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聖女様って呼ばないで  作者: 渡海
第1章
82/201

スキルブック

第79話の投稿になります。

しばらくは毎日投稿になります。

読んでいただけると幸いです。

ラナちゃんにお買い物を頼んでいると男性陣が部屋に入って来た。


「うまそー!早く食べようぜ!」


入って来るなりアントニーくんが声を上げてテーブルに駆け寄り、アトムくんとチェスターくんは一度顔を見合わせてからテーブルに近づいてきた。

 全員が席に付いた所で、ラナちゃんが手を組み祈りの言葉を唱え始めた。


「光の神ヴェインスヴァイン様に感謝を」


「「「「「感謝を」」」」」


朝食を摂った私達はコロア水を飲みながら一息ついて居た。

 私は今日の予定を伝えるため、皆を見渡すと皆もこちらを見ていたので皆に話しかけた。


「今日は私とアトムくんはパーティーの仲間と合流したらギルドへ向かいます。

 ラナちゃん達にはお買い物をお願いしてありますが、チェスターくんとアントニーくんはどうするの?」


私の質問に二人は同時にお互いの顔を見てチェスターくんが返事をしてくれた。


「僕たちも買い物に付いて行こうと思います」


私はチェスターくんの返事を聞いて、コテージの鍵をストレージから取り出して、ラナちゃんとチェスターくんに渡した。

 鍵を渡された二人は不思議そうに鍵を見て首を捻っていた。


「その鍵はこのコテージの鍵ですから、出かけるときは鍵をかけて出かけてくださいね」


私が何の鍵か教えると、ラナちゃんとチェスターくんは二人とも頷いてくれた。

 それとついでに私は野菜が入っていた木箱を出し、その中に良く訓練で使っていた訓練用の木剣シリーズを箱の中に出した。

 箱の中に出された木剣を見たアントニーくんが、喜色を含んだ声を上げると箱に走って近づいてきた。


「これ、訓練用の木剣か?使っていいのか?」


アントニーくんが色々な武器を手に取りながら私に聞いてきたので、私は頷いて。


「冒険者になりたい子は今からこの武器で練習すると良いですよ、武器の振り方を知ってると知らないとでは、生き残れる確率も変わって来ると思いますからね」


私が武器を出した理由を説明すると、カーラちゃんが不満そうに唇を尖らせて愚痴てきた。


「あたしにあんな武器を振り回す力は無いわよ!あ~あ、魔法が使えれば冒険者になれるのにな~」


カーラちゃんの囁きを聞いて私はどうしようか考えていた。

 スキルブックを使えば魔法も覚えることもできると思うんだけど、全属性覚えると器用貧乏になっちゃうのよね、ならどの属性が良いか聞いてみましょ。


「カーラちゃんはもし魔法が使えたらどの属性がいい?」


私が質問するとカーラちゃんは唇に人差し指を当て考え込んでしまった。

 考え込んでしまったカーラちゃんの代わりにチェスターくんが答えてくれた。


「う~んどれが良いんでしょう?何処でも使えそうなのは風でしょうか?」


チェスターくんが悩みながら答えてくれたので、私は自分の考えを言うことにした。


「確かに火だと森の中で使えなかったり、水だと周りを濡らしちゃったりするから使いづらいかもしれないわね」


私がそう言うと皆が納得したような顔になった。

 カーラちゃんは真剣な顔になると私に話しかけてきた。


「あたしは水の魔法が良いわ、水魔法が有れば旅の間水に困らなそうだもの」


カーラちゃんがそういので私は頷いてスキルブックをストレージから取り出した。

 スキルブックはその名の通り本の形をしているけど読んで覚えなきゃいけないわけじゃ無いのよ、メビロの時は使えば覚えられたけどこっちの世界だとどうなるのか分からないのよね。

 さすがに読んで覚えろとはならないと思うけど、試してみないと分からないのよね。


私は水魔法のスキルブックをカーラちゃんに差し出しながら。


「カーラちゃんこの本を使えば水魔法を使えるようになるわ、でも条件があるの私からスキルを貰ったなんて絶対他で言わないようにね、それさえ守ってくれればこのスキルブックを貴女にあげるわ」


私がそう言うと皆は私が持っているスキルブックを食い入るように見つめてきた。

 皆が食い入るように見つめてくるので、私は少し引いてしまった。


「これをあたしに?」


カーラちゃんは少し震えながら私の手からスキルブックを受け取った。

 カーラちゃんはスキルブックを手に取ると表紙を開いた。

 

誤字脱字等がありましたらご報告よろしくお願いします。

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