないのだ。


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 CHAPTER21 俺の犬


 俺は猫よりも犬が好きだ。


 愛想がよくていつもいつも主人についてくれる犬が何よりかわいいと思った。


 だから俺は犬が欲しいを母さんにねだった。最初は「ダメ」と断っていたが俺があまりにも積極的でしつこかったため、母さんは折れて13歳の誕生日に犬を飼ってくれた。それはまだ1歳半のダックスフンドだった。黒い毛がつやつや光っていた。


 俺はそいつを「ウィンナー」と名づけた。いい名だと思ったんだがロンに言ったら下品だと言われた。


 でも俺はその名前が気に入ったから変えたくなかった。


 ウィンナーは愛想がよかった。いつもシッポを振ってやってくるし、めったなことがないと吠えなかった。でも「お手」というと相手の手を噛んで来るし、「おかわり」と言うとご飯を食べ始めた。


「案外バカな犬なんだ」と、俺は思った。


 だが、大好きだった。ウィンナーは本当にソーセージの形をしていた。胴体が長くて嫌なものを思い出させる。でもクリクリした目が俺の心を掴み取る。ウィンナーは俺の愛犬だった。


 俺は今までいろんな本を読んだことがある。犬が主人を助けたり、怪我した主人のことを交番に知らせたり、ケイレンした主人の口にタオルを詰め込んで助けを呼びに入ったと言う、犬が主な命の恩人になる話だ。だから俺はウィンナーもそういう犬だと信じた。


 ある秋。


 暖かい日で俺はウィンナーと散歩した。森の中に入る。人は少なくて誰もいなかったがとてもきれいだった。そのとき俺はつまずいて足をくじいた。捻挫したらしい。痛くて立ち上がれない。


 だから俺はウィンナーに助けを求めた。


 するとウィンナーは走って行った。


 助けてくれるのか・・・俺はじーーんと感動した。


 1時間過ぎた。


 2時間過ぎた。


 3時間過ぎた。


 4時間過ぎた。


 5時間過ぎた。


 夕方になった。


 夜になった。


 俺は待って待って待ち続けた。人は必ずやってくる。ウィンナーを頼りにして。


 が、夜の9時ごろになった。


 腕時計を見てから俺は横になった。すると人の声がした。俺は起きた。母さんだ。


「夜月!」


 母さんは俺の方に走ってきた。ウィンナーが横にいた。


 ウィンナーが助けてくれたのか。俺は泣いて笑った。


 が、母さんの話を聞いた。


「ウィンナーがね、家まで走ってきて中に入ったのよ。そしたらご飯を食べてゴロンと横になったの。それで私が「夜月は?」って聞いたけどゲップしてそのまま寝ちゃってね。どうせロンの家に行ったのね、と思って仕方がなく電話したけどいないじゃない。それで道草くってんのかなって思って待ったけど、夜月、夜になっても帰ってこないじゃない。そしたらウィンナーが急に立ち上がったと思ったら、ここまで走ってきたのよ。そして付いていったらあなたを見つけたの。」


 そうか。


 ウィンナーが助けてくれたのか・・・8時間以上かかったけど。ウィンナーを見たらさっきまでくわえてなかったウィンナー専用のおもちゃを持っていた。そういえば家まで走っていったときにこれ加えてなかったな・・・でも散歩してたときは持ってたし・・・。もしかしてここに忘れたから戻ってきたのか?


