スーパーアイナちゃん
第42話の投稿になります。
しばらくは毎日投稿になります。
読んでいただけると幸いです。
明日の予定を立てた私たちは、一度冒険者ギルドで別れ、私は森の木陰亭に向かって歩いて行く。
夕焼けに照らされる町並みを眺めながら、私は明日のことを考えていた。
まず絶対買わなきゃいけないのは、アベルの防具、革鎧が良いかしら?本人にこだわりが無ければ、ブレストプレートも良いわよね。
生存率を上げるならヘルムも欲しいわよね、装備を色々考えてると、ゲームの時に色々ギルメンと考えたの思い出すな~、大概が面白半分で悪ふざけ
に走るのよね、それで完成したのが私の背中装備とマクスウェルさんの背中装備、私のは天使の翼でマクスウェルさんのが悪魔の翼。
ふざけて注文したら本当に作っちゃうんだもんな~カイジンさん、装備すると飛行能力が付くからギルド対抗戦で飛んでたら魔法と矢が弾幕ゲームみ
たいに飛んで来た時には悲鳴上げながら必死で避けたわよ!あの翼付けたらここでも飛べるのかしら?遠出するときにでもやってみたいかも・・・。
私は思い出に浸っているといつの間にか、森の木陰亭についていた。
私が宿屋の入り口を潜るとアイナちゃんが大きな声で。
「マリアおねえちゃん、おかえりなさい」
カウンターからアイナちゃんが笑顔で迎えてくれた。
「ただいま、アイナちゃん」
私はアイナちゃんに返事をしながらカウンターに近づくと、笑顔でいたけど、私がアイナちゃんの前に来るとアイナちゃんはくんくんと鼻を鳴らして。
「マリアおねえちゃん、おいしそうなにおいがする!」
アイナちゃんに言われて私は、まさか・・・と思い自分の服の匂いを嗅いでみた。
服に匂いは付いていなかったが、自分の匂いを嗅いでみると髪からカレーの匂いが・・・。
あああああああ!私としたことが!まさか髪に匂いが付いてるとか恥ずかしい。
あまりの恥ずかしさに顔が真っ赤になって、自分の両手で顔を隠してしまった。
友達と会った時、今日のお昼カレーだった?って聞かれるぐらい恥ずかしい。
それにしても私の法衣すごいわね布の方が匂い付きやすいと思うのに匂いだけじゃなくて汚れすらついてないのよね。
装備のことに気持ちを向けて、少し落ち着いた。
一度深呼吸してからアイナちゃんに笑顔を向ける。
「今日、外で料理したからその匂いが付いたのね」
私がアイナちゃんの質問に答えるとアイナちゃんは目を輝かせて。
「それっておいしいの?いいな~あたしもたべてみたい!」
う~んどうしよう?ここで出すわけにはいかないわよね、匂いで他のお客さんに気付かれちゃうし、ナタリーさんに迷惑掛かっちゃうわよね。
少し考えた私は、自分の部屋にアイナちゃんを連れて行くことにした。
もちろんナタリーさんにちゃんと断ってからだけど、仕事中に連れ去るわけにはいかないわよね。
食堂に行き、ナタリーさんを探すと給仕をしていたので近づいて話しかけた。
「ナタリーさんちょっといいですか?」
私が話しかけるとナタリーさんは笑顔で振り返りながら、「何だい?」と答えた。
「仕事中ごめんなさい、アイナちゃんに私の部屋で、私が作った料理食べさせても良いですか?」
私がナタリーさんに仕事中に連れ出す事を謝りながらそう言うと。
ナタリーさんは、はははと笑い出しお腹を押さえながら。
「良いわよ、こっちが謝らなきゃいけないのに、何時もごめんね」
ナタリーさんは笑顔で手をひらひらさせながらそう言うので、私は一度カウンターに戻りアイナちゃんに。
「ナタリーさんに言ってきたから、私のお部屋で食べさせてあげるね」
私がそう言うとアイナちゃんは笑顔で「うん!」と強く答え、私の手を繋いだ。
アイナちゃんと一緒に私は自分の部屋に向かい、部屋に入ると小さなテーブルと椅子だして。
「アイナちゃんここに座って」と声を掛け。
座って貰っている間に、私はストレージからゲーム時代に作ったビーフカレーを出して、スプーンと一緒にテーブルに置いた。
ビーフカレー
プレイヤーマリアと作った料理、ミノタウロスの肉を使い、各種能力の上がる野菜を使ったカレーライス。
効果 HP、INT、を500上げ、STRを1000上げる120秒間効果は持続する。
私が「どうぞ」と言うと、アイナちゃんはスプーンを手に取り、カレーを掬い口に入れた。
「からくておいしい!こんなりょうりはじめてたべたー!」
アイナちゃんは物凄い勢いで食べてしまい、まだ食べ足りないとばかりに口にスプーンを咥えていた。
そんなアイナちゃんの姿を見ながら、私は微笑んで。
「これも食べてみる?」
私はいいながら、ストレージから紅茶とショートケーキをフォークと一緒に取り出した。
ショートケーキ
クリスマス限定アイテム
効果 HP持続回復1秒間に500回復120秒持続
物理攻撃力500上昇120秒間持続
それを見たアイナちゃんは目を輝かせて「うん!」と答え頷いた。
テーブルに紅茶とショートケーキを置くとアイナちゃんは待ちきれないとばかりにフォークでケーキを食べ始めた。
「おいし~、あまいよ、ふわふわだよ~」
アイナちゃんは満足そうに食べているのを見ながら私も満足するのだった。
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