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29日の記録


 この日は用事で安曇野へ。 朝から硫黄の匂い。

 だんだん、テレビやらの情報で噴火の惨状が酷く伝えられていく。

 母と朝7時半に合流して、安曇野に向かう。

 母の車には火山灰で汚れていた。木曽福島はうっすらで気をつけて見なければ分からない程度の降灰、一方、御嶽山に近い開田高原ははっきり、わかる程度に毎日、降り積もるそうだ。さすがにセンチ単位ではないらしいけど。

 母と御嶽山の噴火とその報道の表現を会話に車内で話した。

 そして、出てきた日本語の曖昧な表現。

 「心肺停止の登山者」

 普通、心肺停止後15分以内だかに蘇生しないと確か助かる率が一気に低くなっていくという話だ。

 心肺停止では死んだのか運よく、仮死なのかわからないよねと。

 ひとの希望として生きてて欲しいと言う願いからきた言葉なのかわからないが現状、人間が死んだ時はお医者さんが死亡判定を行わないと死亡と確定されないのである。

 山に山から下ろされた時点。せめて、生者と死者を分けないないではいいかもしれない。 でも、ある意味、残された遺族にしてみれば生きてるか死んでるかわからなく、生きてて欲しいとの願いが最後の最後で打ち砕かれる気がする。

 そして、この日、最終的、死者の数が12人なった。

 この文書を書いてる、9/30現在、心肺停止の下ろせない登山者の数は24人と出てる。

 9/30の話で詳しく書くが火山性ガスで捜索と回収が出来なかったという。

 9/30も死者12人、心肺停止の登山者24人となっている。

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