 俺は不安になった。が、すぐ気を取り直して首を振った。いやいやいや。ウィンナーは主人の俺を助けに来てくれたのだ。と、言いつつ、俺のところに寄って来ないでおもちゃを加えながら喜んでいるウィンナーを見て心の中にたまっているモヤモヤ感をなくせない俺だったのだった・・・。

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 CHAPTER22 出会いサイト


 俺のメールに最近インターネットの出会いサイトが送られるようになった。


 消しても消してもまた来る。80件以上も来た。


 しまいに俺は好奇心に負けて出会いサイトに登録した。


 年は22歳にしてごまかした。趣味は、(やったことがないのだが、かっこいい感じがしたので)サーフィングとスキーと入力した。そして好きなタイプのコーナーに「美人で優しく、楽しくて嘘をつかず、主人のために身を売る程、主婦的な女性」と入れた。するとさっそく4人の女性のプロフィールが現れた。キラリン、みか、ミス・女性、アーミンという名を持った4人だ。


 とりあえず名前からしてまともな「みか」という子のプロフィールにのった。自己紹介コーナーはいかにも「シングル」っぽい。


「始めまして~みかでーーす!ただいま19歳!趣味はお料理~。あとー、お掃除かな?特技は男のここをゲット!なーーんちゃって。えへ。よろしくねーーー。」


 

 キモ。



 だが出会い申し込みのリストには約100人の男の名前があった。よしりん、ひろ君、アップル、長男・・・まともな名前が1つもない。


 とにかくこいつは嫌だ。


 俺は「みか」のプロフィを消して次の人に進んだ。


 「ミス・女性」か・・・おぉ!すごい。申し込みリストが500人以上もいる。


「こんにちは。私の名前はミス・女性と申します。このプロフィールをご覧になり、どうもありがとうございます。私の趣味は生け花を日本舞踊です。特技はお茶ですがまだまだ修行が足りませぬ。どうかよろしゅう、ございます。」


 何かキチンとしているんだが・・・いまいち渋い。どうも年は32歳らしい。結構老けてるな。申し込んだ男も渋いんだろうな・・・と俺は思ってプロフを閉じた。

 

 次はキラリンか。でも俺、こいつの名前好きじゃない。


 そう思って開けたサイトをまた閉じてプロフィールを見ず、「アーミン」に進んだ。


「あっはよーみんなーーー!元気かな~?あたしはアーミン!ムーミンの仲間!なーんちゃってー。あたしは17歳の女子高校生!趣味は・・・う~ん・・・親父ギャグ?うっそー。えへへへへー。でも特技はね、何と!人を相手にすることなのだー!キャハ。ま、お手柔らかに4649~。」


 結構おちゃめだ。こいつも申し込みリストも200人はいる。こいつら趣味悪いな。


 俺はため息をついた。どいつもこいつもろくなのがいない。


 出会いサイトもこれで終わりか。サイトを閉じて俺はメールに戻った。


 光みたいなのいねーかなー。と、俺は思って寝る用意をした。


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 CHAPTER23 オレオレ詐欺


 俺の母さんはつい最近オレオレ詐欺にあった。「あ、母さん?オレだよ、オレ!」


 そのオレはそう言ったらしい。多分俺の真似をしたのだろう。でもそいつの運が悪いことに、俺はちょうど台所でサラダを作ってたし、父さんは横でじゃましていたのだ。母さんは面白がってオレの話に乗った。びっくりしたような表情と声を出して答えた。


「あ、夜月!どうしたの?」


 俺が横にいうことも関わらず、俺と電話していたことに気づいた父さんは母さんを見た。オレオレ詐欺だと気がついたらしい。最近学校で話題になってるのだ。ロンの家も起きたらしい。母さんの答えにオレは俺がいないと思ったらしい。


「あのさ、オレ今なんか誘拐された。しゃべる時間があんまないの。だから急いで○○○店の前の電話ボックスの横に500万ドル入った袋置いてくれる?犯人がそうしないとオレを殺すって・・・あ、ちょ・・ちょっと!・・・か・・かえ・・・」と言い、切った。なるほど。いかにもリアルに電話をもめているように聞こえる。母さんはケラケラ笑った。


