ポン菓子屋さん
今週もありがとうございました!
一気に朝方の気温が下がりました
昼間はまだねぇ・・・
でも、エアコンも入れなくてよくなってきましたし電気代が助かります(笑)
来週もよろしくお願いいたします!
子供の頃、いつも遊ぶ公園にたまにやってくる人がいました
それは天気の良い日限定でした
車でやってくると
発電機を降ろしてそこから電気をモーターに供給するのです
そして何やらくるくる回転する構造になっていて中が空洞になった大きな金属の塊も降ろして、それとモーターにベルトを颯爽とかける
その金属の塊はガスバーナーで温められるようにもなっていました
ポン菓子屋さんです
今はどこかのマルシェイベントなんかで稀に見かけますが、大きな音がするのでねぇ
なかなか実演しているのを見るのは難しい状況ですね
まぁ、この音からポン菓子と銘々されたようです(そのままでわかりやすい)
家から米と砂糖を持ってポン菓子屋さんに頼むと、順番待ちはありましたが、作業に入ってくれはります
大きな金属の塊は釜・・・圧力釜なのですね
圧力釜である以上、もちろん蓋はきっちりロックできるのですが、圧力鍋のように蓋を被せてから回すのではなく、カチッとロックしたら開ける時はハンマーのようなもので叩いてロックを解除する構造になっています
確かに作業する時に蓋を回すのは無理ですわね(笑)
そうか!この回さないからこそ音が出てポン菓子の名前が付いたんですよね
釜の中に米を入れます・・・いつもどれくらい持っていってたかなぁ?
覚えていないですね
そして蓋をロックしたらモーターを回すと釜も連動して回りだす
回りだした釜の米が入っている辺りにガスバーナーを当てて加温する
その状態でしばし待つ・・・
このガスバーナーを当てる構造がまたうまくできていて、釜の下から当てると釜の上にまで炎がくるのですね
その炎を利用して別の鍋に作った砂糖水を加熱してとろみをつけていくのです
この一連の作業が面白いので子供達がみんな集まって観客となっています
いよいよ出来上がったか!
ポン菓子屋さんが手際よくガスバーナーを外し、モーターも停めて・・・
と思ったら、でっかくて長いステンレス製やったかな・・・カゴを釜の蓋に被せる
ここで観客一同緊張が走り、次の一瞬に身構えて固唾を呑みます
ポン菓子屋さんが釜の蓋のレバーをハンマーで叩くと・・・・
ポ―――――――――――――ン
と辺りに爆発音が響き渡り白い湯気が上がり、勢いよくステンレスのカゴの中に、膨らんだ米が飛び入ります
おおお!
と観客は思わず口に出ます
この膨らんだ米を容器に移して、熱してとろみをつけた砂糖水をかけて、しゃもじで混ぜてくれます
ポン菓子の完成です
ビミール袋に詰め替えてくれて、渡してくれます
まず、出来立てをほおばる!
これがね、この時しか食べられないのですね、当たり前ですが冷めると硬くなるので風味が若干変わる・・・この冷めた状態で普通はよく売られているのですけどね
あのワクワクして見ていたことが懐かしいですわ
今は、あの音を出したら近所から苦情来るかもしれないし、事件と勘違いされて通報されるかもねぇ
また、あの出来立てを食べてみたいものだ!