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エッセイ

小説家になろうの利用規約を読んでいたら、ネクロマンサーになって死者(BANされたユーザ)を蘇らせることができるんじゃないかと思った

作者: 榛李梓

 小説家になろうの利用規約を読んでいて、思ったことがあります。もしかして、ネクロマンサーになって死者(BANされたユーザ)を蘇らせることができるのではないか、と。規約違反でBANされたユーザも、再度なろうを利用することができるかもしれません。この場合の「できる」というのは、「利用規約に違反しない」という意味です。


 しかしご存じの通り、利用規約第8条「入会申込の不承諾」には入会申込を不承諾する場合として、『(3)入会申込者が、過去に本利用規約又はその他の利用規約等に違反したことを理由として強制退会処分を受けた者である場合。』とあります。

 また、第14条「禁止事項16の2」で『本利用規約に違反し当グループより強制退会対応を受けた者が新たにユーザアカウントを保有する行為。』が禁止されています。

 見つからなければ再登録して利用することも可能です。ただ、規約違反にはなるので、バレればまたBANされてしまうでしょう。こっそりと身を潜めて活動しなければなりません。


 BANされたユーザが上記の規約に抵触せずに再度なろうで活動する方法、それは、他者が取得したアカウントを利用するという方法です。

 それは利用規約第11条「アカウントの保有」で駄目だって書いてあるじゃないか、と思われるでしょうか。確かに第11条には以下のように書かれています。


『1.ユーザは一人につき1つのアカウントを保有するものとします。一人が複数のアカウントを保有すること、複数人が1つのアカウントを共同して保有することはできません。ただし、当グループが別に認めたものを除きます。

 2.ユーザはいかなる場合においても、アカウントを第三者に譲渡又は貸与することはできません。』


 と同時に、『ヘルプ』ページの「ユーザ登録」カテゴリの中に「複数人で登録したいんだけど……(サークルでの登録)」という項目があります。それに対する回答は以下の通り。


『代表者一人が登録して、共用で使うことに関しては問題ありません。

 但し代表者とその他参加者で権限を分けるなどの制限機能はございません。

 利用する全員が同じようにパスワード変更などの権限を持ちます。』


 つまり、Aさんが登録したアカウントを使って、Bさんが作品を投稿するなどの小説家になろうを利用する行為が、例外的に認められているわけです。これならBさんは入会申込をしなくてもよいので、入会申込の不承諾を受ける恐れはありません。BANされたユーザは、他のユーザのアカウントを共用することで、再度なろうでの活動が可能というわけです。

 ただしこれは、上述した第14条「禁止事項16の2」『本利用規約に違反し当グループより強制退会対応を受けた者が新たにユーザアカウントを保有する行為。』に該当する可能性があります。Aさんが登録したアカウントを共用するBさんが、アカウントを共同して保有していると扱われるのかどうか。それは明記されていないため、この部分はグレーです。アカウントを共有しているのか、あるいは共用しているだけなのか、これだけでは分かりません。



 やっぱり堂々と復活することは無理なのか、と諦めるのはまだ早いです。もう少し利用規約を読んでみましょう。


 利用規約第14条「禁止事項」の冒頭には次のように書いてあります。


『ユーザは、本サービスの利用にあたり、次に掲げる行為を行ってはならないものとします。』


 禁止事項の対象者は『ユーザ』ですね。規約にはこの『ユーザ』という単語がしばしば出てきます。『ユーザ』とは誰のことでしょうか。第2条「定義(5)」を読むと、『ユーザとは、本サイトを利用するために会員登録している者をいいます。』となっています。


 さて、Aさんが登録したアカウントを共用するBさんは『ユーザ』なのでしょうか。

 私が登録したのはかなり前なので登録時にどのような内容を入力したのか覚えていませんが、複数人で利用する場合に代表者以外の名前を入力するなどの手続きがあるのでしょうか。上述の「ヘルプ」内の複数人での登録についての回答を読む限りでは、そういったことはなさそうに思えます。

 とすれば、やはり登録していないBさんは、なろうを利用していても『ユーザ』ではないということになります。そして、禁止事項の対象者からも外れます。Bさんは利用規約から解放された状態で自由に小説家になろうを利用できる、ということにはなりませんか。

 Bさんが禁止事項に挙げられたような行為をしたら、Aさんの取得したアカウントが消されることになってBさんも活動ができなくなるでしょう。でもまた同じように再開することはできますし、前科も付かないはずです(利用規約を文字通りに解釈すれば)



 もしネクロマンサーが死者を蘇らせたら、運営はどうするのでしょうか。



私が見落としているところ、認識の誤りなどありましたら、ご指摘いただければと思います。


特に、複数人での利用の際に代表者以外も登録しているのかどうか、この部分は重要なのですが、確信が持てません。ご存じの方いらっしゃいましたらご教示ください。


運営に問い合わせてみるのが一番なのでしょうけど、実際にこういうことをしようと思っているわけではないので、問い合わせるほどではないかな、と。運営の方々もお忙しいでしょうし。

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― 新着の感想 ―
[一言] 面白い思考実験 理論上可能なように思えるが、それ(共同保有かどうか)をチェックせずに消されそうな気がしないでもない
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