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聖女様って呼ばないで  作者: 渡海
第1章
24/201

会議

第24話の投稿になります。

しばらくは毎日投稿になります。

読んでいただけると幸いです。

会議に出るため私はギルバートさんの後ろについて階段を上っていく。

 そして、2階の会議室に入るとすでに多くの人が集まっていた。

 その中には私の知ってる人もいた。

 商業ギルドのギルドマスターローマンさん、後ボックスも他にも鎧を着た髭の男性、白衣を着た男性も居た。

 会議室の中に入ったギルバートさんが集まっている人たちを見渡し。


「本日は集まっていただきありがとう、今回はゴブリンの大群の排除、及び集落の根絶だ。

 商業ギルドからは補給物資の提供と鍛冶師の派遣を戴いた。

 薬師からは回復薬の提供、衛兵からは拠点防衛要員を提供していただくことになっている」


ギルバートさんが一通り話すとローマンさんが手を上げ。


「神殿はどうしたんじゃ?」と聞いてきた。


ローマンさんの質問にギルバートさんは眉間に皺を寄せ。


「神殿は「戦時でも無いのに従軍は認められない」らしいです」


ギルバートさんの答えに白衣を着た男性は。


「なんと、では後ろの神官は?」と訊ねてきた。


白衣の男性が、私に指さしながら質問すると、ギルバートさんは。


「彼女は冒険者ギルドに所属しているギルド員です」と答え。


私は頷いた事を確認した、この場にいる人達は頷き。

 ローマンさんが次の話を切り出した。


「して、どうするんじゃ?作戦は有るのか?」


ローマンさんの質問にギルバートさんはテーブルに広げてあった地図を指し。


「作戦はまず、南の街道にあふれたゴブリンを包囲殲滅する。

 後に、パーティー単位で森を探索しながらゴブリン集落を目指す。

 そして集落前で合流して一気に叩く」


ギルバートさんの作戦説明を聞いていた鎧の男性は。


「我々衛兵は、拠点防衛と聞いたが、拠点設置場所は何処にするのかね?」


衛兵長なのかな?鎧を着た人が質問するとギルバートさんは地図を指さし。


「森と街道の切れ目で広く平野になっている、此処が一番ではないか?」


ギルバートさんの提案に、鎧の男性は顎に手をやり考える仕草をしてから頷き。


「では、人員を用意し次第そちらに拠点を設置しよう」


鎧の男性は話し終わるとまた黙ってしまった。

 それを継ぐ様にローマンさんは白衣の男性に目を向けながら。


「では、儂らは食糧と後は薬師からのポーションを積む荷馬車の用意じゃな」


ローマンさんは自分たちのやるべきことに目標を定めた様に言う。

 会議室は其々のやるべきことが決まり動こうとしたときボックスが声を上げた。


「マスター報酬はどれだけもらえんだ?」


嫌らしい笑いを顔に滲ませるボックスを周りに居た者たちは一斉に批判的な表情をした。

 ボックスの問い掛けにギルバートは眉に皺をよせ。


「報酬はいつも通りだ」と答えた。


ボックスは大げさに驚きながら。


「おいおい!いつも通りはねーだろ!大群なんだ危険手当ぐらい出るんだろ?」


ボックスの問い掛けにギルバートさんは。


「上位種に関しては出せるが、ただのゴブリンにはさすがに出し切れん」


ギルバートさんは苦虫を噛み潰した様な顔をして絞り出した。


「それじゃ俺は降りさせてもらう、俺が降りりゃ他にも降りる奴がでるかもしれねーな?」


ボックスの発言にギルバートさんが激高して。


「こんな時に何を言っている!」と叫んだ。


ボックスは真面目な顔になり。


「こんな時だからだろ?俺たちゃ生きててなんぼ、働けなくなったらそれまでよ」


確かにボックスの言ってることも、冒険者側から見れば正しいと思うけど。

 多分ここに領主が居ないこともたぶん関係あると思うのよね。

 どうしたらいいのか考えながら、周りを見回しているとローマンさんと目が合った。

 私はローマンさん近づき袖を引くと、ローマンさんは素直に付いて来てくれた。

 私とローマンさん部屋の端に寄り、私はある提案をし始めた。


「ローマンさん危険手当として幾らか出せませんか?」


私は提案すると、ローマンさんは渋い顔をして。


「儂としては出してやりたいが、ただで金を出すのは・・・何か見返りが有るんじゃろ?」


さすが、ローマンさん話が早い!私は紅茶の入ったカップをストレージから取り出し。


「さすがローマンさん、実は私こういう物を持っていまして、危険手当を出していただけるのなら、こちらを“格安”でお売り致します」


ローマンさんは紅茶の入ったカップを受け取りまじまじと鑑定し始めた。

 私はそれを見ながら。


「そうですね、本来は10000ローンでお売りする所を1000ローンでお譲りします」


私が大幅に値引きして提案するとローマンさんは「買った!」と即答した。

 

「それでいくつ売ってくれるつもりじゃ?」


ローマンさんが思案顔で聞いてくるので。


「そうですね、始めに毎日1個づつ100個程売ろうかと考えています」


「ほう、ではそれ以降は100個売った所で契約の見直しと言う事じゃな」


ローマンさんがこちらの提示しようとしたことを言ってくる。

 さすが商人、私の考えてる事に気付いてくれる。

 私との交渉を聞いたローマンさんはギルバートさん達に向き直り。


「では危険手当は商業ギルドで出すかの、ゴブリン一体につき1000ローンじゃな、それ以上は出せんわい!」


ローマンさんの発言にボックスは顎に手をやり考えだし、ギルバートさんはお礼を言う様に頭を下げた。

誤字脱字等がありましたらご報告よろしくお願いします。


資料室の話に出て来る金属の名前を変更しました。


ナボルタ、精霊の魔力がしみ込んだ銀。

 採掘された場所によって色が変わることが有る。

 一番多く発見される色は緑銀色をした物が多く発掘される。

 火山で発見されたものは赤銀色をしている。

 火山で発見された精霊銀は僅かに火耐性を上げる効果が報告されている。


オーテルサ、神が作り出した金

 淡く光る性質が有り、僅かに神聖魔法に似た魔力を発している。

 アンデットはこの光を避ける傾向が有ることが確認されている。

 採掘量は非常に少ない為貴重、稀に古代遺跡から出土する発掘品が神金で作られていることが有る。


アラトラム、長年魔力の高い地域で魔力がしみ込んだ鉄を鋳造した鋼

 魔力が高い地域に稀に有る鉄、魔力の高い地域でも極一部の鉄にしか魔力が溜まらないため。

 魔力の高い地域に有る鉄がすべて魔鋼になるわけでは無い。

 鋳造する際も特殊な製法が有る為、魔鋼で作られた装備は貴重である。


以上です、よろしくお願いします。

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