その3
(*´꒳`*)「続きでーす」
「前回は首の後ろが冷たくなっていると話したな。帰宅後も凍るぐらい冷たかったので浄化の炎で数時間かけて溶かし暖めた。そして家でくつろいでいると、私の中に何かが侵入している感覚がした」
( ̄∀ ̄)「えっ、また霊に取り憑かれたのですか? 」
「あぁ、そしてその日はなにも動きが無かったのだが次の日の朝、それは始まる」
(・∀・)「何が始まったのですか? 」
「朝起きたら男の声が聞こえたのだ。私は悪魔だと」
(・Д・)「ついに出ましたね、悪魔。しかし声とは、普通に聞こえるのですか? 」
「いや、声と言っても耳から聞こえるわけではない。頭の中に小声が響く感じで、微かに聞こえてきたのだ。しかし仕事に行かないと行けない私は忙しい事もあり、無視して会社へと出掛ける」
(*´ω`*)「真面目ですねー」
「家庭を背負っているからな。しかし一方的に『無視するな』とか話しかけられる中作業するのはかなり大変で、それでも無視して仕事をしていると目の前が大きく歪んだ。強烈な眩暈に襲われたのだ」
( ̄∇ ̄)「眩暈ですか。たしか延々眩暈がするって病気がありましたよね? 」
「あぁ、だがその眩暈は常時ではなく、文字を読もうとすると起こった。私の嫌がらせをするように。そしてそんな状態では仕事が出来ないので急遽早退するのだが、声はずっと聞こえ続けている。そして私の心の声を拾い上げ、布団に包まり耐える私に向かって様々な言葉で脅してくるのだが——」
(・∀・)「何があったのですか? 」
「聞こえる声が増えた」
(°▽°)「ひー」
「それはキーンと言う耳鳴りの後、まるでそれが合図のように私の身体の中に侵入して来たように増えていく。その数は10ぐらい。そして見せられるビジョン。そのビジョンとは私が木で首吊り自殺をして揺れている姿」
( ̄3 ̄)「あのー、言いづらいのですが、声や映像とか見えるのって頭が病気とかでおかしくなったのじゃないですか? 」
「その可能性はほとんどない。と言うのも、後日だが私の様子がおかしくなったので病院に連れて行かれる。そこでCTスキャンと薬物検査をされるが何も異常が見当たらなかったからだ」
(・∀・)「へぇー」
「話を戻すぞ。私は追い詰められこんな状態では生活できないと思い絶望するのだが、時間が経つと声がパッタリと聞こえなくなった。そして少しするとまた声が聞こえ始め私を追い詰めてくる。そして追い詰められるとまたパタリと止まる」
(・Д・)「どう言う事ですか? 」
「これがなんなのかわからない。しかし執拗に続く悪魔の囁きに私は閃く」
( ̄∀ ̄)「なんと? 」
「この世に悪魔がいるのなら、神様もいるのではと。そう、囁きがパタリと止まる事に対して、何か大きな力、神様が助けて下さったのではと思ったのだ。そして始まる私の説得」
(°▽°)「えっ、悪魔に説得ですか?それでなんと説得したのですか? 」
「悪魔がいるなら神様もいるはず。だから『あなたも悪い事をしていないで今からでも改心して下さい』と。その説得をとても嫌がる悪魔。そうこうしていると、悪魔を名乗っていた声が、今度は声質が変わり神様として語り始める。それに素直に従っていると、悪魔が出てくる。そこで私は再度説得。すると神様が出てくる」
(*´꒳`*)「なんですかその茶番。しかしそんなにコロコロ変わったら神様が言っている事も信じないですよね」
「それが私は信じた」
(`・ω・´)「えっ? 」
「この時私は悪魔が神様を騙っているのか、神様が悪魔を装って試しているのか、判断が出来なかったからだ。そして悪魔が神様を騙っているなら従う必要はないが、逆の場合だと逆らったらとても怖い事になる。だって神様だから」
(・Д・)「はぁ」
「いや、神様だよ。怒らせたら神の逆鱗だよ?地獄行きかもしれないよ? 」
(><;)「そっ、そうですね」
「そうして私は頭に響く声に従って行動する事に。ちなみに神様が与える指示は聞かないといけないになり、逆に悪魔が人を殺せと言って来た時はガン無視していた。すると神様ばかり出てくるようになった。そして声の主に大天使ガブリエルも加わる事に」
(°▽°)「うわぁ」
「そこで私は大天使ガブリエルの子供だと言われる」
( ̄3 ̄)「それも信じたのですか? 」
「この時の私は半分信じていた。と言うのも、一般人の私に悪魔や神様が語りかけてきているのはおかしい。なにか意味があるのではと思ったから。
また大天使ガブリエルは、私を信用させるために多くの奇跡をもたらした」
(・∀・)「ちなみにどんな奇跡なんですか? 」
「まずはヒーリングだな。手をかざし小刻みに動かすとガンガン癒した。私は身体がとても硬いのだが、試しにスジを伸ばしながらヒーリングをやってみた。そしたら面白いぐらいにスジが伸びていきドンドン柔らかくなっていく。そして最終的になんなく坐禅が出来るぐらい柔らかくなった」
( ̄∀ ̄)「はぁ」
「次は旧約聖書でも記述があるそうだが、『力を与えてくれる』だ」
( ̄∀ ̄)「パワーアップって事ですか? 」
「そうだ。二回だけだったが身体の周りにエネルギーの層を纏った状態になり、力が滅茶苦茶出た。そしてこの時走ったら、かなりの速度も出た」
(・∀・)「そんな事が出来るんですね」
「あぁ。あと声の主は少し先の予知が出来ていたし、大天使ガブリエルに対して無礼な態度を取った私を上からの見えないエネルギーで強制的に土下座させようともしてきた」
(`・ω・´)「これらの事が本当なら凄い事ですね」
「あぁ、実際この時の私は、こんな事が出来るのは間違いなく人間の上の存在しかいない、と言う思考になったよ。だから人々を救うためと言われて強烈な幻覚も見える中様々な奇行をさせられ、最終的に精神病院の隔離病棟にぶち込まれる事になる」
(°▽°)「えっ、精神病院?しかも隔離病棟ですか? 」
「そう、ベッド代わりのマットとトイレしかない個室、扉にはドアノブがない牢獄のような部屋だ。そこにだいたい一週間、そして共同部屋に移動して二ヶ月間生活する」
(・Д・)「その時、と言うかずっと記憶があるんですか? 」
「あぁ、ハッキリとある。出される苦行、操作される夢、頭の中で増える私の人格などなど色々あったが、よくアレらを乗り切ったと思うぐらい一日中神様と対話をして出される難問を真面目にクリアしていっていた」
(°▽°)「へぇー。と言う事で次で最後かな? 続きまーす」




