第四章 光の隙間
昨日は友人の家でテスト勉強に没頭し、頭がパンクするほど詰め込んだ。今日のテストは絶対に良い点を取れるはずだ。明るい日差しに照らされながら、眠い目を擦り、急いで学校へ向かった。
強い日差しの中を歩いていると、疲れと暑さで立ちくらみが襲う。ふらりと倒れそうになり、カバンが開いて中からペンが地面に落ちた。壁にもたれて立ちくらみが収まるのを待ち、ペンを拾おうと地面を見たが、どこにも見当たらない。周囲を見渡しても、まるで消えたかのように跡形もない。
テスト勉強を続けるつもりだったが、諦めて学校へ急いだ。テストは予想以上に上手くいった。満足感に浸りながら、勉強を手伝ってくれた友人に礼を言うため、彼のクラスへ向かった。
友人は肩を落とし、まるで教室から逃げ出したいような顔で座っていた。私は感謝の言葉を伝え、気分を上げるために食堂でご飯を奢った。友人は「勘が外れた…過去最低かもしれない」とぶつぶつ呟く。私は明るく「今日、一緒にどこか遊びに行く?」と誘うと、彼は小さく頷いたが、すぐにまた自己嫌悪に沈んだ。
放課後、友人を元気づけるために、島の中心にある「山」へ向かった。そこは一番高い場所で、特別な名前もなく、ただ「山」と呼ばれている。頂上へ続く道は、葉が生い茂る「森」と呼ばれる場所だ。友人はまだ元気がないままふらふら歩き、つまずいて転倒してしまった。強く倒れたのか、反応がない。私は心臓が締め付けられるような感覚に襲われ、「大丈夫?」と声をかけると、友人が突然叫んだ。
「おい、ここから下が見えるぞ!」
彼が倒れた衝撃で地面の葉が崩れ、わずかな隙間から光が漏れていた。覗き込むと、下には空間が広がっていることが分かった。友人はテストの失敗など忘れたかのように興奮し、「この下には何かある! ここは何かの上に立ってるんだ!」と叫んだ。
頂上に登る計画は忘れ、私たちは夜までその場で話し合った。
「下に何かあるってことは分かってたけど、空間があるなんて…」
「どうやってこの場所を支えてるんだ? そもそも、どうやってここまで来たんだ?」
わからないことだらけだったが、これまでの人生で最も心が躍った瞬間だった。この感覚は、きっと一生忘れない。
外が暗くなり始めたので、仕方なく家路につく。「そういえば、今日のテストのことはもう大丈夫?」と尋ねると、友人は目を輝かせて答えた。
「あ、大丈夫! もうそんなこと忘れたよ! もっと楽しいことが見つかったからな!」
そのキラキラした瞳を見ながら、私は小さく笑い、友人と別れて家に帰った。
ゴールデンウィークということもあり、全部修正しました。
読みにくさなどあれば教えてください




