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妄想論

ノーストレスと向き合う

作者: とびうお君

 なんとなくノーストレスについて解けた気がする。昨今流行のストレスフリーの流れについて、どうもこのテーマ自体間違ってる気がしてきた。どうも思考が硬直化してる。ストレスを定義するのも難しいが、そもそもストレスが有るのか?無いのか?この2元論が間違ってる。答えから書くと、多分ストレスたっぷりの山有り谷有りの衝撃展開って、今やりつくされて飽きられてる。


 ならノーストレスでしょ?それが違う。根本は飽きられてるだけで嫌われてるわけじゃない。ここ。たまになら衝撃展開って多分求められてる。2番煎じ基本酷く否定される。んでまたタイプの違う衝撃展開が期間を明けて創られてそれがまた受ける。そしてその後はまた衝撃展開やめてって流れになる。


 当たり前の事じゃない?なら違う。すでに飽き飽きされてる状態にある。ここがキーになる。これが時代性になる。基本はノーストレスだけど、たまにヒットする。それに対して2元論で語ったら駄目。たまにヒットする奴だけが得をする。ただしこれは極端に選別の強い深夜アニメの売上げの話しになる。実際はもっと緩い。


 それでも基本はストレス展開はリスキーだと思ったほうが良い。それは物語飽食の時代である時代性が大きいのが昨今だけのポイントになる。


 実例を持って話すと、まどマギがこれに当たる。まどマギ後はこの手のヒットし無い。ゆゆゆって例外があるけど、それ以外はこういうのヒットし無い。むしろリスクになりやすい。ただタイプの違う作品なら山あり谷ありの作品ぽつぽつヒットしてるし、まだ分からないけど、アビスもマシだとは見てる。アビスの場合キャラデザが、まどマギタイプのゆるきゃらは今は流行じゃない。当時まどマギからすでにあのタイプのキャラデザは流行送れになってる。


 笑いがベースのゆゆ式も知る人ぞ知るマニアックな人気の作品になったけど、内容のマニアックさとキャラデザのタイプがヒットするタイプじゃなくなってたので当時は無視されたけど、後から口コミネットコミなのか評判になってOVAがびっくりするほどの売上げをたたき出す。通常続編が本編より売れることはほぼ無い。この現象はTRUETEARSと良く似ている。


 間違ってもあのタイプのキャラデザが売れるんだと思わないほうが良い。


 あくまで強い刺激をもたらすものって事で、実際どこで判断すれば良いか?難しいけど、無料で見てる視聴者はここまでタイトじゃない。その人達に受ける事を考えると、さらにストレス展開は許容される。ノーストレスやストレスフリーが叫ばれる昨今、でもどうも評判が良い作品を見てるとその法則が例外まみれに見える。


 その答えが2元論が間違ってるだけで、根底はノーストレスに対する考え方自体は間違いじゃない。絶対視してはいけないって話しになる。確率的というより、回りとの関係性になる。作品の中でそういった作品が増えてくると押さえつけるようなマイナスの方向の感情が働いて潰れていく。


 さてなろうではどうなのか?ならなろうは基本強い感情があまり重視されない。それゆえランキングの順位が外で通用しない結果となる。それゆえBDで売れる作品より、アニメの無料視聴者の反応まだ近い。それでもそれをさらに下に行くような部分が有る。そうなると、ストレス展開が多くなるのか?


 ならない。なろうはなろうで特殊すぎる。ただここでも2元論は間違ってる形になる。なろうでのトップ20付近までなら一応ランキングに意味がある。アニメで受ける作品じゃなくて、漫画文化で受けるような作品が多い。どういう事かと言うと、一言で言えば古臭い内容のものが多い。これは当たり前で、なろうを支えている作者も読者も中年層が大半だから。


 その点で言えばストレス展開がどちらと言えば上位は多い。ならノーストレスは間違ってるのか?だとこれが単純じゃない。このトップ20付近を下に行くと、どうもないように方向性が無くなる。ここから下はひょっとしたらノーストレスが価値となってる可能性がある。とてもややこしい2重構造になってる。


 この原因はアニメの様に、期間が決まっていて創られるものじゃないから。衝撃展開を重視したような作品が現れる波を作れない。上位20は特にノーストレスへの強い制限があると思えない。時間軸の波じゃなくて、作品数に対しての一定の割合として存在してるのじゃないか?と私は見ている。


 でも、作品個別の中でストレス展開を濃度的には捕らえないほうが良いと思う。それは逆にメリハリが無くてつまらないと私は見てる。私はどのみちなろうの中で受ける事を馬鹿にしてるので、正直どうでも良い。それでも敢えて言うなら、2元論は間違いで、ノーストレスを基本として、たまにまばらにそういったものを無視した作品が受ける事もある。


 結論としては、ストレス有りと無しのどっちが良いのか?は無駄な議論なので止めた方が良い。そもそもストレス展開の定義をするのがとんでもなく難しい前提を無視しての話しだから。私は退屈な作品がストレスになって仕方ない。それが個人的なものだと分かってるが、それでも疑問になる言葉なので。


 さて、これは中年層をベースにした話しになる。若者は違うんじゃないか?実はこれ意外に一致する。その原因はおそらく単純にはストレス展開だけじゃない。微妙に若い層は中年層が苦手とする展開を好む傾向がある。じゃ何故それが微妙にしか現れないのか?だと、多くの中年が嫌う展開は古臭いものの焼き直しだからだ。それは若者は食傷感があるわけじゃない、古臭いから苦手なんだ。


 若者が古臭いものを嫌うのは心理的にはさっぱり分からん。これはいつの時代も変わらない。だから昔の自分から想像は出来るのだが、正直もう忘れてしまっている。今受けないってのは理解できるが、何故なのか?の心理は正直分からない。ただ好き嫌いの判別は外から見て判断できる。


 中年は古臭いと判断できるが、それを嫌うってのがあまり無い。その差が何故出来るのか?がさっぱり分からない。分かった人がいたら是非教えてほしいものだ。若者自身の言及はアテにならん。典型的なこじつけの理屈作りが多いから。こういった書いた文章の中で分からんって書くのもあれだが、本題じゃなくて、余談なので許容してもらえると助かるかな。


 陳腐な衝撃展開の多くは繰り返されるからで、それが過去のものであることはよくある事だから、古臭いと思われる可能性はとても高い。陳腐とは食傷感ではない。だが多くの人は陳腐さが発生する原因に食傷感を感じる展開が多いのを多分知らない。陳腐を陳腐としか表現し無いせい。私は違う、それが飽きてるから陳腐だと明確に理解できるから。


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