 次の日、また電話が鳴った。


 母さんも父さんも出かけていて俺1人だったから仕方がなく電話に出た。


「もしもし?」


 ぶすっとした声で電話を出ると、


「も・・・もしもし。」


 最初は低い声で「も」と言ったのに俺が男だと分かった瞬間「もしもし」という声を女々しくした。これもオレオレ詐欺だろう。


「はい?」


 苛立って俺は返事した。


「あたしよ、あたし!」


 母さんの真似だろう。あたし詐欺か。俺は心で笑った。


 が、犯人にとって残念なことに母さんの声はこの声より一オクターブ高い。


 でも面白いから話に乗ってやった。


「母さんか。びっくりした。オレオレ詐欺かと思ったよ。」


 俺はわざと「オレオレ詐欺」という言葉を口にして「母さん」の返事を待った。


「あのね、今お母さん交通事故に会ってね、それ・・・」


 と、何かを言いかけたところで本物の母さんが家に帰ってきた。


「ただいまーー!!!」


 華やかな声が受話器にも届いたらしい。俺は電話に向かって、


「で?どうしたの?」


 と問いかけてみた。が、母さんが帰ってきたことを分かった「母さん」は急いで電話を切ったらしく、「ツーツーツー」としか聞こえなかった。多分前の日と今日のオレオレ詐欺は同じ奴だと思う。


 2度も失敗した上、息子と母親にバカにされてよほど悔しかったのだろう。それ以来、オレオレ詐欺がかかって来なくなった。でも、父さんは自分にオレオレ詐欺電話がかかって来なかったから仲間外れ気分だったのだろうか。その後、父さんは3週間いじけ、更に電話の前で寝ては俺たち誰よりも先に電話と取ろうとしていた。

============


 CHAPTER24 嘘 


 俺は今まで生きていた中で嘘を何度もついてきた。


 そんないちいち数えるほど暇じゃないから何度かは知らない。


 でも13年間生きてた中で毎日分はあるだろう。(約4715回)


 いやっ、これはただの予測だ。実際には、もっとあると思う。


 その中で一番怖かった嘘は俺が母さんに言ったやつだろう。


 それは俺が8歳のときだった。


 母さんのタンスの中から服を取り出して遊んでいた俺は1着のドレスを破ってしまった。


 古いやつだったらまだよかったものの、運が悪いことに、それは前の日、母さんが買ってきた最高級品で安くても50万ドルはするブランド服だった。俺はとっさに破った服をごみ箱の奥に詰めた。


 すると次の瞬間、母さんが部屋に入ってきた。まさに危機一髪だった。これからパーティーに行くらしい。するとタンスの中をかき回して何かを探していた。


「あれー?夜月―。昨日買ってきた服知らない?」


 命よりも大事な服だ。もし本当のことを知ったら俺は多分、ロープでグルグル巻きにされ、石を重りに海深くしずめられるだろう。


「知らないー」


 おれは冷や汗をかきながら嘘がばれないように母さんに背を向けておもちゃに夢中になっているふりをした。そして母さんがゴミ箱を見ないように、と必死に願った。


 母さんは、


「そう・・・」


 と、答えてとりあえず同じブランドの服を着てパーティーに行ったが、俺は嘘がばれないのではないかとはらはらした。そして母さんが出て行った直後に、タンスや床を這い回ったりして俺があのドレスを破って捨てた証拠がないか探した。


 2時間経って何もないと分かって、少し安心をしたが、俺が罪を犯した犯人のようにビクビクしながら眠った。母さんはそのまま、気づかないでいたが、何年もたった今でも、急に思い出すのではないかと思い、ごみ箱を見るたび怖くなる俺だった。

~終わり~



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終了ぉぉぉぉぉ★★★


最後まで読んでくれた人!サイコーの感謝デス!!!どぅでしたか???意味不明なとこもあったと思います。www自覚してるんで(><)>"


終わり方がいまいちまとまんなかったwwwけど、まぁ終わりとします。また投稿したときもぜひ読んでください!!!!


それでゎ(*´Д`)ノ~~☆:.・*.See.:you.:♪


ありがとぉござぃましたぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!('∀`*人)カンゲキー!


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