表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
女勇者は男物の下着を穿くと最強です  作者: さいとう みさき
5/15

第5話:お供その一

ちょっとした出来事で男物のパンツをはいたソミア。

勇者の呪いで女勇者になって魔王を倒さないと呪いが解けない?

変態お供を引き連れて変態魔王討伐にいざ出発!

果たしてソミアの呪いは解けるのだろうか?



 嫌々お城で先代の勇者の装備を着させられ支度金やら何やらを持たされて放り出された。



 「魔王討伐出来れば呪いも解けるじゃろ。流石に勇者の怨念、教会の解除魔法が効かんからのぉ」


 「いや他人事みたいに言ってないでよ! あたし剣なんて持った事無いからどうやって魔王倒せばいいのよ?」


 「なら大丈夫じゃ、ほれ」


 そう言って神官はあたしに門衛が持っていたハルバードを投げつける。



 「あっ!」



 そう思った瞬間身体が勝手に動いて腰の剣を抜き、そのハルバードを叩き落す。


 ばしっ!

 からーん



 なにこれ!?



 「鑑定で分かった事じゃが先々代の勇者が戦い方をおぬしに教えてくれる。だから安心して魔王討伐に行くのじゃ!」


 「いや安心出来ないって、なんで勝手に体が動くのよ? これ本当に大丈夫なの!?」


 「では、良い知らせを待っておるぞ!」



 ばたんっ!



 神官はそう言ってお城の門を閉めた。

 完全に追い出された、大きくため息をついてから魔王がいるという北の魔王城へ向かう事となった。



 * * *



 「ふむ、そこな女子おなご、そう、貴女そなただ、貴女そなた



 あー、目を合わせない様にしたのに、なんでこの変態はあたしに声をかけて来るのよ!



 「そこの変な趣味で男物の下着を穿いた変態娘クレイジーガール貴女そなただ」


 「誰が変態娘クレイジーガールよ! そっちこそ道のど真ん中で魔導士姿に女もののストッキング穿いて突っ立てるのよ、このド変態!」


 「いやな、このストッキングは呪われた女賢者のモノだったらしいが先々代の勇者ともう少しの所でうまくいかず、『全部魔王のせいよ!』と恨みを残して儂に取り憑いての。先ほどよりこのストッキングが疼いてのぉ。おぬし勇者じゃろ? 共に行けとささやくのじゃ」


 「いや、間に合ってますんで遠慮しときます」


 「そう言わず、ほれ、一緒に。ほれほれ」


 「近づくなぁ、変態ぃっ!!」



 ばきっ!



 キャットウォークで迫りくる魔術師のおっさんを思わずぶん殴る。


 「ぐはっ! 出来れば脚でやってもらいたかったのじゃぁ!」


 


 こうしてこの変態魔術師(脚フェチ)はあたしに付いて来る事となったのだった。 


面白かったらブックマークや評価、ご意見ご感想をよろしくお願い致します。

誤字脱字等ございましたらご指摘いただけますようお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