表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オゼリアプルートの幻想日記  作者: 鳳 翔平
3/16

その③ 雪蟲

その③ 雪蟲


降りしきる季節外れの雪。


街灯に照らされながら、ゆらゆらと舞い降りる

その中で、流れに逆らってふわっと舞い上がる

ふた粒の雪を見た。


雪蟲だ。


それは晩秋に見えるそれとは違い

春間近の、それも雪の降りしきる夜に限って現れる

妖精界の住人。


雪の結晶を羽に纏った、蝶にも似た姿を持ったそれは

一説によれば、豊穣の女神の眷属であり

春を迎える為の先遣隊に使わされる防人なのだとも言われる。


もうすぐ春がここにもやってくるんだね。


その姿を見ながら、僕はそうつぶやいた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