ゴブリンキング戦
第30話のその2として投稿になります。
しばらくは毎日投稿になります。
読んでいただけると幸いです。
余りにゴブリンキングがあっさり倒されすぎと言う事で新しく書きました。
這い蹲ったゴブリンキングは、左手で大剣を持ち怒りに任せて咆哮を放った。
「グオオオォォォォ!」
ゴブリンキングの咆哮に、冒険者達は一瞬固まってしまっていた。
その隙をついてゴブリンキングが大剣を横から振り抜いてきた。
私はゴブリンキングの攻撃を、盾で防ぎ攻撃を止めた。
「皆さん動けそうにない人は下がってください!」
私が叫び、警告すると冒険者達の間からゼラーフさん達が飛び出してきた。
「嬢ちゃん俺達が攻撃する!防御頼めるか?」
私はゼラーフさんの質問に頷いて盾を構えた。
私がゼラーフさんと話していると、チャンピオンを倒したボックスが私の横を通り過ぎながら。
「俺にもやらせろよ、ぶった切るのは得意だぜ」
ボックスはそう言うや否や、キングに飛び掛かりながら切りかかった。
ボックスを見送った私の横に今度はクリストフさん達が来て。
「僕らもまだまだ戦えるよ!」
クリストフさんたちはそう言いながら、キングの足元に走り込み通り過ぎながら切りつけていた。
私はゼラーフさん達がキングに攻撃されないように、盾でキングの大剣を受け止め続け、その間にゼラーフさんやクリストフさん達、ついでにボックスが攻撃を与えて、少しづつ傷を与えて行った。
皆が攻撃を続けていく中、私は『エリアブレッシング』と『エリアリジェネレート』を使い攻撃している冒険者達をサポートしていった。
私達は私が盾でキングの攻撃を防ぐことで負傷者は無く安全にキングを追い詰めていた。
キングに大分負傷が見えてきた時、キングが膝を抱えて丸くなった。
その光景に、冒険者達は動きを止めて様子を見ていると、キングは身体を大きく伸ばし天を仰いで大声で咆哮をあげた。
「ギィヤオオオオオオォォォォォ!」
キングは叫び声をあげると体中が赤黒く変色して顔には青筋が幾つも浮き上がっていた。
あちゃ~怒り状態に入っちゃった。
私は頭を押さえて、全身を赤黒く染めたキングを仰ぎ見た。
怒り状態に入ったモンスターは攻撃力とスピード、後モーションがかわるのは良くあることだったのよね。
それで苦しめられたことなんて、数えきれないほどあるから注意しないと。
私が注意しているとキングが動き出した。
さっきより早い剣戟を放ち、ゼラーフさん達は反応できないようだった。
私はキングの攻撃を、ゼラーフさん達に当たらないように、盾で防ぎ続けた。
その光景は周りの冒険者からは、目で捉えることがやっとな攻撃だったけど私は防ぎ続けた。
キングの攻撃を防ぐたびに衝撃破が発生して周りにある物を吹き飛ばしていく。
「おいおい、ありゃ何の冗談だ?」
「あの攻撃止めている、避けるなら何とかなりそうだけど・・・」
ボックスとクリストフは動きを見て、私とキングの攻防を傍観することしか出来ないみたい、動けているのはゼラーフさん達だけみたいね。
ゼラーフさんは攻撃に専念してくれているためか、何とか戦えているわね、ポーションのお陰かしら。
「ちくしょう、しぶとすぎる・・・」
ゼラーフさんがぼやきながらも戦ってくれているから何とかなってるけど時間が掛かり過ぎるわね。
私は隙を見てキングの左手へメイスを振り抜く、私のメイスが当たったキングの腕は大剣を握ったままメイスの一撃の圧力で千切れとんだ。
「ギャアアアアァァァ」
左手を失ったキングは、痛みを耐えるように目を瞑り、唇を噛み締めていた。
「よっしゃ今のうちだ!」
ボックスの掛け声に周りで見ていた冒険者達も好機と思ったのかキングに群がった。
最初は折れた両腕で、必死に抵抗していたキングも、地面に引き倒されて、身動きが取れない状態にされて、冒険者達に倒されてしまった。
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